あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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霧の中の風景 / TOPIO STIN OMICHLI
  1988年・ギリシャ/フランス合作映画
監督・原案:テオ・アンゲロプロス
脚本:テオ・アンゲロプロス、トニーノ・グエッラ、タナシス・ヴァルニティノス
撮影:ヨルゴス・アルヴァニティス 音楽:エレニ・カラインドロウ
出演:タニア・パライオログウ、ミカリス・ゼーケ、ストラトス・ジョルジョグロウ、エヴァ・コタマニドゥ、ヴァシリス・コロヴォス

12才の少女と5才の弟が
国境を知らない旅に出発した
父を探し求めて
アテネから ドイツへ
風景をつき進むアンゲロプロスの
痛切に美しい傑作!

映画チラシより

日本公開:1990年3月

以前に書きました『霧の中の風景』の少女ヴーラ(タニア・パライオログウ)とアレクサンドロス少年(ミカリス・ゼーケ)♪
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by claranomori | 2011-08-10 09:21 | 映画広告芸術・資料箱
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★フランス屈指の独特の映像美でダーク・ファンタジーの世界を映画くジャン=ピエール・ジュネ監督。『デリカテッセン』(1991年)で知ったのだけれど、より感動した作品は1995年の『ロスト・チルドレン』。ジャン=ピエール・ジュネ監督映画の最大のヒット作は2001年の『アメリ』なのだろうけれど、やはり印象強く焼きついている作品というとこの『ロスト・チルドレン』。

 最近は古い日本の映画を多く観ていて、まだ復興もままならぬ東日本大震災の傷痕を想う日々。まったくの個人的な気持ちなのだけれど、以前から心捉われるものの一つであった「戦争」というもの、敗戦後の日本を想う。戦争を知らない子供であり、バブル期に思春期を過ごした私がである。私の亡き両親は戦後、少年少女時代を過ごした世代。聞かせてくれた僅かなその当時のお話、その頃を舞台にした映画や文学...。今もまだその時代を体験した人々が多く生きておられる。想像することしか私には出来ないけれど、それは壮絶な凄まじいものだっただろう。けれど、焼け野原の日本は躍進して経済大国に。その過程にはやはり技術や科学の発展、進歩ということを抜きには語れない気がする。その功罪を乏しい頭と心で考えているという日々です。不思議な記憶がこの『ロスト・チルドレン』を呼び戻したかのようで、二度目の鑑賞。当時は気付かなかったことがあまりにも多く、また感動した場面は変わりなく同じシーンで涙した。この映画に惹きつけられるのは「孤独」だろうか・・・。
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 お話は、近未来の港町。そこはどことなくネオ・ヴィクトリアンとでも云えるかのような不思議な雰囲気を醸し出している暗い町。見世物小屋やサーカス、そこに怪力男ワン(ロン・パールマン)がいる。その町では子供たちの失踪事件が起こっており、ワンの幼い弟ダンレー(ジョゼフ・ルシアン)も誘拐されていまう。ワンの弟(捨て子のダンレーを弟として育てている)探しが始まり謎の一つ目族の本拠に侵入、9歳の美少女ミエット(ジュディット・ヴィッテ)と出会い、彼らの危機と脱出までの冒険ファンタジーが描かれる。その中でワンと少女ミエットとの心の交流は重要なもので、ワンは見かけは怪男ながら心はとても優しく純粋。そんなワンに幼心に心惹かれる少女ミエット。けれど、このミエットは9歳の幼い少女ながらとても大人の女性のようでもある。不思議な魅力のミエットは孤児の泥棒団のリーダーのような存在で、この少年少女たちは孤児院にいる。その孤児院の経営者はシャム双生児の姉妹で絶対的な命令下にあり、ワンも一味に入れられる。一つ目族の本拠内の実験室にはクランク博士とクローン人間たち(すべてドミニク・ピノン)や水槽の脳イルヴィン(声だけながら名優ジャン=ルイ・トランティニャン)がいる。クランク博士の実験は狂気を増し、遂にはイルヴィンの脳と誘拐した2歳の幼い少年ダンレーを結合する実験を。
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 そんな狂気の中で創造物であるイルヴィンが子供たちを救うために海へメッセージを詰めたカプセルを流す。そのメッセージとは子供の夢を託した悪夢である。その海(船)には実はクランクをも創造した本当の博士(ドミニク・ピノン)が記憶を失って住んでいた。けれど、その海に流されたカプセルのお陰で博士も、捕えられたミエットも真相を知ることになる。ワンとミエットはダンレーを救うために実験室に侵入。その折にミエットの体にワンは自分の着ているセーターの糸を繋ぐ。ミエットは「私たちは結ばれたのね」と数少ない笑顔を見せる。ミエットはダンレーを救うために、自ら悪夢の中、眠りの中へ。愛するもののためには悪夢を見なければならないのである。そのテーマは色んなことに置き換えることが出来ると想う。「童話を愛した者は童話に復讐される」という処に私は今居るように感じていて、とても辛い。綺麗な夢溢れるおとぎの世界には悪夢が共に在る。それをも引き受けなければ愛する世界を放棄することになる...そんな気がしています。

