あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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吉永小百合 『優しい少女たちは・・・・・・』 画:藤井千秋 『風の妖精』 (「女学生の友」より)

優しい少女たちは・・・・・・

少女だった日・・・・・・
美しい一枚の絵を見ました
絵のなかの少女は
かすりの着物をきていました
恥づかしそうに静かに目を伏せていました
絵のなかの少年は
白いシャツ姿で、素朴なきりりとした
瞳をしていました
”千秋画”とその絵にはしるされていました
少女だった私は
その絵を眺め しあわせな、やすらかな
気持ちになりました

(中略)

私はいま 街を歩きながら思います
藤井さんの画のなかの少女たちは
どこへ行ってしまったのでしょうか
あの優しい少女たちは・・・・・・
帰ってきてください
帰ってきてほしいんです
ひっそりとした優しい少女たちに
帰ってきてほしいんです

エッセイ:吉永小百合 画:藤井千秋(昭和41年「女学生の友」 より)


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★私の母が大好きだった女優さま。吉永小百合さんのあのお声がこの優しい詩(エッセイ)と共に聞こえてくることに喜びを感じています。母は原節子さんの名と同じくらい、吉永小百合さんや八千草薫さんの名を出す人でした。私は岩下志麻さんや岸田今日子さん、岸恵子さんや浅丘ルリ子さん...が子供の頃から好きでした。テレビで古い映画が放送される時、連続ドラマ(嘗ては長く続いていました)をよく母と一緒に観ていました。そして、母は私よりさらにゆったりした口調で語るのですが、そんな折の母の幸せそうな表情とあの時の居間の風景なども甦りながら、この素敵な詩を書き写していました♪心穏やかに、そして少しほろりとしています...。

※私の好きな日本の情景のようなものは、昭和辺りで止まっているのかもしれません。今が嫌いなわけでもなく生きているのですが。さらに明治・大正という時代は、世界的に様々な好きな世界がいっぱいの私のベル・エポックな時に想えるのです。そのお国それぞれの美しさや情緒があると想いますので、どの国が一番!とは想いません。古き良き時代の美しく優しいものたちを愛し続けた方々が好きなのです。今の時代と逆行するようですが、このスピードと機能重視な社会に必死に付いてゆこうとするのは止めたようです(多分ずっと以前から)...そうしなくても今を楽しく生きてゆくことが出来るのだと教えてくださいます。勿論、悲しいことや辛いことの方が多いことも痛感しています。でも、それらを受け止めながら光をもとめて☆
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by claranomori | 2008-02-23 10:53 | 愛の花束・日本の抒情