あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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by Claranomori | 2015-08-31 02:30 | わが麗しの夢幻音楽の旅

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週刊★chouchouの「わが麗しの夢幻音楽の旅」第5回♪
8/2(日)深夜1時(25時)配信の今回は、
前半は、ケルト・フォーキーな調べ「フィオナの海」、
後半は、シャンソンと映画「悲しみよこんにちは」
歌:ジュリエット・グレコとなりました。

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週刊★chouchouの「わが麗しの夢幻音楽の旅」♪

*今後はご登録(無料)の方のみの限定公開もございます。ご了承ください。
此方に掲載のものはブログ内での視聴は可能でございます。


週刊★chouchouの「わが麗しの夢幻音楽の旅」第5回♪
☆ちょっと暑さでぼぉ~っとしてしまいました。申し訳ございません☆
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次回の 8/30(日)深夜1時(25時)は、
「ブラジルの歌姫」と「歌う女優」のVOL.2としまして、
お気に入りの美しい音楽や映画を予定しています。

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☆日曜日の深夜1時(25時)にラジオのような感じでお届けいたします。
愛あれば­こそ、愛こそすべて!愛しき世界からの学びの日々です。
音楽が地球を救う!国境を越えて!という想いで、
まったりと音楽を中心に纏わるお話などの一人語りです。
どうぞ宜しくお願いいたします☆



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by Claranomori | 2015-08-03 06:49 | わが麗しの夢幻音楽の旅
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by Claranomori | 2015-07-13 05:28 | わが麗しの夢幻音楽の旅
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~ VELVET MOON 20周年記念パーティー ~
『VELVET MOON 20th ANNIVERSARY
☆SPECIAL PARTY』

2/28 (土)
大阪市城東区蒲生1-8-4
TEL 06-6939-9292
●京阪京橋駅中央口、JR京橋駅北口より 徒歩3分
●地下鉄長堀鶴見緑地線京橋駅から 徒歩5分

時間:17:00 OPEN 17:30 START
前売予約:¥3000 当日:¥3500
(ともに飲食代別途かかります)

《LIVE》
シモーヌ深雪
中村扶実
Degurutieni & the Spector Ensemble
Silent Head
Shigekazu MINE
Flying Tortoise

《TALK》
Chouchou + グルーヴあんちゃん + Matsukawa

《DJ+VJ》
Team Velvet

《物販ブース》
乙女屋
桃源郷

各出演者・物販の皆様のプロフィールなどは、
をご覧ください。

※ご予約はこちらの「お問い合わせ」から件名「VELVET20周年イベント予約」で、
「お名前と人数など」をお知らせください。
会場のベロニカ様 、直接chouchou宛にご連絡くださっても結構です。
■お席は当日の先着順自由席となっております。

豪華なライヴと愛らしき彩りのブースも楽しみです。
どうぞお気軽にご参加ください♪

ヴェルヴェット・ムーンは弱小店ながら間もなく21年を迎えます。
20年目の終盤でのイベントとなります。
いつも応援くださる皆様、お世話になっている皆様、
音楽や芸術を通じて出会える皆様のお陰です。
ありがとうございます!
これからも、愛しき世界にとことんこだわり続け、
日々精進を愉しみながら頑張って参りたいと思います。
☆今後とも、どうぞよろしくお願いいたします☆


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by Claranomori | 2015-01-23 21:29 | イベントのお知らせ
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フランソワーズ・アルディ / 私の騎士
FRANCOISE HARDY / SI MI CABALLERO
作詞:フランク・ジェラール 作曲:トゥーカ 1971年

シ・ミ・カバレロ
できることなら
白い砂塵になって
あなたの軍隊の後を追いたい

シ・ミ・カバレロ
どんなに嬉しいことかしら
一束の雑草になって
あなたの体にくっついてゆけたら

この白い家は
花々に囲まれていても
あなたがいなくては
墓石とおなじよう


 フランソワーズ・アルディ!私が「フレンチ・ポップス」という音楽を意識した上で、最初に好きになったお方。そのほんの僅か前にブリジット・フォンテーヌを知ったことが大きいのでしょう。けれど、ブリジット・フォンテーヌにはフレンチ・ポップスというイメージを当時抱かなかったのです。当然のことながら、私も毎年年齢を重ねている。ちょっと寂しいような、でもこの先どんな風なのだろう、と、今の日本の状況の中で私は生きてゆくわけです。とっても憂国の念に溢れながら、でも私はこの日本で生きていつか死が訪れる。思考は深みに陥り滅入るけれど、幸いなことに生まれつきの楽天的な性格が、それでも前を、空を見上げることを忘れずにいられるらしい。

