あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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by Claranomori | 2015-06-15 04:17 | 想い・鑑賞・読書メモ
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三船敏郎は日本の誇りであった、否、今もなお。まるで映画を通しての国際的な日本大使のような役目も果たしておられたとさえ云えまいか。アラン・ドロンは三船さんを「日本の兄」、「憧れの男性」と尊敬の念を抱き続けてくださる。フランスには騎士道精神、日本には武士道がある。その精神を私は日本の美であると想っている。いくら古臭いものと揶揄されようが。この武士道精神たるは何も男子に限ったものでもないと想っている。女子の精神にも通うものはある。それは日本という国家が心にあるか無いかで理解されないかもしれない。日本人としての志や尊厳という気高き心は国家なくしてあり得ないと私は想うのです。強制的なものではなく、其々の想いがあって当然という上で。もどかしい。素晴らしい三船敏郎を語った、詩人である白石かずこ氏によるお言葉の一部が今再び私の心に沁み入るのです。

三船敏郎こそは、まさに時代の人、あの戦争という日本人のエネルギー、明日をも知れぬ不安を抱きながら魂の噴火の最も強烈だった時代そのものを全身で現すことのできる人だった。それは彼の演技ではなく、彼の地、そのもの。

戦後は、三船という幟をたてて日本の映画が縦横無尽に走った、繁栄していった時代だったと思う。

忘れてはならないのは、このかつてはよく知られざる国、日本を最初に注目させた、そして今日も尚、彼への憧憬は変わらぬ世界に最も愛されている国際的スターだということだ。天上にいった今もおそらく金星のように、この地上で、わたしたちの記憶の中で、光りつづけることであろう。あまりにも巨きく、気持ちよいほどの元気を、戦後の日本人たちに与えてくれた人よ。

引用: 白石かずこ 『ダイナミックな国際性』 より

ずっと観たいと願い続けて来た『黒部の太陽』の44年ぶりの上映という朗報は喜ばしきことながら、何か私の心は寂寥たるものをも伴う。それは何だろうと想像する。やはり浮かぶは子供の頃、少女だった頃の蒼い私であり、共に在った家族や友人、田畑や川の流れなどの風景である。伊丹の生まれでずっと社会に出るまで育った場所。家の付近には野菜と果物畑、稲穂の香の田んぼ。しかし、そのような風景と私の人生が合致しているのは概ね小学生の頃くらいまでのこと。だんだん人手不足だったのか、荒地になってゆく田畑、そしていつしかその地にマンションが建ったり駐車場に変わって行った。果物畑で苺を育てていたおばさんからよく獲れたての苺を頂いた。母はそのおばさんからお野菜などを買っていたので、一緒に付いてゆくといつも何かくださるのだった。母より年長のお方だった。

家族と最も時間を共有することのできたあの頃を、その頃から幼な心で好きだったアラン・ドロンや三船敏郎という両親譲りの映画スター。映画を想うとどうしても郷愁が伴うのでセンチメンタルにもなってしまう。阪神・淡路大震災であの懐かしき阪急伊丹駅の崩壊をテレビのニュースで観た折の気持ちは言葉に今もできない。それでも、あの震災の後の関西は復興した。失ったものは尊いけれど、それでも生きて行くのが人間だもの。凄いなあ...と想う。そして、間もなく一年となる東日本大震災という正しく未曾有の災害、そして豊かな日本が嘘であったかのような原発事故の衝撃は心身に応えた。けれど、あの戦後の空襲及び原爆投下による日本中の焼け土からここまで日本はやって来た。自然と科学、文化と文明の鬩ぎ合いの中で国際的経済大国と呼ばれる国に。けれど、真に自立は今もしてはいない。なので、尖閣諸島は危機にさらされている。私は国粋主義ではないけれど日本が大好きなだけ。自分の国だから。その日本の風土や景色が奪われてゆくのはやるせない。取り返しのつかないことになるような憂国の想いは心身を蝕むようで体調はあまり良くない。こんな想いを綴っていて嫌気がさすお方も居られるだろう。でも、幸いにも少なくとも共感してくださる方が居て下さることに感謝して、その方々を心の友だと慕い勇気を頂きながら今日を生きる。何故か毎日泣いています。恐怖ではなく危機感というものを今ほど感じた事がない自分がよく分からないのだろう。

●追記です●
上のお写真のアラン・ドロンと三船敏郎のツーショットは、共演した映画『レッド・サン』でのオフショットです。三船さんと云えば、やはり子供の頃から好きな萩尾望都さまも好きな俳優に挙げておられたことを想い出します♪


