『花咲くアーモンドの枝』 画:フィンセント・ファン・ゴッホ:VINCENT VAN GOGH (1890年)
2013年 06月 02日
★フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh:1853年3月30日~1890年7月29日)。ゴッホはオランダ出身の後期印象派の画家で、死期迫る中でも描き続けたお方です。ゴッホの作品は幾つかの時期に分けられるようですが、この19世紀末の最晩年、1890年の『花咲くアーモンドの枝』はとても好きな絵画です。アーモンドのお花を知ったのもこのゴッホの絵からでした。桜にも似たバラ科の一種です。ゴッホは精神的病に侵されながら、極度の困窮の中でも描き続けて亡くなりました。どんな想いがこの絵に託されているのだろう...と百数十年以上も前の絵を眺め想います。この絵にはジャポニスム(ジャポニズム)の影響も濃く感じられます。当時のヨーロッパに影響を与えた日本文化を外国の作品から感じることができる、そんな世界に遭遇すると何故か嬉しくなります。