 その当時、私は16歳。実に不思議なくらい、この16歳~17歳という高校生の時期に、今も大好きな音楽、アーティストに出合うのです。それ以前は英国、ブリティッシュ・ロックやポップスを主に聴いていたけれど、この辺りから徐々にフランスの音楽、ヨーロッパへ。また女性ヴォーカルが一段と好きになってもゆく。そんな音楽的には実に充実した実りの多い頃ゆえに、こうして好きな曲をふと想い出したり聴いたりすると、いとも簡単に16歳のあの頃、あの教室、あの風景が蘇ります。いつまで経っても行ったり来たり。

 この「私の騎士」という曲はオリジナル・アルバムでは『私の詩集』に収録された1971年の曲。作詞はフランク・ジェラールでアルディが信頼を寄せているお方でもある。そして、作曲はブラジルのトゥーカが担当しています。トゥーカもアルディと同様に、女性シンガー・ソング・ライターで、同時代を生きたお二人の中で芽生えた友情のようなものが素敵な曲を作り上げたのだと思えます。

 イントロが口笛で始まる印象的な曲で、とっても好きな曲です。アルディに関しては山のように好きな曲が存在するのですが、16歳の私が初めて買ったフランソワーズ・アルディのアルバムに収録されていた曲なので、かなり思い入れの強い曲です。タイトルは「SI MI CABALLERO」とスペイン語。「さあ、私の騎士さん」。物憂い、メランコリックなアルディの歌声とこの詩と曲がピッタリ呼吸を合わせるかのような名曲です。私の好きな往還する女と少女の世界、そして知的でエレガント、そして風変わりなフランソワーズ・アルディの名曲の一つだと思います。

 この当時アルディは27歳頃。60年代後半からミュージシャンのジャック・デュトロンと同棲生活を始め、息子さんも。長い間、「結婚しない女」と呼ばれていたアルディはずっとデュトロンとの生活を今も続けている。今は正式にご夫婦でありますが、実にフランス風な良きパートナーとの関係を想うのです。


★「FRANCOISE HARDY / SI MI CABALLERO」♪

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by Claranomori | 2012-07-04 15:21 | 私的少女音楽★愛しき歌姫
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すべての子供たちに

四月の霧たちこめた朝に
背嚢を背にして発った、すべての子供たちに
私は記念碑を作りたい
苦悩に満ちた眼差しを下げ
背嚢を背にして泣いた、すべての子供たちに
私は記念碑を作りたい

引用: 詩:ボリス・ヴィアン 訳詩:永瀧達治

★好きである故になかなか想いが書けない、纏まらないことも多い。このボリス・ヴィアンについても然り。けれど、少しずつ書いてみよう。フランスという国は諸外国の中でもやはり一等好き。理由は色々あるけれど、映画とシャンソンやフレンチ・ポップスに少女の頃から親しんで来たからだろうと想う。ボリス・ヴィアンはシャンソン作家、歌手、トランペット奏者、作家、俳優...と数多くの肩書がある(当のご本人はそんなものに執着はなかっただろうが)。フランス現代文学史にも名を残すお方であることは間違いないけれど、インテリならではの遊び心というのか、風刺や揶揄、虚構の態を取って表現するので、迂闊にはゆかない面白さがある。その系譜はセルジュ・ゲンスブールへと踏襲されて行ったようにも想う。

ボリス・ヴィアンに関する書物や訳詩、解説などは永瀧達治氏のものに親しんでいる。私の場合、ボリス・ヴィアンに限らず、フランスの音楽というと永瀧達治氏の影響はとても大きい。後に色々とお世話になってゆく事等は想像すらしてはいなかったけれど。以下の永瀧達治氏の言葉はとても心に残っている言葉で、今の私にとって重要な言葉でもあるようなのです。『すべての子供たちに』は色々な歌手の方々が歌っていますが、ジョーン・バエズもフランス語で歌っている素晴らしいものがありますので聴いてみてください。

