あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

タグ:少女映画 ( 95 ) タグの人気記事

b0106921_041388.jpg


シベールの日曜日/CYBELE OU LES DIMANCHES DE VILLE 

1962年 フランス映画

監督:セルジュ・ブールギニョン 
原作:ベルナール・エシャスリオー 
脚本:セルジュ・ブールギニョン、アントワーヌ・チュダル 
撮影:アンリ・ドカエ 
音楽:モーリス・ジャール 

出演:ハーディ・クリューガー、パトシリア・ゴッジ、ニコール・クールセル、ダニエル・イヴェルネル、アンドレ・オウマンスキー 

◆あらすじ◆
インドシナ戦争中パイロットだったピエール(ハーディ・クリューガー)は少女を射殺したと思いこみ、以来、墜落のショックから記憶喪失性となっていた。恋人マドレーヌ(ニコール・クールセル)と同棲し、芸術家の友人カルロスもピエールを優しく見守っていた。ある日、ピエールは一人の少女(パトリシア・ゴッジ)に出会う。少女の名はフランソワーズで父親に見放され寄宿学校に入れられた日だった。父と娘を装い、二人は日曜日毎に森で会い遊んでいるうちに、互いの孤独な心は笑顔を甦らせ、次第に愛情が生まれていた。森で楽しいクリスマスを過ごし、少女は本当の名前はシベールだと告げる。マドレーヌがピエールの不在に気づき、友人が不審感(偏見)から警察に連絡する。警察は勘違いしピエールにピストルを向けた。ピエールの死はシベールをまた一人ぼっちにしてしまった。泣き叫ぶ悲痛なシベール、悲しい結末。美しいモノクロームな映像と純粋で孤独な二人、愛くるしいシベールの表情や仕草・・・いつまでも色褪せないでいる。

★この映画が大好きで、色んなところに「好き」と馬鹿みたいに書いたりしてしまう。とても古いフランス映画なのに、何度観ても号泣。時空を超える。ピエールは大人の男性だけれど、純粋な少年の心を持つ。そんな清らさがお互いの孤独をうめていたのだと思う。でも、ハッピーエンドではない。この名作がまだDVD化されない。色眼鏡や偏見の周囲の眼差し...日本でも少年少女の被害が多発している。色んな事を考える事が出来る、今では。
[PR]
by Claranomori | 2006-05-26 00:21 | 銀幕の少女たち・少女映画
3歳位からテレビのCMなどに出演していたという。映画デビューは1972年、現在まだ43歳。なのにこのキャリアは何だろう!オスカーを2度も獲得し、製作・監督作品 もある。私生活にも大変興味のあるお方。父親の名は明かされていないけれどその子供と女性と暮らしている。ロス生まれのアメリア人だけれどフランス語もペラペラ。ハリウッド・スターでありながらも本物のアクトレス。天才子役から今日までの活動を作品を通して見つめた時、私はジョディの繊細で聡明な研ぎ澄まされた感性に息をのむ。76年から80年頃の作品の少女ジョディのクールな眼差しがたまらなく好き。翳りと知性、子供なのに大人なのだ。そんな彼女にピッタリだと思う役が少女リン。その根底にあるファザー・コンプレックス。私はとても感情移入が簡単。涼しい瞳は今も変わらない、その魅力に今も取り憑かれている。

ジョディ・フォスター : JODIE FOSTER 1976年
b0106921_2124390.jpg

[PR]
by Claranomori | 2005-11-22 14:42 | 少女イコン・不滅の少女
b0106921_12404197.jpg
ここ数年のアメリカの若手女優さん達にいいなぁ~って思う方々が目立つ。それも、大抵子役からというキャリアの方達。ソーラ・バーチ、クリスティナ・リッチも魅力的だけれど、このスカーレット・ヨハンソンは特にお気に入り!最近作『ロスト・イン・トランスレーション』、『真珠の耳飾りの少女』『ゴーストワールド』、『のら猫の日記』とそれぞれ良かった(『理由』は未見なので観たいと想う)。

そんなスカーレット人気が高まる中、2001年の『アメリカン・ラプソディ』がようやくDVD化された。先にケーブルで観たのだった。本来はナスターシャ・キンスキーをお目当てに。すると、「あら、可愛い~!スカーレット・ヨハンソンちゃん♪」と登場し嬉しい意外さだった。でも、後半しか出てこないのだけれど。前半の幼女期役の少女も可愛かった。

それにしても、ナスターシャももう母親役のお年になられたのだなぁ・・・。でも、まだまだお美しいけれど、今回の日本版のDVDのジャケットでも顕著なのは、もう売りはスカーレット・ヨハンソン。ちょっと複雑な気分になる・・・世代交代は常にある。

