あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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少女シリア 『私の王国』 (ルイザ・メイ・オルコットの『ライラックの花の下』より)

ルイザ・メイ・オルコット女史というと、『若草物語』は欠かせないものだけど、『ライラックの花の下』も名作のひとつ。孤独なベン少年と、愛情深いモス夫人と二人の娘たち、その隣人のシリアとソーニの姉弟たちとの美しい愛と友情、悲しい結末...の物語。そのお話の中のシリアが少女時代に書いた詩をソーニがベンに教え、ベンが心を込めて読むという場面のもの。この1878年の家庭読物として愛されるオルコット文学が好き!他の作品や映画化されたもの、少女文学(小説)作品などは今後追々にと想う♪

私の王国

私は小さな王国を持っている、
そこには考えも感じもある。
それを上手に治めることは、
とてもむずかしい仕事。
熱情が惑わすから、困らせるから。
強情が道をまちがえさせるし、
すべての言葉と行いとに、
わがままが影を作らせる。

私はどうして
太陽の魂を持ったらよいのか、
人生の道を照らすためには?
私はどうして
小さな心を整えたらよいのか、
楽しく一日を歌い暮らすのには?

愛する天の父なる神よ、
恐れを消し去る愛を、
私に与えさせたまえ。
御身に頼らせ、
おそば近きを知らしめたまえ。
誘惑も目に見え、
子供の悲しみも、
小さくなきことを教えたまえ。
限りなき忍耐を持って、
御身がすべてをやわらげ、
慰め給うがゆえに。

私は王冠などは望まない、
ただこのお願いだけを。
どんな世界も、
征服しようとは思わない、
ただ一つ、心の中の世界を。
神よ、導きたまえ、
優しい御手にひかれて、
心の中の幸福な御国を、
私が見出すまで。
そしてその指揮のできるまで。


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by claranomori | 2008-02-14 23:59 | 本の中の少女・少年