 ミエットとワンの冒険の中で、ワンが姉妹に暗示をかけられミエットを殴る場面がある。ミエットは賢明な少女であるので知っている。けれど、その天使のような妹と想っているミエットをワンが殴らなければならない。その場面のミエットの涙。この場面がたまらなく大好き!そのミエットの眼差しが。結局、ミエットとワンたちの活躍でダンレーや孤児院の子供たち、博士に作られた者たちはその施設から脱出することができた。博士は実験室と共に滅びる。映画は彼らが暗い海を船を漕いでゆきながら終えるけれど、私に残された余韻は決してハッピーエンドでもない。あの子供たちは孤児である。いったい何処に行くのだろう、また何処からやって来たのだろうか。奇怪な世界、歪な世界があるからこそ、ファンタジーも生まれる。ファンタジーは悪夢をも内包することを受け止めないと夢の世界には行けない。夢をみる者には苛酷な試練なのだ。そう云えば、オープニングから途中も鏡の歪んだような映像がある。それはルイス・キャロルの世界を想起させるのは意図してのことだろう。近未来の戦後という設定ながら、実に今の社会とも符合する。なので、私は今またこの映画を観返し学んだように想えるのでした。

 グロテスクさの中の美学のような映像満載で、ジャン=ピエール・ジュネとマルク・キャロのコンビ作品はやはり特異な世界。他にも蚤使いのマルチェロ(ジャン=クロード・ドレフュス)、2歳のダンレーはお腹を空かせては食べている愛らしき存在(何が起こっているのかも分からない無垢さ)、音楽担当のアンジェロ・バダラメンティ、エンディング曲はマリアンヌ・フェイスフル、衣装はジャン=ポール・ゴルチェと素晴らしいスタッフ&キャストによるファンタジー映画の傑作に想います。テリー・ギリアム監督も大絶賛されたお墨付きでもあります☆
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ロスト・チルドレン/LA CITE DES ENFANTS PERDUS
1995年・フランス映画
監督:ジャン=ピエール・ジュネ 美術監督:マルク・キャロ
製作:クローディー・オサール 監督・脚本:ジャン=ピエール・ジュネ、マルク・キャロ、ジル・アドリアン
撮影:ダリウス・コンジ 衣裳:ジャン=ポール・ゴルチェ 
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:ロン・パールマン、ジュディット・ヴィッテ、ドミニク・ピノン、ダニエル・エミルフォルク、ジョゼフ・ルシアン、ジャン=クロード・ドレフュス、ジャン=ルイ・トランティニャン(声の出演)

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by claranomori | 2011-06-26 17:43 | 銀幕の少女たち・少女映画
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★10歳の少女点子ちゃんが大好き!本当の名前はルイーゼ・ポッゲ(ドイツ語原題ではピュンクシェン)という。ミュンヘンで暮らす点子ちゃんの父親(アウグスト・ツィルナー)は医者で母親(ユリアーネ・ケーラー)はボランティア活動に励む多忙な日々を送っている裕福な家庭。エーリッヒ・ケストナーの原作(1931年)ではべルリンで、ポッゲ氏の職業はステッキ工場の経営者ながら、映画化にあたり、監督のカロリーヌ・リンクは1999年に合わせた時代設定に脚色されているのも面白い。この少女点子ちゃん(エレア・ガイスラー)にはアントン・ガスト(マックス・フェルダー)という同い年の男の子のお友だちがいる。アントン少年は母子家庭でその母親(メレット・ベッカー)は病気で入退院を繰り返す生活。けれど、アントンとお母さんはとっても仲良しで、点子ちゃんの内心はそんなアントンが羨ましい。お金持ちの点子ちゃんのようにアントンは暮らせないけれど、母親思いの優しい少年。母親が入院している間もその職場で代わりに働いている。退院してから職が無くなっては困るから。何とも健気なアントン君。