ボリス・ヴィアンの本領は「普通の人がそうであると考えることに対して、本当にそうであるのか?」と考えることから始める。

行き着くところまで来た感のある日本の嘘の「豊かさ」と嘘の「民主主義」の中で、ボリス・ヴィアンの精神は現代の若者たちには理解されにくいものでありながら、だからこそ、彼らが待ち望んでいる「あるきっかけ」なのではないかと考えるのは単なるファンのはかない期待なのであろうか。

永瀧達治


●ジョーン・バエズが『すべての子供たちに』をフランス語で歌っています♪

★上記の言葉は、日本の嘘の「豊かさ」と嘘の「民主主義」という中でぬくぬく生きて来た私の心を打つのです。憂国への道は先輩方はとっくに感じていた。母子がこの経済大国日本の中で餓死してゆく。何が豊かさだろう。新自由主義なるアメリカに依存するような属国的な日本はいつ脱却できるのだろう。戦後レジームからの脱却はいったい。間もなく東日本大震災から一年になる。TPPだってすべてアメリカ主導ではないですか。その点、中国の態度の方がずっと真面に想えた。一部の投資家や企業のお金持ちの方々は良いようですが、一般庶民、就職も見つからない若者たち、子供たちのことを考えたら、先ず、日本の国内優先であるべきなのは私にだって分かる。フランスという国は戦勝国ながら長い間ナチス・ドイツの占領下であった時代がある。その時代は様々なフランス映画の中で描かれ続けている。日本は敗戦国となりGHQの占領下に置かれた時代。そんな時代があったことを知らない人も多いけれど、当時を知らない私ながら、やはり腑に落ちない。もういい加減よいのではないだろうか。日本が日本であるために日本として真の自立をしても。1952年4月28日のサンフランシスコ講和条約により日本が主権回復した日から60年を迎える今年がその年になればと願います。
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by claranomori | 2012-02-29 10:31 | シャンソン・抒情と悲調の浪漫
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★クロード・ルルーシュ監督映画のファンである私は、10代から20代頃、よく映画のお話をしていた友人にからかわれたものです。甘ったるいメロドラマ云々ということでした。ところが、私は歳を重ねる毎にルルーシュ作品を愛好して行き今も大好きです。最も有名なクロード・ルルーシュ作品というと、やはり『男と女』(1966年)でしょう。テレビで観た折は10代なので、この大人の愛の物語よりも、美しく物憂いアヌーク・エーメにうっとりで、ジャン=ルイ・トランティニャンも素敵ながら作品を追うごとに好きになって行ったという感じ。兎に角、アヌーク・エーメに尽きる!という第一印象の映画でした。主題歌、挿入歌を歌い、映画にも出演していたピエール・バルーは、アヌーク・エーメとこの映画を機にご結婚。直ぐにお別れしたのですが、その事実(ご夫婦だった)を知った時は少し驚きました。
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私の洋楽に目覚めてからの嗜好は、大雑把に云うと「耽美系ロック」と「女性ヴォーカル」で、今も好きな心の音楽のルーツである10代の頃聴いていた音楽たちから多大なる影響を受けて来たのだと想います。この『男と女』のサントラを聴くのはさらに後のことですが、主題歌であった『恋のデュエット(UN HOMME ET UNE FEMME)』は印象強く残りました。歌っているのはピエール・バルーとニコル・クロワジール。楽曲はピエール・バルーとフランシス・レイによるもので、クロード・ルルーシュ映画に欠かせないお二人でもあります。其々、偉大な方々なのでまた追々に♪

ふたりの声は 
低く歌う
ふたりの心にうつるものは
しあわせの影
希望の光
ふたりの声はうたう
そしてふたりに信ずる心が生まれる
もう一度すべてが
はじまると
人生は再出発


★映画『男と女』のハイライトと共に♪

男と女/UN HOMME ET UNE FEMME
1966年・フランス映画
監督・製作:クロード・ルルーシュ 
脚本:ピエール・ユイッテルヘーベン、クロード・ルルーシュ
撮影:クロード・ルルーシュ、パトリス・プージェ 
編集:クロード・バロア 音楽:フランシス・レイ
出演:アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン、ピエール・バルー、ヴァレリー・ラグランジェ

