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あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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SONOKO 『La Debutante』 に寄せて♪

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わたしと「La Debutante」 by chouchou

私は大のクラムド・ファンで、新しくリリースされるものは何でも買っていました。今では好きな作品だけを残していて、その中にはもちろん!「La Debutante」があります。「クラムドの中で一番の名盤は?」って聞かれたなら、即答で「La Debutante」を挙げるでしょう。初めてこのアルバムを手にした時、まずジャケットから想像される世界にゾクゾクさせられました。そして、針を降ろして始まるSONOKO☆ワールドは、私の期待を裏切るどころか、それ以上の感動で胸が熱くなったものです。おこがましいのですが、この方とならお友達になれる!いえ、なりたい!とドキドキして何度も聴いていました。「この方はいったいどんな人なのかしら?」同じ関西の出身の女性。少しお姉さんかしら?お会いしてみたいなぁ~って思う程、共感できる世界が作品中に詰まっていたのです。嫌いな所なんて一つも見当たらないのです。SONOKOさんの甘くて物憂気な声が好き。大好きな映画へのオマージュもさり気なく表現されている歌詞が好き。コリン・ニューマンやアクサク・マブールによる見事なプロデュースのもと、良き時期のヨーロッパの匂いが漂うニューウェイヴ的なサウンドも好き。ポルナレフやB.B.のカバーに混じって、ニューヨークのスーサイドまで取り上げるセンスも好き。そして、強烈な印象を与えてくれた素敵なジャケットが好き。まだあどけなさの残る目を瞑ったSONOKOさんのお顔の回りには、天使や可愛い少女達がいます。全体のピンクの色合いのなんて素敵な事でしょう!
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心の中に自分のユートピアを持ってしまうと、現実の厳しさ、苛酷さは大きな壁になる事があります。矛盾もしばしば起こるけれど、共存していく事ならかろうじて出来ると思っています。そうです。それは、少女時代のかけがえのないものや、映画や小説の中の登場人物達の中に自分のお友達や先生がいます。私の逃げ場はそんな大好きな同居人達のいる所。私にとって「La Debutant」はそんな大切な世界なんです。ある人は私を病的だと非難するでしょう。でも、現実を生き抜くため、小さな幸せを感じながら生きていくには、どうしても必要な方法なのです。ずっと、「SONOKOさんってどんな方だろう?」と思い続けて10年以上も経ってから、何と!私は遂にお会いする事が出来ました。またまたおこがましい言い方をさせて頂けるのなら、運命的な出会いをさせていただいたとしか言いようがありません。実際のSONOKOさんは私なんかよりずっと、大人の女性でありながら、今でも「La Debutante」の世界を持ち続けている素敵な女性なのでした。それはおそらく永遠に!そして、今では私にとって、あまりにもやさしい大切なお友達なのです。とても不思議な気持ちになります。作品の中で大好きだった方と本当にお友達になれるなんて。ジャケット撮影の秘話を教えていただきました。バックは実は雪なんですって!真っ白な雪の中で撮られた写真なんです。私にとって真っ白な雪は、とっても贅沢なおとぎ話には必要不可欠なもの。これで、また好きなところが増えたのです。私には、うす暗い部屋にやさしいピンクの光が差し込んでくる様な雰囲気は、何年経っても変わりません。私のこの上ない永遠のユートピア。こんなに素晴らしい作品を作って下さって本当にありがとうございました。そうじゃなければ、お友達にもなれなかったんですものね。

この名作の再発を希望したい気持ちと、知る人ぞ知る幻の名作でいてほしい気持ちで揺れています。でも、SONOKOさんの素敵な世界を知らない人達がいるのも寂しいので、やっぱり、是非!再CD化を願う事にします!

 2001. winter  (sonoko siteより♪) 

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上記文は6年前にsonokoさまのサイトに寄せたものです。私自身、これまで公開していなかったのですが、この拙い文章を読み返し恥ずかしくもありますが『La Debutante』は今も愛聴盤ですし、想いに変りはないと再確認します。実は、朗読ユニットdeux filles (sonoko et chouchou)の宣伝活動を地味に自らしてゆかなければならないのです。応援くださる友人たちとsonokoさまのファンの皆様♪私はあくまでもお手伝い、おまけ。共有する世界観が幸いにもとても近いけれど違うところもある。sonokoさまの世界を崩さないように協力させて頂こうと想っています。来年2月の『お茶会』より、のんびりまったりと活動予定です。皆様どうぞ宜しくお願い致します☆

※朗読ユニットdeux fillesの名付けとオリジナルフォトは、良き友人であるsub-cultureのzoe氏です。今後のプロデュース等も担当して頂きます♪ありがとうございます!ちゃんと出来るのか...全く分からないのにこういうことに。不思議です、全てが自らのものではない。私の人生、ほとんどこんな具合。ひとりでは何も出来ないけれど、いつも応援くださる方々がいる。何よりも大切にしていたいから、大した技量も無いけれど前を向いて愉しく頑張ろうと想う☆感謝の気持ちを切に想う!
by claranomori | 2007-12-06 20:56 | 私的少女音楽★愛しき歌姫