そんなアントン君の家庭の事情を知り、点子ちゃんは両親に相談するのだけれど、お仕事に忙しい両親は聞く耳を持たない。裕福でも親の愛の希薄な少女なのだ。点子ちゃんの話し相手は、養育係であるロランス(シルヴィー・テステュー、原作での名はアンダハト)、家政婦のベルタおばさん(グードルーン・オクラス)、そして愛犬のピーフケぐらいである。点子ちゃんはアントン君のお母さんを療養させてあげたい気持ちでいっぱい。両親は無関心で相手にならないので自ら実行することに!閉店後の街で歌を歌ったりしてお金を貯める。結局そのことが両親に知れる。けれど、そこまでアントンを思う友情に心打たれる。また、多忙な毎日で点子ちゃんの両親の仲もあまり良くない。私が点子ちゃんを好きなのは、心の優しさから生まれる勇気を持ち、まっすぐな少女だから。決して男勝りな少女ではないのだけれど、この勇敢さに感動してしまう。そんな点子ちゃんが羨ましいのかもしれない...。泥棒騒ぎでのベルタおばさんの活躍の場面も微笑ましい。そして最後は点子ちゃんと両親の破綻がちな家族の仲も戻り、アントン君と病気のお母さんと5人で出かけることに。その海での笑い合う姿は美しく、点子ちゃんは一人その光景を眺めてしあわせに思うのだった。その時の点子ちゃんの表情が最高に愛らしくてジ~ンとくる!こうして、またちょっぴり少女は成長したのだろうと思う♪
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点子ちゃんとアントン/PUNKTCHEN UND ANTON
1999年・ドイツ映画
監督・脚本:カロリーヌ・リンク 製作:ペーター・ツェンク、ウッシー・ライヒ
原作:エーリッヒ・ケストナー 撮影:トルステン・ブロイアー 
音楽:ニキ・ライザー 出演:エレア・ガイスラー、マックス・フェルダー、ユリアーネ・ケーラー、アウグスト・ツィルナー、メレット・ベッカー、シルヴィー・テステュー、グードルーン・オクラス

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by claranomori | 2011-01-19 11:58 | 銀幕の少女たち・少女映画
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★クラシック映画ならではの魅力というものがあると想うけれど、このジョージ・スティーヴン監督の1948年の名画『ママの想い出』もそんな一つでとても感動した作品です。原作はキャスリン・フォーブスの『ママの銀行預金』を脚色し映画化されたもので、ブロードウェイで約2年ものロングラン・ヒットとなった戯曲でもあるそうです。

ママことマルタ(アイリーン・ダン)とパパことラース(フィリップ・ドーン)、そして長男のネルス(スティーヴ・ブラウン)、長女キャトリン(バーバラ・ベル・ゲデス)、次女クリスティナ(ペギー・マッキンタイア)、三女のダグマー(ジューン・ヘディン)の6人家族の物語。長女キャトリンの回想で綴られる。大工のパパのお給料を毎週土曜日にママが仕分ける。決して裕福ではないけれど両親と子供たちはその状況を毎週見て知っている。ママが「これで銀行に行かずに済むわ」と云う言葉に子供たちは安堵する。けれど、家庭の事情は意外な出来事で予定変更となるもの。まだ幼い末娘ダグマがある日高熱を出し入院手術という事態。小さな少女は家族と離れて病室で寝ている。ママは「一緒に居てあげる」と約束してくれた。ところが、手術は成功したものの明日まで面会謝絶。まだ幼い娘がどんなに寂しい想いをしているかと気が気でないマルタは、掃除婦に変装して病室に忍び込む。ダグマもママの顔を見るとホッとするのだった。また、長女と次女は高校生でキャトリンはもうすぐ18歳になり卒業。子供たちは日々成長している。パパのお仕事もストで収入が減ってしまい「小さな銀行」と家族が呼んでいる宝箱の中のお金も空っぽに。でも、銀行に貯金があるから子供たちはそんなに深刻でもない。
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この家庭には英国人の居候ハイド氏(サー・セドリック・ハードウィック)という老人が居るのだけれど、もう何か月も家賃を払えない人。でも、教養豊かで文学を読んで聞かせてくれたりする。そんなお陰で殊に長女キャトリンは自分で小説を書くことにも目覚める。ある日突然、そのハイド氏が使えない小切手を置いて出て行ってしまった。伯母達はハイド氏のことを悪く云うけれど、パパとママはお金に換算できないものを残してくれたと、置いて行ったシェイクスピアなどの書籍とこれまでの交流を重んじる。年頃になってゆくキャトリンとクリスティナ。キャトリンは高校卒業のお祝いにお化粧道具セットが欲しいとママに云っていた。運悪く家計の苦しい時期であるけれど、マルタは母の形見のブローチを売り娘のお化粧道具セットを買ったのだった。そのことは、キャトリンは知らない。年の近い次女クリスティナは姉に「勝手すぎるわ!ママはブローチを売ったのよ。」と喋ってしまう。結局ブローチは戻りお化粧道具セットはお店に返すことで納まった。