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by claranomori | 2011-08-01 21:59 | シャンソン・抒情と悲調の浪漫
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映画『ゲンスブールと女たち』公開記念
ministudio creative presents
『Gainsbourg Midi ゲンスブール・ミディ』


企画主旨/イベント内容
映画『ゲンスブールと女たち』の公開に合わせてイベントを神戸でも企画!
ゲンスブール・ファンである関西のアーティストやDJに参加して頂き、ミニ・ライブやDJ、トークなどを実施。
セルジュ・ゲンスブールの音楽や彼にまつわるお喋りを楽しみながら、関西での映画公開を待ちわびるお茶会イベントです。

日時:5月15日(日)
時間:13時開場/開演~16時30分終了
会場:ministudio creative(ミニスタジオ・クレアティヴ)
〒650-0003 神戸市中央区山本通2-13-14 FIXビル A棟2F
TEL:078-271-8720  e-mail info@ministudio.info
料金:1000円(ドリンク代別、1ドリンク制)

出演:アリスセイラーオカノアキラchouchousonoko安井麻人、他未定

★私chouchouはディスクジョッキー(ゲンスブール楽曲ばかりでお話しながらDJします)と、sonokoさまとのセルジュ・ゲンスブール・ベスト10・トークで参加させて頂きます。

協賛:株式会社スタジオミニ

セルジュ・ゲンスブールの伝記映画『ゲンスブールと女たち』の公開イベントです。今年は愛しき異端児&鬼才セルジュ・ゲンスブールの没後20年でもあります。ボウイとセルジュが主柱であります弱小店VELVET MOON及び、私chouchouもスタッフ参加させて頂きます。

※予定変更及び追記等は随時お知らせさせて頂きます。
ゆる~いお昼のイベントです。どうぞ宜しくお願いいたします!

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by claranomori | 2011-04-19 00:21 | イベントのお知らせ
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★ダリダ(DALIDA)も先述の映画『日曜はダメよ』と同年の1960年に歌われている。ダリダの25cmアルバムに収録されています。またコンピレーション等でも聴けます。私がレコード盤で聴いたのは、メリナ・メルクーリ盤よりも先にダリダ盤でした。ダリダの本名はヨランダ・ジリオッティ(1933年1月17日~1987年5月3日)で、エジプトのカイロ生まれ。ミス・エジプトの美貌を持つので映画から歌手へと50年代にデビュー。波乱の人生!ダリダに魅せられるのは、その美しい妖艶な容姿や歌声と共に、生涯付き纏っていた「死の影」のような運命。美貌のスターであるダリダは恋多き女性でもあり、当然男性たちが常にいた。恋人たちがダリダとのロマンス(お仕事も絡み)の苦悩から自ら命を絶った。心痛のダリダはそれでも多忙で華やかにステージで歌う。1987年5月3日、"もう人生には耐えられない、私を許してください"と書き残し、ダリダご自身も命を絶ってしまった。享年54歳。今はモンマルトルの墓地に永眠されています。

このダリダの歌う『日曜はダメよ』の動画は1972年の華麗なものです♪

ダリダはフランス語での歌が主ですが、イタリア語、スペイン語、英語等も堪能。このギリシャ映画『日曜はダメよ』の同名主題歌を、ダリダはフランス語(曲名は『Les enfants du Piree』)で録音。この10インチ・アルバムの中の『ロマンチカ(ROMANTICA)』と共に当時大ヒットしたそうです。シャンソン・フランセーズ(シャンソンやフレンチポップス)の好きな楽曲や歌手は沢山の私。本業でもあるのでそれらのことも書いてゆこうと想ってはいますが脳内いっぱい状態なので整理しながら。また、ロックも大好き!

