あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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ルシアン・レヴィ=デュルメル:LUCIEN LÉVY-DHURMER

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        ♥Portrait de Mlle Suzanne S (1928年)♪
ルシアン・レヴィ=デュルメル(1865年~1953年)はフランスの象徴主義画家のお一人。幽玄な世界は幻想的な色彩と夜の闇と光を強烈に感じる。アカデミックな教育は受けておらず、ほとんど素描とパステル画による作品たち。イタリア旅行の折に古典主義に開眼し、ルネサンスへの歩み寄りが作品にも感じられるようになる。明るい色彩の作品でもどこか神秘的な独特の雰囲気に包まれ魅入ってしまう。下のオフィーリアの絵は副題に「シュザンヌ・ライシェンベルクの肖像」とされているもの。当時のフランス演劇界の栄光の精華と、誰もが認めたという伝説の女優(引退後、ド・ブルゴワン男爵夫人となる)。多くの役を演じたらしく私の好きなサラ・ベルナール同様にそれらのお姿は残されたお写真やこうした絵の中で生き続け知ることができる。シェイクスピア悲劇『ハムレット』のアレクサンドル・デュマ訳を1886年から引退されるまで幾度か演じたという。引退後のこの役はマルグリット・モルノーが引き継いだそうだ。睡蓮と水草が水面に浮いたお顔を覆う。この微笑はなんだろう...オフィーリア(オフェーリア)が好きな私は幾多のオフィーリア像から夢幻の世界に導かれるよう。月の光を浴びながら苦痛の中の幸福というのだろうか。恋する乙女と死にゆく乙女...その彷徨するものは恍惚というのだろうか。象徴主義とアール・ヌーヴォーを融合させたルシアン・レヴィ=デュルメルの傑作のひとつとされている。友人でもあった詩人ジョルジュ・ローデンバックの詩とも符合する☆
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               ♥Ophélie (1900年)♪

オフィーリアの髪が鼠色の水を覆い尽くす。
自分の頭が包まれてしまうほど絡み合った髪の毛。
これは野の亜麻か、それとも彼女の髪なのか。
彼女の周りで腐り始める緑色のぐちゃぐちゃ・・・・・・。


★好きな世界が影響しあっている!と痛感する。1600年頃に書かれたシェイクスピアの作品は今もなお世界中で演じられている。”オフィーリア(オフェーリア)”は私の好きなあるシンボルのようだ。”アリス”に抱く想いとも異なるもの。もしかするとさらに好きなのかも...何故だろう...悲劇のヒロインだから?生と死を行き交う世界感が好きだから?少女と乙女の往還だから?でも、さらに超越した存在のようなのだ。ルシアン・レヴィ=デュルメルは『サロメ』を題材にしたものも描いている。オスカー・ワイルド!こうした英国から生まれた優れた戯曲たちを世紀のサラ・ベルナールも演じた。そして、このルシアン・レヴィ=デュルメルの観た『ハムレット』はアレクサンドル・デュマ訳だという!デュマの作品も2代に渡り好きで仕方がない。文学、絵画、演劇、映画、音楽...美しいものたちが時空を超え、世界を駆け巡る!奮えるほどに悦ばしい☆
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by claranomori | 2008-04-05 11:48 | 絵画の中の少女・女性