少数派ブログながら参加してみました♪
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by claranomori | 2012-03-04 09:13 | キネマの夢・シネマ万華鏡
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『美しきを愛でる会』 第二夜

美しきものは素晴らしい
ともに「美」を楽しみませう・・・


6月4日(土)桃源郷(京都・烏丸)にて開催!
時間は18時~20時迄
その後希望者のみ予約制で打ち上げが22時頃迄ございます。
会費は2000円で、定員15人くらいまで、
打ち上げパーティーは追加料金1500円です。
☆ドリンクと軽食付き☆

★第二回目の日程が決定いたしました!
今回のテーマは『男の美学』となりました。
私の予定は『背徳の美学』でアラン・ドロンでございます。
テーマとは別に懲りずにデヴィッド・ボウイさまの事も♪

桃源郷様乙女屋様&私chouchou(Velvet Moon)、各自の美しいと思うお勧めのアーティストを紹介するというイベントです♪
会報のプレゼントもございます♪
その他、特典も只今検討中でございます。
随時ご報告させて頂きます。

※5月の週末はイベント予定ギッシリです。6月から7月も妖しげで楽しみなイベントが続きます。詳細は随時お知らせさせて頂きます。私はすっかり震災病に陥ってしまい体調不調なのですが、今月中に体力気力ともに回復温存できるように頑張りたいと思います。
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by claranomori | 2011-04-22 18:00 | イベントのお知らせ
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★この『世にも怪奇な物語』は何年かに一度観たくなる映画のひとつ。このような”また観たい”という作品の多くの印象強いシーンは幾度観ても新鮮に残る。そして、再発見もいつもあるので楽しい。そんな感じでこの1967年の3人の監督作品からなる映画『世にも奇怪な物語』。当初はアラン・ドロンとブリジット・バルドーの共演が観たくて。

この映画を既にご覧の方々はそれぞれの感想をお持ちで好きなお話もそれぞれだと思う。3つのお話からなるオムニバス作品で、私は順番通りに好きというのか強烈な怖さが残る。でも、どれも好きなのだけれど。原作はエドガー・アラン・ポーなので怪奇幻想なお話。それをフランス、イタリアを代表する名匠方が製作、さらに配役も豪華!
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原作:エドガー・アラン・ポー
第一話 『黒馬の哭く館』 監督:ロジェ・ヴァディム
出演:ジェーン・フォンダ、ピーター・フォンダ、フランソワーズ・プレヴォー
第ニ話 『影を殺した男』 監督:ルイ・マル
出演:アラン・ドロン、ブリジット・バルドー、カティア・クリスチーヌ
第三話 『悪魔の首飾り』 監督:フェデリコ・フェリーニ
出演:テレンス・スタンプ、サルボ・ランドーネ
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こんなに豪華な顔ぶれ。さらに撮影・音楽も監督のお馴染みの方々。ジェーン・フォンダはこの当時はヴァディムの奥様だったので、ブロンドに染めた美しき女性勇者のよう。実の弟さまのピーター・フォンダと共演。流石に美しい映像。次はルイ・マル監督で、アラン・ドロンとB.B.(ブリジット・バルドー)の共演は華やかで、でも怖いドッペルゲンガーもの。アラン・ドロンはここでも美しく、B.B.も素敵。さて、最後はフェリーニ監督でテレンス・スタンプ。私は暗がりとスピードという設定だけで恐怖なので、どうしてもこの最後のお話が怖くて怖くて...さらに、最後にぼんやり出てくる白いボールを持った美少女の幻影が輪をかける。この感覚は私には恐怖映画。そして、テレンス・スタンプは英国の素晴らしい男優さまなのだけれど、国際的に今も現役で活躍されている素敵な個性派。全くの個人的なイメージながら、イタリア映画との相性が良いように感じていて観たものは全て好き♪
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世にも怪奇な物語:TRE PASSI NEL DELIRIO
1967年・フランス/イタリア合作映画
監督:ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニ
撮影:クロード・ルノワール、トニーノ・デリ・コリ、ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:ジャン・プロドロミデス、ディエゴ・マッソン、ニーノ・ロータ 
出演:ジェーン・フォンダ、ピーター・フォンダ、アラン・ドロン、ブリジット・バルドー、テレンス・スタンプ、サルボ・ランドーネ

