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あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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タグ:レ・ディスク・デュ・クレプスキュール ( 3 ) タグの人気記事

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★久しぶりに音楽のことを。中学生の後半頃から一気に洋楽熱が高まって行ったのですが、洋楽に関しては英国のロックから入り、次第に当時のNewWaveなるムーヴメントが好きになっていた。忘れもしない16歳の私と衝撃的な音楽の出会いはブリジット・フォンテーヌである。ロンドン~パリ~ニューヨークという外国の都市から生まれた音楽に耽溺していた。あの駆け抜けるような束の間の数年、私にとってそれらの音楽は心の友であった。過激な運動をしてはいけないと診断されて退部後、クラブ活動を終える友人たちを待ちながら図書館で過ごした。時に廊下の窓から彼女達の輝ける姿を眺めながら寂しくもあった。それでも、帰宅すると、私にはレコードたちが待っていてくれたのです。ラジオのエアチェックも小まめにしていたし、美しいデヴィッド・ボウイのポスターはその領域のシンボルのように、その私だけの王国の王子様のように妖しく光を放っていた。

フランスの音楽も古い作品と並行しながらパリ発だけではなくベルギー発の素敵な音楽を色々知ることになって行った。そんな中に「レ・ディスク・デュ・クレプスキュール:Les Disques Du Crépuscule」というベルギーのレーベルがあり、所謂レーベル買いをするお気に入りのレーベルの一つとなって行った。そんな中で出会ったレコードのひとつに、このシビル・シェパードの『Mad About The Boy』というアルバムがある。シビル・シェパード(Cybill Shepherd:1950年2月18日生まれ)はアメリカのテネシー州メンフィス出身の女優であり歌手でもあるお方。この『Mad About The Boy』というアルバムは1980年にアメリカ盤、1986年にベルギー盤が発売され、そのベルギー盤のジャケットは2種類ある。私は先にシビル・シェパードのお美しい姿のジャケットを購入。ジャズ的な要素というと私はブリジット・フォンテーヌが最初なのだろうけれど、アメリカの香りのするジャズという音楽を感じた最初はこのシビル・シェパードのヴォーカルであり、楽曲たちだった。そしてユニークな絵が描かれたジャケット盤を見つけ購入した。よく見ずにシビル・シェパードの違うアルバムだと想ったのだけれど、同じ『Mad About The Boy』であった。ずっと後にCD化された折も、殊更思い入れが強いもので愛を込めて買って頂いていたつもりです。この『Mad About The Boy』にはテナー・サックスでスタン・ゲッツが参加している。洒落たムーディーな楽曲たちで構成されたこのアルバムには、ガーシュウィンやミシェル・ルグランの曲もあることなどは、後から得た知識に過ぎない。

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私が此処で「私的少女音楽」として取り上げる音楽は、今も音楽に魅了され続けているけれど、「音楽が好きでしかたがない」というあの心のときめき、あの駆け抜ける刻は私の思春期である。もっと幼い子供の頃の想い出とは違った、10代半ばから後半という大人への階段を少しずつ上ってゆく、あの限られた刻とあまりにも密接すぎたのです。なので、「私的少女音楽」とは当時の私を語ることにもなる。専門的な作品解説などは音楽ライターの方々やファンの方々が述べてくださる。けれど、私の音楽や映画など、此処で綴る好きな作品との出会いは私の想い出が共にあり、その体験や想いは私とその作品とだけのもの。きっと、誰もがそうであるのでしょうから、データ的な内容より、一つの作品と私という想いを綴る方が自分でも愉しいのです。なので、もう一つの音楽カテゴリーである「耽美派少女の愛した音楽たち」ともとても重なり合うものなのですが、この「私的少女音楽」ではそうした私が嘗て少女であった頃に見つけた宝物のような音楽、そして歌う女性たちの多くが私小説のような詩を歌うお方が多いこと、その楽曲の中の少女であったり少年だったりする世界を想い聴く好きな音楽のことをこれからも綴ってゆこうと想います。シビル・シェパードは実は先に映画で観ていたお方だということも後に認識したのです。かの『タクシー・ドライバー』が最初だったのです。また女優シビル・シェパードの好きな作品のこと等もと想いますが、アルバム『Mad About The Boy』より「I'm Old Fashioned」を。多くの方が歌っておられる名曲です♪



●シビル・シェパードが歌う「I'm Old Fashioned」です♪

★拙いブログながら訪れてくださる方々に感謝しています。共感を得たという内容やもっと音楽のことも取り上げてください、というものを今までに幾つも頂きました。音楽が主体のお仕事をずっとしているのですが、敢えて自分の想いを綴るブログでは少し戸惑いのようなものがあるのです。でも中には取り上げた音楽作品を購入してくださるお方も居られる。ありがとうございます。気ままにその日の気分で綴ってゆきますので、今後とも宜しくお願いいたします。

