サリー・マン(Sally Mann)の子供たち
2007年 08月 02日
美形のエメット、ジェシー、ヴァージニアの3人の我が子たちと、サリー・マンの生まれ故郷でもある、アメリカのバージニア州の広大なのびのびとした自然の中で撮られた数々の作品。”我が娘の裸体を撮る”というと、ルーマニア生まれのフランス人、イリナ・イオネスコ(娘エヴァ・イオネスコ)が有名。その影響力は今なお受け継がれている。このサリー・マンも同じく女性写真家。しかし、これらの写真が公開された時、宗教保守派の人々や、児童虐待(ポルノというレッテルも貼られ)という多くの批難を浴び論争となる。アート作品と評価された方々もおられたけれど、サリー・マン自身の内心はどんなだっただろう...今は、風景を中心とした作品が多くなっている。でも、2004年の作品ですっかり大人になったジェシーちゃんを拝見した。相変わらず美しいお方♪可愛い我が子、あるいは子供が好きな人、その儚き瞬間を残しておきたいと思う気持ちは自然なように思う私。ただ、サリー・マンの作品の中には時折、ドキリ!とするものも混在しているようなので、そこが彼女の視点の魅力でもあり、衝かれる点なのかもしれない...とも思う。でも私は、美しい!と思い、それらのモノクロームな世界と、行ったことのないバージニアの空や風景を想像して心地良い気分になれる♪