人気ブログランキング | 話題のタグを見る

あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

北村昌士氏に謝意、或いは愛惜...永遠なれ、美しきものよ!

北村昌士氏に謝意、或いは愛惜...永遠なれ、美しきものよ!_b0106921_8124965.jpg

 どこに行ってしまうのでしょうか、日本は?!と虚無的にもならざるを得ない日々、されど愛しき日本なのです。一昨日から、これまで好きで聴いて来た音楽たち、詩や言葉たちと今の私がどう向き合えるのかと、向き合ってみようと思い、まったく私的な音楽との出会いを綴り始めました。時々ぼやいたりもしてしまいますが軽く読み流してください。「耽美派ロック」なるものを愛好してきた私にとって、欠かすことのできない音楽雑誌「Fool's Mate」(現行のビジュアル雑誌になる以前の)編集長であった北村昌士というお方のこと。殊に、書かれる文章が大好きで影響を受けて来たように感じています。そんな訳で、「北村昌士氏に謝意、或いは愛惜...永遠なれ、美しきものよ!」という拙い今日の思いを少し綴ってみました。"何故、今頃、北村昌士?"と思われるお方。"誰?その人"と思われるお方も多いと思いますが、そうして忘れ去られてしまうにはあまりにも稀有なるお方なのです。私の蒼き刻の言葉や音楽との出会いに、思い入れが強すぎる故の綴りともなるのでしょうが、現実を見つめながらも、時にはノスタルジーに浸るのも好しと思っています。

 「北村昌士氏に謝意、或いは愛惜...永遠なれ、美しきものよ!」

 今年の6月も間もなく終わり7月、夏の扉へ...苦手な季節は子供の頃から変わらない。きっと私は夏に死ぬのだろう、などと想えたり。昨年の3月11日の東日本大震災は私に、同じ日本で生きる同胞の人々の姿から、痛ましい悲報の中で礼節極まる姿から、まだ残されていた共同体、日本人の美徳を思い起こさせてくださった尊いものだった。都会に暮らす私にも幼い頃にはあった、あの懐かしい風景が蘇り尊く想えたもの。まだ復興などしていない、イデオロギー云々で反原発も推進も勝手にしやがれ、と心が叫び続けて消えない。何が子供たちだ、何が人権だ、権利だ...本来自由を謳う精神は誰にもあるもの。人権だって、子供の権利だって。けれど、義務もある。「放射脳」という厄介な論調が蔓延する中、福島にも子供たちはいる。原発反対を当初から訴え続けて来た人々とは違う大人のイデオロギーが連携してゆく様は、もう一つの放射脳である「推進脳」もまた同じように感じたり...冷静に国家を思惟する政治家、真正保守主義(自由主義)である、石原慎太郎氏しか信用できない、こんな危機の折には「石原イズム」に託したい、そんな今日この頃。

 生活が音楽と共にあれど、ご飯を食べ、滅入るような毎日のニュースからも逃れることはできない。この6月というと、私にとってある恩人のようなお方の死が今も惜しまれてならない。北村昌士という音楽評論家であり、ミュージシャンでもあったお方。2006年の6月17日に49歳で死去された。現在はビジュアル系の雑誌となっている音楽雑誌「Fool's Mate」(まだ海外のNewWaveやインディーズ中心の、正統派のサブカル雑誌だった頃)の編集長でもあったお方で、私が最も影響を受けた音楽評論家は北村氏だろう。既に洋楽ばかり聴くようになっていた中で、北村氏の創設したインディーズ・レーベル「トランス」だけは好きで聴いていたものだ。何か相性の良さのようなもの、そういう言葉を超えた感覚は好きな音楽でも映画でも読書にも表れるのではないだろうか。言葉を超えた旋律が詩的に響く瞬間を幾度か感じた気がする。

 私が10代の頃、あるいは蒼い季節を共に過ごした友人たち。私が熱心な「Fool's Mate」の読者であり、北村昌士氏の、殊にあの文章の大ファンであったことは折り紙つきらしい。そんな私が北村氏に謝意を表することをこれまであまりしていない。そうした自戒の意も込めて、忘却の彼方へと去られてしまうには、あまりにも惜しい、北村昌士氏の言葉や音楽など、心に残るものを留めておきたい。懐かしい言葉たちに時を経た今の私の心がどう向き合うのか、向き合えるのか。永遠なれ、美しきものよ!

新しいモラル、新しい倫理、新しいおしゃれ、新しいイデオロギー。新しいということが輝かしさと同一だったあの平和なひとときはいつのまに過ぎ去ってしまったのでしょうか。
別に皮肉を言うつもりはありません。美は肯定されるものだからです。

北村昌士



★CANIS LUPUSの大好きな名曲「天使」です♪

by Claranomori | 2012-06-29 08:01 | 想い・鑑賞・読書メモ