この家族はノルウェーからサンフランシスコへ移住した人たち。その伯母や叔父たちも個性的で、とりわけ声の大きな足の不自由なクリス伯父さんの存在も重要で、病死の後残された手帳で分かることに、この伯父さんは体の不自由な子供たちの医療費などを長年払って来たのだった。なので、まったく遺産を残すことはできなかった。でも、キャトリンはそんな伯父さんを誇りに想えるようになってもいた。『若草物語』のジョーと少し似た状況で、高校を卒業後は作家の勉強をしたいと作品を書き続けていたキャトリンながら、なかなか採用されない。有名な女流作家がお料理本を執筆中と知ったママは、ノルウェーの秘伝のお料理のお話と交換に出版社を紹介してもらい、キャトリンは家族のことを書くように奨められる。ママは「パパのことを書きなさい」と云うけれど、ママの事ばかり書いてしまうのだった。そうして完成した作品が『ママの想い出』という作品。このご本は採用され賞金も頂けた。キャトリンは家族のために銀行に預けるように両親に渡す。パパとママは子供たちに本当の事を話す時がやって来た。銀行に預金どころか口座も無いのだった。「小さな銀行」の宝箱の中のお金が全財産だった。子供たちに心配させたくないゆえの両親の嘘であった。嘘がこんなに美しいこともある!時に喧嘩もする、悲しい出来事も辛いことも、でも、助け合い想い合うことで笑顔が生まれる。素敵な家族なのである。荒んだ社会、家庭崩壊などと聞こうとしなくても聞こえてくる声。アメリカも今はこの映画の舞台のような時代ではないけれど、時代を超えて尊いものを古き映画から教えて頂けることをしあわせに想う。ママ役のアイリーン・ダン!とにかく素晴らしいのでした☆

ママの想い出/I REMEMBER MAMA
1948年・アメリカ映画
監督:ジョージ・スティーヴンス 製作:ハリエット・パーソンズ
原作:キャスリン・フォーブス 『ママの銀行預金』 
原作戯曲:ジョン・ヴァン・ドルーテン 脚本:ドゥウィット・ボディーン 
撮影:ニコラス・ムスラカ 音楽:ロイ・ウェッブ
出演:アイリーン・ダン、バーバラ・ベル・ゲデス、オスカー・ホモルカ、フィリップ・ドーン、ペギー・マッキンタイア、ジューン・ヘディン、スティーヴ・ブラウン、エドガー・バーゲン、エレン・コービイ、サー・セドリック・ハードウィック

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by claranomori | 2010-12-21 21:38 | 銀幕の少女たち・少女映画
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★聖餐式の中、教会でひとりの少女が殺された。アリスという名の12歳の女の子(ポーラ・シェパード)が、両親や家族殺しの罪をかぶせられる。アリスに向けられた疑いは晴れぬまま、次々と殺傷事件が起きる。“恐るべき子供たち”をモチーフにしたスリラー。アリスの妹役カレンでブルック・シールズが出演、これが映画デビュー。前半で殺されてしまい出演シーンは少ないけれど、まだあどけない美少女ぶりは強力な印象を残す。お話も面白い展開、テンポで最後までドキドキする。低予算で製作されたそうだけれど充分に佳作に思う。どんでん返しのサイコスリラー的な内容で意外な結末は悲哀も感じる。難点は字幕と台詞が合っていない箇所が多く、幾度か観て分るようになりました。どうも変だと...。でも、音楽も好きです♪
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アリス・スイート・アリス/ALICE, SWEET ALICE 
1977年・アメリカ映画
監督:アルフレッド・ソウル  製作:リチャード・K・ローゼンバーグ 
脚本:アルフレッド・ソウル、ローズマリー・リトヴォ 
撮影:ジョン・フライバーグ、チャック・ホール 音楽:マーク・サルワッサー
出演:トム・シグノレリ、ルイザ・ホートン、ポーラ・シェパード、ブルック・シールズ、ミルドレッド・クリントン、リンダ・ミラー、リリアン・ロス

※2006年2月16日に旧ブログにて書いたものに加筆いたしました。
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by claranomori | 2010-11-17 11:45 | 銀幕の少女たち・少女映画
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★1937年のバーバラ・スタンウィック主演の『ステラ・ダラス』の1990年リメイク『ステラ』。製作者は父サミュエル・ゴールドウィンからサミュエル・ゴールドウィン・Jrへと受け継がれているもの。さらに古いオリジナル版もあるそうだけれど未見。『ステラ・ダラス』もとても好きだけれど、時を経てカラー時代での『ステラ』。打ってつけのステラ役はベット・ミドラー。娘ジェニー役はトリニ・アルヴァラード。以前『タイムズ・スクエア』のことを綴った折の少女パメラ役だったお方。この『ステラ』では高校生から進学して結婚するまでを演じている。