シャンソン・フランセーズとかシャンソン、フレンチ・ポップスというとお洒落な音楽のように響きますが、猥雑でけれど文学的なフレンチ・ロックも数多いです。最近分って来たことですが、私の好きな音楽は基本的にロックとシャンソンと映画音楽のようです。かなり映画との絆も深いです(シネ・ジャズやボサノヴァ等も)。音楽好きになったきっかけは、中学生の頃にビートルズからジョン・レノン、デヴィッド・ボウイ、ケイト・ブッシュとイギリスのロックから。そして、高校になってブリジット・フォンテーヌ、フランソワーズ・アルディ、ジェーン・バーキンのフレンチ・ポップスに出会いました。挙げたお方たちと途中からながら同じ時代を生きている私(ジョンの死だけは格別な想いが今もあります)で幸せです。80年代の音楽と平行してキャリアのあるお方のレコードを聴き始め、今もそんな日々が継続されています。ダリダを知ったのはアラン・ドロンとデュエットされた『あまい囁き(パローレ・パローレ)』(1973年)の曲でした。母が持っていたアラン・ドロンのレコードを今は私が持っています。愛しき両親からの授かりものも、いつまでも好きな世界と一緒に色褪せないのです。これも、私には心の財産だと感謝しています。イヴ・モンタンが歌手であることも母に教えてもらわなければ、もっと聴くのが遅かったかも。その母経由での私の最初のフランスの音楽は、実は歌手ではなくイージー・リスニング界の巨匠!ポール・モーリアです♪
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by claranomori | 2010-11-18 12:04 | シャンソン・抒情と悲調の浪漫
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『劣等生』 詩:ジャック・プレヴェール

彼は頭でノンと言う
けれど 心でウイと言う
好きなひとにはウイと言うが
学校の先生にはノンと言う
彼は立ちんぼうのまま
質問を受けている
すっかり問題が出そろうと
いきなり げらげら笑いだし
何もかも消してしまう
数字も 単語も
年代も 人名も
文章も 罠も
先生からはおどしつけられ
できる子たちにからかわれても
いろんなチョークで 彼はかく
不幸の黒板に
幸福の顔かたちを

訳:平田文也

★ジャック・プレヴェール(Jacques Prévert)は現代フランス文学(詩人)を代表するお方の筆頭であると想います(1977年没ながら)。この『劣等生(Le cancre)』は、『言葉たち(Paroles)』の中の大好きな詩の一つ。このプレヴェールの『ことばたち(パロール)』は1945年に熱心なリセの学生達が作ったものをプレヴェールに送ったのが最初で、やっとプレヴェール自身で初の詩集を公刊(1945年説と1946年説あり)することになったという経緯も微笑ましいです。上のお写真のように、「ジャック・プレヴェール」というと帽子に煙草姿。殊に煙草がないとプレヴェールでないようなくらいにイメージとして焼きついています。また、その辺にある紙切れを見つけては思いついた「ことばたち」を書いては、無造作に捨て歩くので、熱心なファン達はその紙を拾い集めていたという逸話まで愉快です。プレヴェールは小学校しか出ていなくて14歳頃から家計を助けるために働き出している。なので、生涯、プレヴェールというお方は庶民の中に生き、少年時代から大好きだった映画への愛から脚本を書き製作もされている。また、詩人でもあり童話作家でもある。愉しい語呂合わせで、風刺もあれば時には感傷的なもの、ユニークなシュルレアリスム的な詩もある。けれど、どれも生命への愛のようなものが流れている。それは生きることへの希望の光である。

友人のレイモン・クノーはプレヴェールを「善悪の天才」と呼んだ。また、ブロダンは「プレヴェールは詩を民衆と融和させるという奇蹟を実現したように思われる」と云った。プレヴェールの詩を数多く歌い、朗読したイヴ・モンタンを始め、多くのシャンソン歌手たちの歌声はそれぞれ魅力的。ジャック・プレヴェールはマルセル・カルネと映画を、ジョゼフ・コスマとシャンソンの名作を多数残された。プレヴェールの詩は映画的であり、かつ歌うようなことばたちであるのだから自然な功績となったのだろう。プレヴェールの詩を読むと心が爽快になりあたたかくなるのです。持っている詩集はすべて訳者が異なるのですが、この『劣等生』は『プレヴェール詩集』(1972年刊行)の平田文也氏の訳を引用されて頂きました。「ノンと言う」と「ウイと言う」という箇所が「いいえ」や「はい」よりも軽快な気分になるもので。まだまだ、プレヴェール関連のシャンソンや映画のことなどを書き留め予定です♪
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by claranomori | 2010-11-04 22:07 | 詩人・作家・画家・芸術家