あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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レオノール・フィニ:LEONOR FINI

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           ♥Magnetica (1975~1980年)♪
レオノール・フィニ(1908~1996)はアルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。 父はアルゼンチン人、母はイタリア人。驚くべきことに独学で絵画を学んだのだという。異色の女性シュールレアリスム画家としてパリで鮮烈なデビューを果たし、多くの芸術家たち(バタイユやエルンスト、マンディアルグやコクトー他)と親交を深めながらも、どこのグループにも属さずに独自の創作活動を続けていたお方。レオノール・フィニ自身、とても美貌の持ち主なので当時はパリ社交界の特別な位置におられたようだ。絵画のみならず、小説の挿絵、舞台装置(衣装・小道具・宝石)や自ら舞台を手掛けたり、また”仮面”を忘れてはならないだろう!華やかな舞踏会にご自分で作られた仮面や衣装で登場されたという。一目置かれるような独特の存在感のあるお方なので、好き嫌いは分かれる存在だったのではないだろうか。1960年代から世界各地で個展を開催し、1987年に『シュールレアリスム運動の中の女性ア-ティスト展』、1988年には『女性とシュールレアリスム展』に参加した。女性、猫、骸骨、植物等のモティーフを好み、幻想的で官能的な絵画を多数残され、1996年にパリに死す。
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 ♥Le Couronnement de la Bienheureuse Feline (1974年)♪

私はフィニの描く幻想的な絵肌がとても好きだけれど、全て好きでもなく、それは時に生理的なものから感じるものかもしれない。エロティシズムというところの感覚かもしれない。でも、女性を描いたものの多くに惹かれるようだけれど。そう言えば、フィニよりもさらに好きな作家であるアンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ(Andre Pieyre de Mandiargues)の『レオノール・フィニの仮面』というものもある。また、映画にもなったポーリーヌ・レアージュの『O嬢の物語』も想い出す。中でもとりわけ、レオノール・フィニによる『夢先案内猫』はとてもお気に入りのファンタジックなお話。また再読してみたくなった♪フィニご自身、猫たちに囲まれて過ごし、その生活は神秘的でもあるのであまり覗きたいと思わない。残された作品たちや逸話から私なりの想像を楽しむ方が性に合っている気もする☆
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          ♥La Chambre descelee (1970年)♪

※まだまだ書き足らないので、再読しまた追記予定♪他にも好きな作品が沢山あります。参考にさせて頂いたのは図録や洋書、小説などです。でも、随分前に読んだきりのものが多く記憶も断片的。この20世紀の新しい特異な存在であった女性の魅力とは...と考えると愉しいのです。
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by claranomori | 2008-01-09 23:12 | 詩人・作家・画家・芸術家