バーで働く陽気なステラ(ベット・ミドラー)は魅力的。裕福な医大のインターンであったスティーヴン(スティーヴン・コリンズ)はステラに魅了され交際を求める。ステラは身分違いだと最初は軽く跳ねつけるのだけれど、やがて二人は恋に落ち、娘が生まれる。生真面目なスティーヴンは責任を感じ結婚しようと告げるけれど、ステラは断る。やや二人の愛が冷めていたこともあり、何より同情されて結婚だなんて!ステラのプライドが我慢ならないのだった。養育費も受け取らず自分の手でこの娘を育ててみせるという心意気。私がこのステラの好きなところでもある。娘ジェニーも成長してゆく中、ステラは化粧品のセールスなどを始め猛烈に働く。そんな母が大好きなジェニーで、二人で「カリフォルニア・ドリーミング」(ママス&パパスの曲)を歌ったりしながら、決して裕福ではないけれど楽しい日々を送っていた。

少女から大人へという時期であるジェニーは優しく素直で可愛い。父に会いにゆける日はとても嬉しい!父も娘を愛している。複雑な家庭環境であるけれど、母と娘は親子であり親友のようでもある。けれど、ジェニーが恋をした男の子パット(ウィリアム・マクナマラ)はお金持ちの息子で優秀な進学校へ行くので、ジェニーも行きたい。夏の海辺のバカンスでのこと。いつも派手なステラはご機嫌でダンスをしたり。ジェニーはパットと仲よく過ごしていたけれど、ジェニーの女友達の陰口を何気に耳にしてしまうステラ。「ジェニーのママを見た。ジェニーが可哀想。」というような。ステラはとても傷ついたけれど、このままではジェニーの幸せはない。心を鬼にして、ジェニーを父親に引き取ってもらう相談を恋人であるジャニス(マーシャ・メイソン)に持ちかける。ジャニスも自立した賢明で素敵な女性。一生懸命育てて来たステラの大切なジェニーを...と戸惑うのだけれど、ステラの意志は固く、わざと長年の友人エド(ジョン・グッドマン)といちゃついたり、ジェニーに「もう、あんたの面倒はみれないわ!」と心にもないことを、涙を隠して言い放つ。傷心したジェニーは父の家にゆく。

時が経ち、ジェニーはパットと結婚する日がやって来た。母ステラに手紙を出してるジェニーにステラからの便りはない。結婚式の当日も母を待つジェニーの心。そして、中には入らず、外から窓越しに美しくなったジェニーのベールの花嫁姿、そして新郎がキスをする姿を見守るステラ。何度観てもこの場面近くから泣いてしまう。そして、雨の降る中、ステラは涙を浮かべながらも笑顔で軽やかな足取りで帰ってゆく...。

ウーマン・リブとかそういうのはあまり興味がない私。けれど、女性の男性に屈しないプライド、女の意地とか女子の志という姿を持ち、それでいて女性らしさも併せ持つ個性的な女性って大好き!なので、スティーヴンもステラに魅了されたのだし。お金や見た目ではなくてステラの自分に対するプライド。そこが好き。他人との優劣など気にしない。ステラ自身の心。そんな母を離れても決してジェニーは忘れはしないし、親子の愛、絆というものは言葉では言い尽くせない深いものであることを、この映画からも学ぶことができる。

主題歌もベット・ミドラーが歌っているけれど、当時は本国アメリカではこの映画の評価はあまり良くなかったようだけれど、私は好きです♪

パット役のウィリアム・マクナマラは以前綴った『ワイルドフラワー』と同じ時期の作品。また、ジェニーを誘う不良のジム役のベン・スティラーは、ステラに最初から嫌われています。

ステラ/STELLA
1990年・アメリカ映画
監督:ジョン・アーマン 製作:サミュエル・ゴールドウィン・Jr 原作:オリーヴ・ヒギンズ・プローティ 脚本:ロバート・ゲッチェル 撮影:ビリー・ウィリアムズ 音楽:ジョン・モリス 出演:ベット・ミドラー、トリニ・アルヴァラード、マーシャ・メイソン、スティーヴン・コリンズ、ジョン・グッドマン、ベン・スティラー、ウィリアム・マクナマラ、アイリーン・ブレナン、リンダ・ハート

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by claranomori | 2010-10-31 06:52 | 銀幕の少女たち・少女映画
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★秋の夜長になんとなく憂愁に包まれてしまう今日この頃。なので、軽い爽やか青春映画のことを。リアルタイムではないので遅れて観たのですが1980年の映画『リトル・ダーリング』。主演はお金持ちのお嬢様フェリス役のテイタム・オニールと母子家庭に育つ鼻っぱしの強い少女エンジェル役のクリスティ・マクニコルを中心に、ミドル・ティーンの女の子たち。
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お話は、小学生から高校生までの少女たちが「キャンプ・リトル・ウルフ」行きの専用バスに乗り、サマー・キャンプでの楽しい数週間を過ごす中での、仲間たちの交流、思春期の少女たちの異性への好奇心や体験がとても爽やかに描かれたもの。ミドル・ティーンの女の子たち、それぞれの個性があってみんな可愛い!彼女たちの好奇心の的となる男性が二人。一人はキャンプの運動コーチのキャラハン(アーマンド・アサンテ)と、同世代の男の子ランディ(マット・ディロン)。下町育ちで片意地を張ってる少女エンジェルは父親がいなくて母子家庭。そんなエンジェルとは対照的な上流階級のお嬢様フェリスの二人は同い年の15歳。ライバル意識を互いに持ち、キャンプに参加した女の子たちに派閥ができる(賭けをしたり大変!)。というのも、フェリスとエンジェルのどちらが先にひと夏の体験をするかというもの。そんな対決となったのは、既に14歳で経験したと鼻にかけたスーパーおませな少女シンダー(クリスタ・エリックソン)が発端。