※以前書いたものに少し加筆と画像を追加いたしました♪
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by claranomori | 2010-12-02 06:06 | 文学と映画★文芸・史劇
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フランソワ・ド・ルーベ:Francois de Roubaix
生年月日:1939年4月4日 フランス・パリ生まれ 
没年:1975年11月22日

★映画音楽というとフランス映画に好きな曲が多い。中でも一等好きなのがフランソワ・ド・ルーベ。海を愛し潜水中に36歳の若さで亡くなってしまった。テレビ映画や短編映画などを含むと120以上の作品を手掛けていたそうだ。まだまだ名曲を残したに違いないお方なので、とても惜しい。でも、残された楽曲たちは映像と共に永遠。最初に好きになったのは『冒険者たち』。フランソワ・ド・ルーベというと、ロベール・アンリコ、ジョゼ・ジョヴァンニ、リノ・ヴァンチュラ、アラン・ドロン、ジョアンナ・シムカス、ロミー・シュナイダー、アニー・ジラルド、ブリジット・バルドー...と私の好きな人達が次々と連想される。色んな名曲があるけれど、まだ知らない曲もあるけれど、あまり音楽家!っていう感じがしない。自然に奏でる哀愁を帯びた曲、ちょっと風変わりな曲...さり気なくていい。口笛が印象的な『冒険者たち』のテーマ曲『愛しのレティシア』。アラン・ドロンの歌声も聴けるので急に聴きたくなってはレコードに針を下ろし、青い海と空、そして男のロマンや友情を想いちょっと切なくいい気分になる♪
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●代表作●
追想(1975)
ラ・スクムーン(1972)
ラムの大通り(1971)
パリの気まぐれ(1970)
ジェフ(1969)
オー!(1968)
さらば友よ(1968)
若草の萌えるころ(1968)
悪魔のようなあなた(1967)
サムライ(1967)
ベラクルスの男(1967)
冒険者たち(1967)
生き残った者の掟(1966)

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by claranomori | 2010-11-06 11:58 | キネマの夢・シネマ万華鏡
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★記憶というものは不思議。不意に甦る風景や人、会話や活字たち。でも、データ化された記録でもないので断片的で不確かで曖昧。ある事を思い出しても、どこで読んだのか、何に書いてあったのか...となかなか思い出せないことがいっぱい。ジャン=リュック・ゴダール監督が1990年にアラン・ドロンを主役(一人二役)にその題名も『ヌーヴェルヴァーグ』という作品を作られた。この初共同作品のニュースを当時どれ程喜んだだろう!その頃の私(80年代の終わり)が思い出される。そして、ゴダールがアラン・ドロンについて語ったものをやっと(未だに引越しの書籍群は整理できていない)、見つけ出した。懐かしさと嬉しさで一人で上機嫌になってしまった。以下、一部ながら。

「私はカンヌに来ることを最後まで躊躇した。作家として、また監督として私はここに来ることはなかっただろう。共同製作者の私は映画のプロデューサーや出演者たちに感謝の意を込め、ここで握手しなければならない義務があるのだ。また、或る意味では一度、30年たった今、カンヌを再訪し、初めてここに来た時の感情を振り返ってみたかった。その年、私はジャック・ロジェとクロワゼット大通りを歩いていてジャック・ニコルソンと擦れ違う。俳優として駆け出しだった彼は、モンティ・ヘルマンの映画フィルムを脇に抱えてここに売り込みに来ていたのだ。そして、奇遇にもアラン・ドロンもまた、、彼のデビュー作であるイヴ・アングレの『女が事件にからむ時』でカンヌにやって来ていた。ゆえに、私とドロンは30年前に、ここカンヌで擦れ違い、以後30年間、それぞれ別個に同じフランス映画産業で生きて来たのだ。

長い間私はドロンと一緒に映画を作ることを望んでいた。そしてこの『ヌーヴェル・ヴァーグ』で、彼の役-私には彼以外の俳優はあり得なかった-を見付けたのだった。例えば、彼には彼自身に対して、また他人との関係に於いて、《アラン・ドロン》であると同時にかつての《アラン・ドロン》でありえるのだ。それ故、彼はこの二重の役柄を演じることが出来たのである。ドロンは彼自身の中に独自の悲劇をもっている人間だ。そして私は、映画の中でも言っているように、彼を苛立てたり、厭がらせをしたり、殺したりすることは出来るが、ただそれだけなのだ。科学者たちのよく知る《スタア》が必要なのだ。だが、《スタア》とははるか彼方の物体で、我々は遅れによってしかその光を受けることが出来ない。例えば月光のように。映画スタアたちも同様なのだ。彼らはこの光、または過ぎ去って行った何かを象徴しているのだ。そして我々はその象徴をある意味において使用するのである。」