少数派ブログながら参加してみました♪
by claranomori | 2012-03-08 08:48 | 私的少女音楽★愛しき歌姫
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★2010年ももうすぐ終わってしまいますが、愛しき80年代のニュー・ウェイヴ・シーンは決して色褪せぬもの。下手でもユニークな音がいっぱいでした。中には飛びっきり巧いミュージシャンも多く、今も現役で活躍しているアーティストも多いです。"アイ・ラヴ・80’s"とデニム(フェルト)のローレンスも云っておりました。当時は結構バカにもされてきた愛しの音楽たちも、時を経る中で再評価されることも増え何よりだと思います。気ままにですが更新に励みたいと思います。「サブカルムーン」のメンバーは相変わらずニュー・ウェイヴ大好き!なのです。私もやはり多感な時期に出会った音楽なので、久しぶりに聴くと愉しくてしかたがありません!今日はクレプスキュール・コレクション4の『DEATH LEAVES AN ECHO』を。

A面はポール・ヘイグ、イザベル・アンテナ、ウィム・メルテン、ペイル・ファウンテンズ、ピッシーヌ・エ・シャルル、フレンチ・インプレッショニスツ、フィリップ・オークレーことルイ・フィリップのボーダー・ボーイズ名義の曲、B面はウィンストン・トン、52ndストリート(プロデュースは同郷マンチェスター出身のBミュージックことニュー・オーダー)、スタントン・ミランダ、ルーダスと、全11アーティストの11曲を収録しています。実に豪華でお得な気分になります。このコンピレーションの中では個人的にはトップを飾るポール・ヘイグのボウイ系の英国ハンサム声で一気にトキメク訳です。ウィム・メルテンだけはすぐに終わってしまう短い曲で少し寂しいのですが、続くのはネオ・アコースティックと云えば!の大名曲ですし、タキシードムーンのウィンストン・トン、そして、女性ヴォーカル好きの私には嬉しい並びで終えます。やはりレ・ディスク・デュ・クレプスキュール(Les Disques Du Crépuscule)は今もお気に入りレーベルの一つです。

V.A./DEATH LEAVES AN ECHO
1986年 BEL Les Disques Du Crépuscule

FACE A
1.LOVE ETERNAL - PAUL HAIG
2.SEASIDE WEEKEND - ISABELLE ANTENA
3.NOLI ME TANGERE - WIM MERTENS
4.THERE'S ALWAYS SOMETHING ON MY MIND - THE PALE FOUNTAINS
5.EMPIRE - PISCINE ET CHARLES
6.PICK UP THE RHYTHM - THE FRENCH IMPRESSIONISTS
7.WHEN WILL YOU BE BACK - THE BORDER BOYS

FACE B
1.REPORTS FROM THE HEART - WINSTON TONG
2.COOL AS ICE - 52ND STREET
3.WHEELS OVER INDIAN TRAILS - STANTON MIRANDA
4.COMPLETEMENT NUE AU SOLEIL - LUDUS
by claranomori | 2010-12-13 21:07 | 耽美派少女の愛した音楽
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リチャード・ジョブソンは音楽家であり詩人でもあり、デュラスの熱狂的なファンとしても知られている(ある世代の方々にしか有名ではないかも)。英国のNew Waveバンドのスキッズやアーモリー・ショウ、ソロ活動の70年代後半から80年代の活動期に馴染み深い私。『マルグリット・デュラスに捧ぐ(un hommage à Marguerite Duras)』と題された作品が1985年に、ベルギーのインディ・レーベル『クレプスキュール(Les Disques Du Crepuscule)』から発売された。その中の『孤独の幸せ』という曲の詩がとても好き!詩と朗読はリチャード・ジョブソン、曲とピアノはヴァージニア・アストレイによるもの。私も難解ながらデュラスの作品や生き様が大好き!上のお写真はデュラスが15歳の少女時代のもの。

「孤独の幸せ」

風変わりな言い回し 娘時代のおもかげ
物静かで堅苦しい少女にひそむ 色彩の愛撫
ふね 召使い 日の出 あらし 帆柱
ひとりでいる喜びが こみ上げるすすり泣きをさそう
デュラス
植民地の孤独は 醜さを帯びた苦労から
健康な男の中に美を作り上げる
ゆらめきの動きをとめ落ちて行き
なけなしの持ち点をも失って行く
私は叫ぶ ああ魔女よ 14度も 変身を重ねて
ひとりでいる喜び いつまでも相変らぬ
デュラス


※スキッズもアーモリー・ショウもモダンなポップセンスで結構好きでした。アーモリー・ショウには元マガジンやスージー&バンシーズのギタリストでもあったジョン・マクガフがいたので贔屓にしていたものです。初期のステージにはヴァージニア・アストレイも参加していたそうです。ヴァージニア・アストレイの作品やお声は大好きなので、また追々にと思っています♪
by claranomori | 2007-11-12 21:58 | 私的少女音楽★愛しき歌姫