シンダーに負けない耳年増で、時折シェイクスピアなどを引用するタナ(アレクサ・ケニン)、ヒッピー哲学に生きる少女サンシャイン(シンシア・ニクソン)、赤毛なので「キャロット」とあだ名で呼ばれるキャシイ(シモーヌ・シャクター)。そして最年少の小学生だけれど、同年たちは子供っぽいから!と上級生のキャビンに乗り込んできたペネロープ(ジェン・トンプソン)。この少女たちのおませな頭とまだ子供の心のアンバランスさを軽快に描いている。なので、少女エロス的な内容の作品にはない爽やかさ。

クリスティ・マクニコルはどこか少年ぽくて想っていたより可愛いお方だった(この映画が初見で『泣かないで』等も好き)。テイタム・オニールはもう少し小さい頃の『がんばれ!ベアーズ』が一等好き!シンシア・ニクソンは『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズで今もスレンダーで素敵に活躍中!コーチ役のアーマンド・アサンテはほとんどよく知らないまま今に至る。マット・ディロンは『ランブルフィッシュ』が初見(ダイアン・レインお目当てに観たもの)。この『リトル・ダーリング』時は15歳頃で、まだ長髪でとっても色白でかわいい少年だったのでビックリしたものだ。

フェリスとエンジェルは反発し合いながらも次第に友情が芽生える。日焼けした少女たちをバスが親元へ。フェリスを抱きしめる父。そして、エンジェルを出迎える母に「ママ、私の親友のフェリスよ」と紹介する。そうして、少女たちのドキドキのひと夏が過ぎ去ってゆくのだった。
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80年代の少女映画はやはり特別な思い入れがある。この『リトル・ダーリング』は1980年作品なので、まだ70年代の香りも残しているのも好き。今の時代の学園ものや思春期少女たちをコミカルに描いた映画も観てしまうのだけれど、やはり時代感というか時代の空気感は再現不可能だと想うので、その時代時代の好きなところを大切にしていたい♪

リトル・ダーリング/LITTLE DARLINGS
1980年・アメリカ映画
監督:ロナルド・F・マクスウェル 脚本:キーミー・ペック、ダレーン・ヤング 撮影:ベーダ・バトカ 衣装デザイン:ジョセフ・G・オーリシ 編集:ペンブローク・J・ヘリング 音楽:チャールズ・フォックス
出演:テイタム・オニール、クリスティ・マクニコル、マット・ディロン、アーマンド・アサンテ、マギー・ブライ、ニコラス・コスター、クリスタ・エリクソン、アレクサ・ケニン、シンシア・ニクソン、シモーヌ・シャクター、ジェン・トンプソン、アビー・ブルーストーン

※映画雑誌『スクリーン』の古いものが家に結構あったのは母が買っていたもの。その影響で古い映画の女優さまを知ることができた。80年代になると、私は自分で雑誌を買い始めていて母に見せてあげたり。買った号は全部残しているのだけれど、箱に入れたままなのでまた眺めてみたいと想う。少女子役スタートの80年代作品を残すアイドルスターたちを辿ると(生年月日順に)、年長からだとナスターシャ・キンスキー、ジョディ・フォスター、クリスティ・マクニコル、フィービー・ケイツ、テイタム・オニール、ダイアン・レイン、ブルック・シールズ、エマニュエル・ベアール、ソフィー・マルソー、トリニ・アルヴァラード、サンドリーヌ・ボネール、パスカル・ビュシエール、ジュリー・デルピー、ジェニファー・コネリー、シャルロット・ゲンズブール、ウィノナ・ライダー、アリッサ・ミラノ、ヴァネッサ・パラディ、ジュリエット・ルイス...そして、ぎりぎり80年代終盤に登場のロマーヌ・ボーランジェ、サラ・ポーリー...かな。この中だと、以前は、クリスティ・マクニコル、フィービー・ケイツ、テイタム・オニールの興味が薄かったのだけれど、今観返すとみんなとっても可愛いのでした☆
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by claranomori | 2010-10-20 06:02 | 銀幕の少女たち・少女映画
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★ロシアで父と暮らす貧しいユダヤの少女フィゲレ。この幼女役のクローディア・ランダー=デュークという少女がとても可愛かった!2005年に観た折のメモ書き程度の感想にも、やはりこの小さな少女子役クローディアのことを、「前歯が抜けている場面とか子供特有の動きにキュンとなる」などと書いていた。欲を云えば、この少女時代をもう少し観てみたかった...。