1990年のカンヌ国際映画祭でこの『ヌーヴェルヴァーグ』はパルム・ドールにノミネートされていた。受賞はデヴィッド・リンチ監督の『ワイルド・アット・ハート』。今年もカンヌ映画祭の季節になった。この映画祭が大好き。しかし、ゴダールは幾度もノミネートされているけれど、まだパルム・ドールを受賞されてはいない。以前、カンヌ映画祭の歴史のようなドキュメンタリーをテレビで観たことがある。1968年の開催目前に、ゴダールとトリュフォーは中止を叫び訴えていた。時は五月革命。華麗に着飾ったスター達や受賞候補者達の胸中も様々だっただろう。結局この年のみ、カンヌ国際映画祭は中止されたという事実。その映像のゴダールとトリュフォーの目や表情が焼きついている。彼らは映画人であると同時に哲学者のようにも思う。生き様、言行が作品と共にある。好き嫌いはあるだろうけれど、やっぱりゴダールは好きだ!と再認識するのだった。

ヌーヴェルヴァーグ:NOUVELLE VAGUE
1990年・フランス・スイス合作映画
監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール 製作:アラン・サルド 
撮影:ウィリアム・ルプシャンスキー 出演:アラン・ドロン、ドミツィアーナ・ジョルダーノ、ロラン・アムステュツ、ラファエル・デルパール

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by claranomori | 2007-05-08 05:25 | キネマの夢・シネマ万華鏡
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アラン・ドロン:ALAIN DELON
生年月日:1935年11月8日 蠍座 フランス・パリ生まれ
身長:183cm 髪:ダークブラウン 瞳:ライトブラウン

★幼い時期に父親を亡くし貧しい少年時代を過ごす。17歳で外人部隊へ、そして除隊後、放浪の旅をしていたという。1956年パリに戻り大物プロデューサー、デヴィッド・O・セルズニックとの契約を破棄してイヴ・アレグレ監督(シモーヌ・シニョレの最初のご主人)の「女が事件にからむ時」で映画デビュー。50年代後半から人気が上昇し「太陽がいっぱい」で決定打。ルキノ・ヴィスコンティの寵愛を受けたお一人ながら、それ以降も各名匠たちの作品に次々と出演、自身でも監督・製作も手掛けるようにもなる。アラン・ドロンと共演した新人女優さまはそれで名が知れる。60年代にアメリカ進出を果たすが今ひとつ...アメリカ人にこの匂いは伝わりにくいと安易に想像できる。往年のどの名優方とも今のどの大スター達とも違う芳香を放つお方。やはり唯一無二のアラン・ドロンなのだ★

~アラン・ドロンについて語った名優モーリス・ロネのお言葉♪~
「彼は天賦の才能を持っている。彼が映画の画面に現れるだけで、彼はすでにその映画に影響を与えている。それは誰にでも与えられるものではない。しかし彼は自分をライオンの分身にしてはいない。彼はいつも誰かと共演し、決して誰かに対立した演技はしない。」

好きな男優さまにアラン・ドロンを挙げない訳にはいかない私。ヘルムートさまよりもボウイさまよりも先に好きになった異国のスター☆ヨーロッパかぶれが次第に強まって行った少女時代の頃から、ずっととても大好きなお方(両親の洗脳にも感謝♪)。ハンサムでカッコイイ!!先ずそれは欠かせない。でも、それだけで長いスター街道は甘くは無いもの。天性の資質と映画を愛する気持ちや情熱、そして友情が常に一緒にいたように思う。モテルのは当然だろう!なので、悲しい思いをした恋人たちもいる、かのマルコヴィッチ事件という暗い影もある。それでも、非情なる男の孤独さと野望がスクリーンの中でもこれ程似合うお方はおられない(断言してしまいたい!)。背徳の美学、それはアラン・ドロン形容するなかでもとても好きな言葉♪代表作を挙げてみると、まだ未見作が数作品あるのでいつかお目にかかりたいなぁ~と思う。そして、新作製作のニュースも聞こえてくるので楽しみにしているところ♪

