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あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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不穏な情勢を想い巡りながら想起する、アンジェイ・ワイダ監督の『地下水道』の少女デイジー☆

不穏な情勢を想い巡りながら想起する、アンジェイ・ワイダ監督の『地下水道』の少女デイジー☆_b0106921_8462315.jpg

 残暑お見舞い申し上げます。苦手な季節、それも大猛暑ですがなんとか乗り切れそうです。そんな風に想っていてもまだまだ油断大敵ですが。

 最近の個人的な想いは、シリア情勢と東京オリンピック招致の行方が、とても気になっています。想えばあのイラク戦争の折にも似た気持ちでした。日本は同盟国アメリカを支持し従う。今回もフランスとアメリカはシリアに軍事介入するという。結局は長年続いている欧米、白人社会、キリスト教対中東、イスラム教。そして石油問題。日本、日本人は他国からは理解し難い宗教観を持つ民族なのでしょう。八百万の神の宿る国ゆえに、神道と仏教を主とするので神様にも仏様にも手を合わせる。そんな私達は他の宗教にも寛容な国な気もします。ヨーロッパの古い歴史は戦いの歴史。ユダヤ人やロマ人、有色人種への偏見は今も根深いという現実なのでしょう。ナチスのユダヤ人への残虐行為もさることながら、かの十字軍の頃からヨーロッパではユダヤ人の迫害は行われて来た。なぜなのだろう...。どの国の人々も祖国、母国への愛がある。祖国を愛せずして、他国の異文化に理解を示すことも出来ないのではないだろうか。隣国は反日、抗日教育、運動を国家政策としてプロパガンダを続ける。親日罪なるものもあるというのだから呆れます。偏狭なナショナリズムで愛国無罪なるものも。民主党政権だからと云いながら、自民党政権に戻っても中国、韓国との関係は悪化している。新政権になれど、この二国との首脳会談はいまだに実現しそうにない。もっと毅然と日本の立場の主張を海外にすべきなのに、相変わらず云われ放題!安倍首相は靖国参拝も見送った。粛々と参拝されれば良いのに。行かずともなんだかんだと云われているのですから。嗚呼、憂国。

 シリア=悪では決してないはず。イギリス、フランス、アメリカが正義かのような中東との対立に私は冷静でいたいです。シリアにも反政府の人々がいる(元々は内紛)。その中には少年兵士も多い。200万人と云う難民の少年少女たち。幼い子供達だけは、という想いで親達が亡命させているという。テロは恐怖だし許されるものではないけれど、悪と決める対象の反抗分子は皆、テロリストなのだろうか。命懸けの抵抗運動、組織の人々はレジスタンスでもある。言葉は時にトリックのよう。国の情勢によって右派左派が逆転することも。

 こんな風に想いを巡らせていると、大好きなアンジェイ・ワイダ監督の抵抗三部作の一つ、『地下水道』の中の少女デイジーを想起しました。あの息苦しい暗闇の地下水道での日々。仲間たちの其々の気持ちも異なる。心身共に気力を失う時間の中で、同じ女性でも「もう、ここで死んでしまった方がいい」と想う人もいれば、デイジーのようにその状況下をまるで快活に過ごしているような人も。性別や年齢とは関係なく、そんな人間の頼もしさ、生き抜こう、と想う尊い気持ちに胸を打たれるようです。私はそんな少女デイジーにエールを送りながら観ていた気もします。戦争による悲劇(歴史という大きなうねり)の中でさえ、最後まで戦い、生きようとする人々が今も世界中に沢山いるのですね。さて、日本は?結局は米国追従。いまだに米国の占領下、戦後体制のままなのです。“脱却したい!”という想いが募るばかり。
不穏な情勢を想い巡りながら想起する、アンジェイ・ワイダ監督の『地下水道』の少女デイジー☆_b0106921_8482212.jpg




●追記●
 シリア内戦に於ける英仏米。イギリス議会はシリアへの軍事介入決議を否決。あのイラク戦の記憶は世界中の人々の記憶に新しいですしね。そしてフランスは軍事介入の準備も整っているという。ある意味、フランスはブレないですね。良い悪いではなく、こういう点のフランスにも興味が尽きないです。フランスは右派も確固としているお国ゆえに。そしてアメリカの議決待ち。日本はどちらにしてもアメリカを支持するのでしょう。そんな日本を憂い、またアメリカも大変だなあ...とも想ったりします。またロシアはシリア政府を支持している。米ソの冷戦は締結したようで、やはり根深いものがある。日本から遠い国々の状況なので情報も色々。日本が中国や韓国とぎくしゃくしている状況なども、なかなか遠くの国々には伝わり難いのでしょうね。国連の対応もよく分からない。日本は、中国と韓国の反日国との関係、領土問題もあり、その点はロシアとも解決していない。そして不可思議の国、北朝鮮とは拉致問題を抱えたまま。やはり日本は地政学的に隣国に恵まれていない、とつくづく。
by Claranomori | 2013-09-05 09:16 | 想い・鑑賞・読書メモ