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あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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80年代の想い出と今日本を想う心~そして「Salon de Velvet 美と芸術を愛する友の会」へ

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★唐突ですが、我が国日本の歴史よりも、欧州文化に慣れ親しんで生きて来た私です。洋楽に目覚め始めた頃、まだ中学生で音楽的情報源はもっぱらラジオでした。電波の悪いローカルな番組もよくアンテナを回しながら聴いていました。そして、MTVやベストヒットUSAなどの番組、関西では阿木譲氏のコーナーのある番組などでビデオクリップを観る事が出来る時代。10代から20代という時期、日本の経済が世界の最先端を走っていたあのバブルの時代に呼応します。西村幸祐氏の著書『幻の黄金時代 オンリーイエスタデイ'80s』の中で当時の事象や問題提起がなされている、これまでどなたも書かなかった80年代をキーワードに綴られたもの。先日10/13にその幸祐先生の大阪で初となるトーク・イベントをご縁があり、Velvet Moonが主催させて頂く運びとなり大盛況で終えることができました。10日には既に前売り予約も当日チケットも販売無しという状態になり、その後も多くの方からご予約のお問い合わせを頂きましたが、心苦しい想いでソールドアウトのご連絡をお詫びも込めて送らせて頂きました。皆様、ありがとうございました!満員の座席となり立ち見のお方もおられ、申し訳ございませんでした。でも、少しずつ、繋がり合ってゆける人達との共有するものが「日本」である、という実感を感じ始めています。今日も素敵なお手紙を頂き感激しています。今後も『Salon de Velvet 美と芸術を愛する友の会』を定期的に開催してゆきます。次回は新春の予定です。
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昨日今日と、そんな「幻の黄金時代」であったバブル期の日本で、夏にはガンガン冷房を普通に使い、社会人になると最終バスに乗り遅れることも日常茶飯事でタクシーを利用して帰宅することなどを想い出していました。今ではそんな余裕などなくタクシーとのご縁はあの時期に集中していると回顧します。タクシー乗り場も長蛇の列で、朝早くに出かける父に迎えに来て頂くこともありました。父の睡眠時間を妨害していたのです。申し訳ないなあ...と想いながら、そんな日々を追われるように過ごしていました。お仕事で頂いたお給料も好きに使っていた。でもなにか息苦しさの中で私は音楽を聴くこと、映画館に逃げ込むようなあの頃を懐かしく、また虚しく想い出します。私の家族がまだあった頃。80年代末に母が倒れ、父まで癌を宣告された。そして、昭和から平成に変わり両親は共に天国へ。父が時々、私の部屋に入って来て、「外国の音楽ばかり聴いてるが意味はわかるのか?」という言葉とあの父の表情が浮かびます。父はくどくど詳しく説明してくれない。ぼそっと云う言葉の後に続く音にならない言葉を私は探さなくてはならないのでした。それはもっと子供の頃からのことで、「ふん...どういう意味だろう」と。どうしても分からない時は母に尋ねるのですが母の説明も抽象的でした。ただそんな私を母は笑顔で理解してくれていたように想います。

家族って素晴らしいですよね!居なくなって両親の有り難さが身に沁みる親不孝な娘ですが。80年代、私たちの世代は「シラケ世代」とか「新人類」などと称されていました。文学もアートもポストモダンが主流の中、何かしっくりしない私は日本文学というと、澁澤龍彦や寺山修司の作品を好んでいました。その前に音楽ではデヴィッド・ボウイ、映画ではルキノ・ヴィスコンティが大好きでしたので、耽美派少女としての流れ的には王道を歩んでいたのだと今振り返ると自負します。欧州退廃女優のイコンであったシャーロット・ランプリングとドミニク・サンダ、男優ではヘルムート・バーガーやジェレミー・アイアンズ、萩尾望都を愛し、沖田総司を好むというのも王道ですよね、と問いかけてみたくもなるほど、懐かしい風景が蘇ります。同時に、それらは今の私にとっても過去の宝石たちではないのだということに光を感じ得ます。ずっと何かしらの勇気を与えてくださっているのだと。それはすべて「美」!
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★「美と政治を一緒に語るのは危険です」と。あるお方にアドバイスを頂きました。おっしゃる意味合いが私なりに伝わっています。ありがとうございます。でも、どちらも切り離せはしないのです。そんな人間も少数派かもしれませんが存在し、日本を想い生きているのです。ナチス・ドイツを例にとれば分かり易い危険を示唆されているのでしょう。ナチス・ドイツは国家社会主義ドイツ労働者党。北朝鮮は朝鮮民主主義人民共和国。日本はやや社会主義的なところもありますが民主主義国家です。こんな言葉の意味を考えたりしていると訳が分からなくなるのですが。

