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あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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『THE SLITS ザ・スリッツ』 ALI UP(アリ・アップ)のヴォーカルの衝撃と絡み合うパンク人脈★

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★我ながら奇跡的にまだ毎日『デヴィッド・ボウイ館』の更新を続けている。私はボウイのことを、男性だとか女性という性別を意識したことが一度も無い...男性なのだと分かっているけれど。しかし、”女性”に関しては幅広く興味の対象となる。此処『少女愛惜』の予定も相変わらず蔓延していて書き留めておかないと整理できない。ボウイが一等大好きなのに、女性ヴォーカルがたまらなく大好き!そして、女性ヴォーカルは広域に渡り聴くので愉しみは尽きない。でも、やはり10代の多感な時期に出会えた衝撃は消え失せることなどないようだ。そんなお一人にアリ・アップ(ザ・スリッツのヴォーカル)がいる。初めてこのバンドの存在を知ったのは『ミュージック・ライフ』だった。全身泥んこまみれの女の子たちのお写真。どんなサウンドでどんなお声なのだろう...と興味津々状態で、日本盤で1stアルバム『CUT カット』を購入した。私の乏しい想像力など軽く超えてしまう世界だった。そして、アリ・アップの少し掠れた甘いヴォーカルと迸りは私の心を鷲摑みにしたと云っていい程の衝撃だった。パンク~ニュー・ウェーブというシーンの中で、最初のガールズ・バンドだと想う。それもメンバーみんな演奏したこともなく、歌ったこともないアリ・アップだったのだ。

パティ・スミスとロンドンで意気投合したそうだし、ドラムのパルモリヴ(パームオリーヴ)は後にザ・クラッシュを結成するジョー・ストラマーのガールフレンドだった。パルモリヴはフラワーズ・オブ・ロマンスのメンバーでもあったので、後のジョン・ライドンのパブリック・イメージ・リミテッド(PIL)とも繋がる。1978年にはパルモリヴはザ・レインコーツに加入しているので、スリッツが1979年に1stアルバムをリリースした折のメンバーは、ヴォーカルがアリ・アップ、ギターがヴィヴ・アルバータイン、ベースがテッサ・ポリット、ドラムはバッジーであった(後にスージー&ザ・バンシーズへ)。そして、驚異の恐るべき子供たち”ザ・ポップ・グループ”のブルース・スミスとマーク・スチュワート、さらに"Y"や"ON-U"との交流へとも繋がる。スティーヴ・ベレスフォード(フライング・リザーズ)やネナ・チェリーもいた!ザ・スリッツが結成されたのは1976年なので、アリ・アップは14歳!アルバムデビュー時は17歳!マーク・スチュワートはブリストル・サウンド(ポーティスヘッド、マッシヴ・アタック、トリッキー等)の先駆者として持ち上げられる今日。アリ・アップは「私達は20年早かったのよ。」と語ってもいた。ダブやレゲエという音楽など知りもしなかった私はすべてが新鮮で刺激的で”ニュー・ウェーブって素晴らしい!”と歓喜していた。『カット』はリアルタイムではないけれど、私にとって最初のパンクだったのかもしれない。良き友人たちとsub-cultureというイベントを開催して(突発的に)愉しんでいるのだけれど、大抵私の鞄にはこの『CUT』のレコードが入っている♪
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※アリ・アップのお母様がジョン・ライドンと再婚というニュースを知った時は驚きだった!ジョン・ライドンはアリ・アップの父親になったのだから。
by claranomori | 2009-05-02 22:32 | 私的少女音楽★愛しき歌姫