少女フィゲレはロシアからイギリス、フランスへと渡り、成長してゆく。少女フィゲレの成長後、この映画の主役のスージー(フィゲレ)役はクリスティナ・リッチ。チェーザー役はジョニー・デップで、少ししか出てこなくて台詞も大してないのだけれど、存在感を残していた。ジョニー・デップ・ファンの友人が多いのだけれど、私は熱狂的ではないけれど俳優として好きだと云える。作品によって様々な人物になるけれど、このチェーザー役のジョニー・デップは好き。クリスティナ・リッチは10歳位から子役として順調に演技力を身につけている。何かを感じさせる人だ。小さくて丸っこい体型と大きな瞳も個性に思う。残念ながら、その後は体型を変えてしまったけれど。私はこの作品の中では断然!ケイト・ブランシェットが好きなので彼女の鮮やかでしっかりとした存在感、巧さを感じさせる演技にうっとりするのだった。ケイト・ブランシェットが大きいのでクリスティナ・リッチと並ぶと凄い身長差。 ジョン・タトゥーロはナボコフ原作の『愛のエチュード』(チェスの名手役)でとても感動した。この『耳に残るは君の歌声』ではオペラ歌手の役ダンテ。アメリカ人ながらヨーロッパ映画にもよく出演されるのが何か分かる気がする...どことなく顔つきが暗く決して陽気な快活さではない。ナイーヴな繊細な演技の出来る俳優だと思う。ケイト・ブランシェットはとにかくカメレオン女優で本当に何を拝見しても上手だし素敵!その他、ハリー・ディーン・スタントンにオレグ・ヤンコフスキーと、個性派の俳優方を配しているのだけれど、少し物足らなさが残った。

けれど、音楽が素晴らしい!サリー・ポッター監督は元来音楽才能にも長けておられるので、この映画は音楽をとても重要としてして、ゆえに、出演者たちの台詞よりも眼差しや表情、流れるロマ(ジプシー)音楽やタイトル曲でもあるビゼーのアリア『真珠採り』、劇中クリスティナ・リッチが歌うシャンソン『暗い日曜日』(イヴァ・ビトヴァが歌っている)等がいつまでも印象強く残っているのだろう。 ジョン・タトゥーロ演じるダンテ役の歌う場面はサルヴァトーレ・リチートラの歌唱でうっとりする。また、オスヴァルト・ゴリジョフのスコアの演奏はクロノス・カルテットで、個人的に結構慣れ親しんでいるもので安心感もあり素晴らしいと思えた。この辺りもサリー・ポッター監督の人脈だろう。

映画の最後は幼い頃に離ればなれになったお父さんにやっと出会うことが出来るフィゲレ(スーザン)。でも、その時はもう病床であった。涙を流しながら美しい歌声で歌う...その静かな描写は父と娘の心の動きを優しく包んでいた。静寂な美しい映像と音楽で綴られる人間の運命と人生を想う。

耳に残るは君の歌声/THE MAN WHO CRIED
2000年・イギリス/フランス合作映画
監督:サリー・ポッター 製作:クリストファー・シェパード 脚本:サリー・ポッター 撮影:サッシャ・ヴィエル 美術:カルロス・コンティ 衣装:リンディ・ヘミング 編集:エルヴェ・シュネイ 音楽:オスヴァルト・ゴリジョフ 音楽プロデューサー:サリー・ポッター 演奏:クロノス・カルテット 
出演:クリスティーナ・リッチ、ジョニー・デップ、ケイト・ブランシェット、ジョン・タートゥーロ、ハリー・ディーン・スタントン、オレグ・ヤンコフスキー、クローディア・ランダー=デューク
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※この画像はノベライズである『耳に残るは君の歌声』 より♪

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by claranomori | 2010-10-19 11:56 | 銀幕の少女たち・少女映画
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ジョン・セイルズ監督の映画『フィオナの海』(以前少し綴りました)は、ロザリー・K・フライの同名原作『フィオナの海』を脚色し、荒涼としたアイルランドを舞台に妖精伝説をモチーフに、海にさらわれた弟が生きていると信じる少女フィオナ(ジェニ・コートニーちゃんがかわいいです!)を中心に描かれた、素晴らしい家族愛のドラマでもあると思います。その映画の音楽(サントラ)を聴いておりまして、その中に収録されている『フィオナの子守歌』が好きなので記しておこうと思います。音楽はメイソン・デアリングでジョン・セイルズ監督とは同志のような欠かせない存在のお方。この映画『フィオナの海』の音楽を担当するにあたって、アイルランドへ赴き、トラッド・ミュージックを研究し、フィドル奏者モイア・ブレナック(モーラ・ブレナック)や現地のミュージシャン達と共に作り上げたという作品です。『フィオナの子守歌』はイーリン・ロックナーン(アイリーン・ロックナーン)のヴォーカルもたおやかで心に優しく響く綺麗な楽曲ですが、その他にもゲール語で歌われる曲や長く深く息吹くアイルランドの伝統や伝承を想起させてくださるような美しくも幻想的な楽曲たちで貫かれています。映画と音楽の絆が深いことを再認識いたします♪