今の民主党政権下でのこの3年。私は最初から支持していないのですがこんなに酷い政権時を、同時代を生きているという現実。唯一の功績なるものがあるとすれば、国民を目覚めさせたことでしょうか。そこには、東日本大震災が起こり、原発事故も伴い、中国船による尖閣衝突事件...どの対応も国民を憤らせるお粗末政権。まだ復興しない東北の大震災の折の総理が菅直人氏であったという不幸。あの時の対応も総理より石原都知事、政府より東京都の方がずっと頼もしく感じられました。都知事は助かった命のために、緊急手段ですが食料などの空からの投下を菅氏に提案されましたが断りました。一時も急務な対応は決断して行動すれば良いという緊急事態というより、非常事態宣言という時でした。放射能の恐怖もあり、官邸も東電もメディアも訳のわからないお話ばかり。必死で現状を知りたくてネットで情報収集をしていました。色々な情報が飛び交うので何が真実なのかまったく分からない内に、冷静に二項対立ではない思考が大切だと想えたのでした。それは今も変わりません。殊に原発の事は、設計者や技術者の方々でなければ分からない難しい問題なので。なのに、30年までに、30年代までに原発をゼロにします、とかしないとかコロコロ。

総理は毎年変わり、各大臣もコロコロ。沖縄の普天間問題も鳩山氏のお陰で滅茶苦茶。日米関係が安定していた小泉政権時代が懐かしいと、今ほどアメリカの存在を強く感じることはありません。私は親米でも反米でもないのですが、日米同盟は重要だという想いが確固たるものになり良かったです。でも今のままでは半属国状態ですので、自主憲法を持っての真の同盟国に。よく、アメリカは怒らないなあ...と想ってしまうほど、私は今最もアメリカが好きです。日中国交正常化40周年の今年2012年、夢物語である反日国の愚劣な姿が浮き彫りに。韓国大統領の常軌を逸したあの言動はまだ解決していません。無かったことにはならないとんでもない無礼千万の天皇陛下に対する発言を忘れることは日本人ならば出来ないでしょう!また、今年は日印国交樹立60周年の年でもあることをなぜメディアは喜んで報じないのでしょうか。インドは国を上げて、あの東日本大震災の発生直後に黙祷を捧げてくださいました。その記事を読み涙が溢れました。

真の友とは?!真の国交正常化とは?!国家とは?!領土とは?!...と私はますます高齢になられても一時も休まず57年間有名税を払い続け日本のために問題提起される石原慎太郎氏の存在が大きく重く感じられるようになりました。心より敬意を表します!尖閣諸島になぜ、石原氏は国会議員時代から拘り続けているのか。その訳も今はもの凄い危機感と共に感じています。すべて繋がっている問題です。中国共産党は覇権主義のお国。それらの残虐な侵略を日本のメディアは報じません。報じないことの中に真実があることもある。「日本をチベットにしたくない」と石原都知事が幾度もおっしゃる。国会でもおっしゃったのに報じない。「また都知事が吼えた!」とか短絡的な誤魔化し報道で逃げるばかり。中国共産党はチベットを、内モンゴルを、台湾を、インドを、そして次は日本だともう綿密に計画実行しいているのです。情報戦では日本は遅れを取っていますが、工作員はもう日本中にどのくらいいる事やら。中には中国を民主化したい想いの中国人もおられるでしょう。でも、日本とはまったく違う一党独裁の共産主義国であることは逃れられないことなのでしょう。それでも民主化に向けて行動されている中国人を私は支持しています。日本は島国ゆえに保たれている尊い歴史がありますが、常に自然災害とも。それは正負の法則でそれらの困難を克服する術を知恵を得ながらのこと。色々な問題を抱えて生きている私達。語らうことを忘れたくないです。様々な想いを語らいたいと想い、『Salon de Velvet 美と芸術を愛する友の会』を発足いたしました。試行錯誤しながらですが、どうぞ宜しくお願いいたします!

★そんな事を想いながら音楽ブログ 「麗かな憂鬱・時の鐘よ鳴れ」を更新いたしました。
永遠のベラドンナ ☆ スティーヴィー・ニックス / 嘆きの天使 STEVIE NICKS / STOP DRAGGIN' MY HEART AROUND ~ エッジ・オブ・セヴンティーン / EDGE OF SEVENTEEN (1981年)
ハート / マジック・マン ☆ ソフィア・コッポラ監督の映画『ヴァージン・スーサイズ』で再会したアン&ナンシー姉妹のハートの70年代の名曲たち

★関連ブログ:「石原慎太郎・憂国のエトランジェ」も時々更新しております。
by Claranomori | 2012-10-18 17:51 | 想い・鑑賞・読書メモ