あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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『妖精と鳥は仲が悪い』 アーサー・ラッカム:ARTHUR RACKHAM

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アーサー・ラッカム(Arthur Rackham:1867~1939)の有名な挿絵の一つ。ジェイムズ・バリイ(James Matthew Barrie:1860~1937)の『ケンジントン・ガーデンのピーター・パン』(1906年)の中のもので『妖精と鳥は仲が悪い』と題されていて面白い。ラッカムは『不思議の国のアリス』やシェイクスピアもの、妖精画家・挿絵画家としてヴィクトリア朝から20世紀の英国を代表する画家のお一人で、その独特の世界は”ラッカメア・フェアリー”と呼ばれ、今も愛され続けている。私も大好きなので、度々他の絵に関する事柄や想いも綴ってゆくと思う。

また、ジェイムズ・バリ(ジェームス・マシュー・バリー)というと”ピーターパン”と切り離せないお方。ジョニー・デップ主演の『ネバーランド』も記憶に新しいし、ファンタジックな可愛い映画『ピーター・パン』などもある。バリはピーター・パンを幾度も加筆していて、最初のものは1902年の『小さい白い鳥』として出版。そして、1906年『ケンジントン・ガーデンのピーター・パン』として、さらに、1911年には『ピーターパンとウェンディー』としても出版されている。ロンドンのケンジントン公園には笛を吹きながら踊っているピーター・パンの像を建てている(養子のマイケルがモデルとされているが、そのマイケルは僅か20歳で溺死している)。劇作家であり小説家であるバリは、自らの貧しい子供時代などの経験や養子の夭折が大きな要因と思われるが、作品から得られる権利を全て小児病院に寄付している。そこから、次第にイギリスやアメリカ、カナダに財団が設立され、1993年には日本でも(財)日本児童家庭文化協会内に日本「ピーターパンこども基金」が設立され、運営されている。

ピーター・パンは妖精の国と関わりを持ったが故に、永久に大人になれない少年。ピーター・パンは生後間もなく、母親たちが自分が大人になった時のことを想像して話しているのを聞き失望してしまい、其処から逃げ出してケンジントン公園のサーペンタイン池にあるネヴァーランドで妖精たちと暮らし始める、というお話。
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by claranomori | 2007-05-27 12:57 | 神話・お伽噺・妖精譚