人気ブログランキング | 話題のタグを見る

あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

孤独の幸せ(マルグリット・デュラスに捧ぐ):リチャード・ジョブソン&ヴァージニア・アストレイ

孤独の幸せ(マルグリット・デュラスに捧ぐ):リチャード・ジョブソン&ヴァージニア・アストレイ_b0106921_8134625.jpg
リチャード・ジョブソンは音楽家であり詩人でもあり、デュラスの熱狂的なファンとしても知られている(ある世代の方々にしか有名ではないかも)。英国のNew Waveバンドのスキッズやアーモリー・ショウ、ソロ活動の70年代後半から80年代の活動期に馴染み深い私。『マルグリット・デュラスに捧ぐ(un hommage à Marguerite Duras)』と題された作品が1985年に、ベルギーのインディ・レーベル『クレプスキュール(Les Disques Du Crepuscule)』から発売された。その中の『孤独の幸せ』という曲の詩がとても好き!詩と朗読はリチャード・ジョブソン、曲とピアノはヴァージニア・アストレイによるもの。私も難解ながらデュラスの作品や生き様が大好き!上のお写真はデュラスが15歳の少女時代のもの。

「孤独の幸せ」

風変わりな言い回し 娘時代のおもかげ
物静かで堅苦しい少女にひそむ 色彩の愛撫
ふね 召使い 日の出 あらし 帆柱
ひとりでいる喜びが こみ上げるすすり泣きをさそう
デュラス
植民地の孤独は 醜さを帯びた苦労から
健康な男の中に美を作り上げる
ゆらめきの動きをとめ落ちて行き
なけなしの持ち点をも失って行く
私は叫ぶ ああ魔女よ 14度も 変身を重ねて
ひとりでいる喜び いつまでも相変らぬ
デュラス


※スキッズもアーモリー・ショウもモダンなポップセンスで結構好きでした。アーモリー・ショウには元マガジンやスージー&バンシーズのギタリストでもあったジョン・マクガフがいたので贔屓にしていたものです。初期のステージにはヴァージニア・アストレイも参加していたそうです。ヴァージニア・アストレイの作品やお声は大好きなので、また追々にと思っています♪
by claranomori | 2007-11-12 21:58 | 私的少女音楽★愛しき歌姫