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あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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私的少女音楽★ケイト・ブッシュ:KATE BUSH 『天使と小悪魔』

私のレコードやCD棚の大部分は女性ヴォーカルものが占領している。何故だろう?って思うけれどよく分からない。なので、こうして色々思う事を綴ったりしている。「女の人のヴォーカルっていいなぁ~♪」って最初に強く感じた人、それはケイト・ブッシュだった。ニコやマリアンヌ・フェイスフルよりも少し前。残念ながらリアルタイムは『魔物語』でそこから遡る作業となった。でも、すぐに購入する事が出来たのは幸運だった。

ここでは、ケイトのデビュー・アルバムを取り上げさせて頂こうと思う。邦題は『天使と小悪魔』。この中の『嵐ヶ丘』がデビュー・シングルで、ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアによって見出された正しく天才少女!EMIとの契約は16歳の時。そして、このアルバムを発表した時は19歳。驚愕の嵐。13曲の楽曲全てが私には衝撃的かつ楽しいもので、彼女の世界に引き摺り込まれて行くのだった。どうしてかなぁ~?ってぼんやり考えると、私の好きなものがケイトの音楽、表現する世界にいっぱい詰め込まれているからだと思う。エミリー・ブロンテ、英国、妖精、幻想、少女...とても19歳で作り上げた作品とは思えない。少女の為の音楽でもない。でも、私のイメージする少女がケイトの音楽の中にある。邦題とこのジャケットも好き。「天使と小悪魔」・・・これはロリータのイメージ。英国のオリジナル・ジャケットは違うのだけれど、私はこの左右の目のメイクと胸元の広く開いたピンクのタンクトップのジャケットの方が好み。歌声の素晴らしさは唯一無比!

私的少女音楽★ケイト・ブッシュ:KATE BUSH 『天使と小悪魔』_b0106921_2312175.jpg


ケイト・ブッシュ:KATE BUSH 「THE KICK INSIDE」1978年
by Claranomori | 2006-05-25 22:08 | 耽美派少女の愛した音楽たち