お話はハンガリーからアメリカに移住する家族。時代は1950年代のハンガリーでスターリンによる共産主義下時代。しかし、夢を抱いてルーズベルト大統領時代のアメリカへ一家は亡命することに。しかし、経済的理由から両親が先にアメリカに渡る。小さな下の娘スザンヌ(スーザン)を初老のご夫婦に預けて。この時の両親の気持ちはどんなに辛かっただろう...。

成長した少女スザンヌ(スカーレット・ヨハンソン)の馴染めないアメリカ、2組の親の狭間で苦悩と葛藤が起きる。そんな役をとても素晴らしい魅力で演じていた。ただ可愛いだけではない!ロバート・レッドフォードの『モンタナの風に抱かれて』での子役時代をまた観たくなった。でも、産みの親より育ての親・・・という事もふと考えたりして、育てた親の心境、引き取れない本来の親の心境、何も知らずのびのびとハンガリーで育った少女の環境に馴染めない様子、そこまでの行程を受け入れるまでの苦悩などを思うと、それぞれの悲哀と運命を痛く感じた。

※スカーレットも可愛いけれど、やはり私はナスターシャの50年代のクラシカルなファッションやヘアスタイルも素敵で彼女を追うのでした♪そうそう、この『アメリカン・ラプソディ』の音楽担当はクリフ・エデルマンなので、ナスターシャ繋がりだと『マグダレーナ「きよしこの夜」誕生秘話』のお方☆
b0106921_1241736.jpg

アメリカン・ラプソディ/AN AMERICAN RHAPSODY
           2001年・アメリカ映画
監督・脚本:エヴァ・ガルドス 撮影:エレメール・ラガリイ 音楽:クリフ・エデルマン 出演:ナスターシャ・キンスキー、スカーレット・ヨハンソン、エファエラ・バンサギ、エミー・ロッサム

※2005年3月24日付で『映画の宝石箱』に書いたものに追記いたしました♪(只今、ブログ整理中で重複したりいたしますがご了承ください。)
[PR]
by claranomori | 2005-03-24 11:42 | 銀幕の少女たち・少女映画
ジャック・ドワイヨン 監督の「ポネット」を演じた少女。当時まだ4歳だったこの小 さな少女から私は何かを教えて頂いたと思っている。私がこの作品を観た時は当然も ういい大人なのだけれど、まだ受け入れることの出来ないものが私を苦しめていた。 ポネットは交通事故で愛するママを失う。でもその「死」が理解できない。周囲の大 人の言葉を信じないで自分の心と言葉でその愛する者の死を受け入れようと苦悩する。 ヴィクトワールのその表情は見事で、その理解不能な戸惑いや迷いが痛いくらいに伝 わってくるものなのだ。彼女は泣くことも悲しみに暮れることもしない...それは 「死」が理解できないから。一生懸命に4歳の少女は理解しようとする。「死んだ人 が戻って来ないのは、生きてる人間がその人の帰りを真剣に待っていないから。」と いう彼女の宇宙感から答を生む。そして、奇跡的にママにもう一度会う事が出来、そ うして死を受け入れる事が出来るのだ。神様にお祈りするあの小さな手が忘れられな い。「楽しむ事を学ぶのよ。」と再会したママの言葉でやっとポネットは母を弔う事 が出来た様に思う。ヴィクトワールは史上最年少でヴェネチア映画祭の主演女優賞を 受賞している。見事である!

ヴィクトワール・ティヴィゾル : VICTOIRE THIVISOL 1996年
b0106921_2122346.jpg

[PR]
by Claranomori | 2004-12-08 01:45 | 銀幕の少女たち・少女映画
『シベールの日曜日』を10数年振りに観る事が出来た。当時の私は12才の少女役のシベールに深く感情移入して魅入ったものだ。最後の悲しい結末に号泣した。「可哀想なシベール!」と。父親に捨てられ(修道院の寄宿学校に入れられる)、もう身寄りは誰も居ない。12才で孤独な少女はフランソワーズと名前まで変えられてしまう。このSYBELEという美しい名前はギリシャの神の名。本当の名前を告げたシベール。そして、記憶を失った30才の男性はシベールと過ごす日曜日は少年時代を取り戻すかの様だった。もう眩暈の悩みも消えていったのに...。理解の無い大人達は彼を変質者と断定して射殺してしまう。「もう私の名前はないの。」と泣くシベールの最後の表情。川辺で笑いかける可愛らしさ。真っ白な帽子が良くお似合い。再び、この大きな可愛い瞳は悲しいクリスマスと共に儚く美しく私の心に刻まれた!

       パトリシア・ゴッジ : PATRICIA GOZZI 1962年
b0106921_21294940.jpg

[PR]
by Claranomori | 2004-10-24 15:33 | 少女イコン・不滅の少女