『フィオナの子守歌』

小さな愛し子よ
眠れ 眠れ
小さな愛し子よ
眠れ 眠れ

眠れ 眠れ
わたしの胸に、わたしの胸にもたれ
眠れ 眠れ
穏やかに、穏やかに澄み渡り

対訳:茂木健
サントラ『フィオナの海』 より

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by claranomori | 2010-10-07 06:04 | 神話・お伽噺・妖精譚・伝承
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★イギリスの俳優でもあるティム・ロスの初監督作品にして衝撃的な映画『素肌の涙』(1998年)。この映画が大好きではないけれど、観なくてはならない映画だと思い鑑賞した。ティルダ・スウィントンが出演されていることも大きな要因であったけれど、子供の頃から映画が大好きで生きていた私も、いつの間にか嘗ての≪少女幻想≫をもっと真剣に考えたいと思っていた頃でもあった。そうしたタイミングで出会うことになったこの『素肌の涙』...今も浮かぶのは透き通った白い肌と表情を隠した少女の涙、そして姉を思う弟、そして父と母というある家族の風景。

18歳の少女ジェシー(ララ・ベルモント)と15歳の少年トム(フレディ・カンリフ)はお互いを思いやる仲の良い姉弟。両親を慕う姉弟と子供と家族を愛する親。良き家族の風景は片方のもの。隠された表情が実はあった。こんなことがあってはならない!あるからこそ無くすべきなのだ!というティム・ロス監督の想いを考えることが今はできる。原作者のアレキサンダー・スチュアートもそうだろう。可憐で純粋な少女崇拝をしていると心は安らぐ。けれど、このジェシーという18歳の少女は既に≪女≫として成長しているのでもある。この時期の少女たちを一纏めには語れない。肉体的にも精神的にも個人差はとても大きいのだから。家族思いの優しい父親(レイ・ウィンストン)と娘ジェシーには隠された秘め事があった。近親相姦である。弟が目撃してしまったことで家族の均衡は崩れ行く。結末やその後よりも、強烈だったのはジェシーが語った「ママと同じようにして」という言葉。弟の告発に自責と苦悩の涙を流すジェシー。彼女は何も知らない母や家族を愛していながらも、その少女の肉体はもうひとつの闇の姿(夜の顔)を持ち始めていた。このような少女たちがお話の世界だけのことではないことを知らねばならない。似たような境遇の少女たち、誰にも告げることが出来ずに自責と苦悩する少女たちも、私にはどうしても愛すべき少女たちなのだ。

綺麗なお洋服や飾りに彩られた美しい少女たち。薄汚れたお洋服しかなく粗野な態度でしか表現することのできない少女たち。童女と思春期の少女、また社会的に大人である年齢でありながら少女的なものを失わない女性たち、または、そんな≪少女幻想≫を心に隠し持ちながらも嫌悪する女性たち...様々なパターンを私は可能な限り想像し自分なりに受け入れ、彼女たちを愛してこれからも生きて行きたいと心底想う。なので、このような作品に触れないわけにはゆかない。美少女映画、美しい夢のような優しいお話が大好きなのに...。

「彼女が母としてしか存在してないことに重要な意味があるわ。私にしてはずいぶん珍しい役だと思うし、それがこの役をやる動機だったと思うけど、テーマそのものが私を惹きつけたのよ。これが、ごく普通の家族で、大袈裟に崩壊した家族でないことがとても大事なの。近親相姦は異質なものとして捉えられがちだけれど、実はよくあることなのよ。」 
(- 母親役を演じたティルダ・スウィントンのインタビューより -)

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素肌の涙/THE WAR ZONE
1998年・イギリス映画
監督:ティム・ロス 製作:サラ・ラドクリフ、ディキシー・リンダー 製作総指揮:エリック・エイブラハム 原作・脚本:アレキサンダー・スチュアート 『The War Zone』 撮影:シーマス・マッガーヴェイ 音楽:サイモン・ボスウェル 出演:ララ・ベルモント、フレディ・カンリフ、レイ・ウィンストン、ティルダ・スウィントン

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by claranomori | 2010-08-04 11:17 | 銀幕の少女たち・少女映画