あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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追悼!シルヴィア・クリステル ★ 「女は、本来、美しい女が大好きなのだ」 文:渡辺祥子

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★シルヴィア・クリステルとは70年代女優と云えるのでしょう。作品も70年代~80年代初頭辺りまでと、晩年ではやはり...。母が映画雑誌の『スクリーン』を70年代の後半まで購入していたもので、私は子供の頃から『スクリーン』によって作品は知らないけれど、女優、男優の名やお姿をそのグラビアから知ったお方が多い。なぜだか、大抵は男優より女優ばかり眺めていた。カラーのグラビア、表紙を飾る方々は当時の人気のバロメーターにもなる。子供心にそれらの美麗な女優たち、銀幕の名花に魅せられた。私は音楽より先に映画が大好きになって行った。

結構ボロボロにもなっている母の時代の『スクリーン』や『キネマ旬報』、自分でも買い始めた80年代の『スクリーン』、時々『ロードショー』という映画雑誌は、引越の折に箱に詰めたままのものが多いので、活用してゆきたいと思いながら時を経る。映画評論家の中に幾人か好きなお方がいるのですが、女性では渡辺祥子氏の批評に親しんで来たように思います。ちょっと、ドミニク・サンダさまには厳しい批評もあったのですが、それでも書かれる批評は女性の眼差しゆえに、すんなり受け止めることが出来たのかもしれない。女性、男性ってあまり関係ないようでやはりある。その渡辺祥子氏が語ったシルヴィア・クリステルについての文章を読み返していました。訃報は18日に知りましたが、数日後の追悼記事となってしまったのは心が追いつかないから。今もピンと来ない。でも、なにか切なくて悲しいです。淡い光の中の白いドレスを纏うショートヘアーの少女エマニエルはボーイッシュに感じたけれど、紛れもなくしなやかな女性だった。今までの女優とは違うエロティシズムの芳香。元々ファッション・フォトグラファーの監督ジュスト・ジャカンにとっても、シルヴィア・クリステルという女優との出会いがなければ成功は有り得なかったのではないでしょうか!

バレリーナを想わせる彼女のしなやかな姿態に魅せられない女がいるだろうか?
あの静かなブルーの瞳に、ラブリーな口もとに心を奪われない女がいるだろうか?
女なら、おそらく誰もがシルヴィアのように生まれつきたかった、と願うのではないかと思う。女は、本来、美しい女が大好きなのだし、女の美しさに対して敏感なのは、男よりも、むしろ女なのだから。
引用渡辺祥子 『夢淡きお嬢さんから世界のスターへ』 より

この「女は、本来、美しい女が大好きなのだし、女の美しさに対して敏感なのは、男よりも、むしろ女なのだから。」というお言葉にかなりの年月を経て再会できたこと。探していた言葉のようにも感じ懐かしく嬉しい出会いです。美しき帝国主義の娘。綺麗なシルヴィア・クリステル。ご冥福をお祈りいたします☆

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by Claranomori | 2012-10-23 18:25 | キネマの夢・シネマ万華鏡