●代表作●
アラン・ドロンの刑事物語 (2001)
ハーフ・ア・チャンス (1998)
百一夜 (1994)
カサノヴァ最後の恋 (1992)
ヌーヴェルヴァーグ (1990)
私刑警察 (1988)
シネマ (1988)
デーモン・ワールド (1986)
復讐のビッグガン (1986)
真夜中のミラージュ (1984)
スワンの恋 (1983)
鷹 (1983)
最後の標的 (1982)
危険なささやき (1981)
テヘラン (1981)
ナイトヒート (1981)
ポーカー・フェイス (1980)
未知の戦場/ヨーロッパ198X (1980)
エアポート'80 (1979)
チェイサー (1978)
友よ静かに死ね (1976)
パリの灯は遠く (1976)
ブーメランのように (1976)
プレステージ (1976)
フリック・ストーリー (1975)
ル・ジタン (1975)
アラン・ドロンのゾロ (1974)
個人生活 (1974)
ボルサリーノ2 (1974)
愛人関係 (1973)
暗黒街のふたり (1973)
スコルピオ (1973)
燃えつきた納屋 (1973)
暗殺者のメロディ (1972)
高校教師 (1972)
ショック療法 (1972)
ビッグ・ガン (1972)
リスボン特急 (1972)
帰らざる夜明け (1971)
もういちど愛して (1971)
レッド・サン (1971)
栗色のマッドレー (1970)
仁義 (1970)
ジェフ (1969)
シシリアン (1969)
ボルサリーノ (1969)
あの胸にもういちど (1968)
さらば友よ (1968)
太陽が知っている (1968)
悪魔のようなあなた (1967)
サムライ (1967)
冒険者たち (1967)
世にも怪奇な物語 (1967)
テキサス (1966)
パリは燃えているか (1966)
名誉と栄光のためでなく (1966)
泥棒を消せ (1965)
黄色いロールス・ロイス (1964)
危険がいっぱい (1964)
さすらいの狼 (1964)
黒いチューリップ (1963)
地下室のメロディー (1963)
山猫 (1963)
太陽はひとりぼっち (1962)
フランス式十戒 (1962)
素晴らしき恋人たち (1961)
生きる歓び (1960)
若者のすべて (1960)
太陽がいっぱい (1960)
学生たちの道 (1959)
黙って抱いて (1959)
お嬢さん、お手やわらかに! (1958)
恋ひとすじに (1958)
女が事件にからむ時 (1956)
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by claranomori | 2007-04-09 10:13 | 男優館★麗しの男優
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★アラン・ドロンの名は永遠だろう。この『太陽がいっぱい』はきっと今後ずっと名画として語り継がれてゆくもののひとつだと思う。これはパトリシア・ハイスミスの原作を、ルネ・クレマンが脚本化し映画化されたもの。好きな名場面の連続で大好き!こんなに幾度も観たくなる映画なのだからかなり好きなのだろう。アラン・ドロンがトム・リプレーを演じるにあたって、ルネ・クレマン監督は原作から部分的に変えていったように思えてならない。当時24歳の美青年、演技だけではなくアラン・ドロンというお方の内から滲み出る背徳の匂い、そのような魅力を監督は察知していたに違いないと。当初はモーリス・ロネがリプレーという設定だったともお聞きする。モーリス・ロネもハンサムで素敵なお方。淀川長治さんは古くからこのリプレーとフィリップの同性愛的な描写について語っておられた。私は最初は貧しい青年の嫉妬心からの完全犯罪を描いたものだと思っていた。でも、何十回も観る映画のひとつなので、今ではちょっとしたふたりの会話やシーンを思い浮かべそのようなニュアンスを感じることもできるようになった。そして、美しい男同士だからこそ描き得た、何とも言えないナルシシズムが香る。カミュの『異邦人』が少し重なったりも。そして、上等のサスペンス・ドラマだけれど青春映画だとも思う。
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モーリス・ロネ、アラン・ドロン、マリー・ラフォレという美しいこの組み合わせも完璧!少しずつ実年齢が離れていてそれぞれの魅力がどのシーンにも見られる。青い海と空、そして太陽。終盤の破綻の訪れ寸前の海辺のリプレー。”太陽がいっぱいだ。”と語る。マルジェの手にキスをする時のあの陰鬱な野心に満ちた眼差しのインパクト!同じ1960年にルキノ・ヴィスコンティ監督は『若者のすべて』で心優しい青年役としてこれまた哀しくも美しくアラン・ドロンの眼を捉えている。でも、全く違う。船上での3人のやり取りも複雑なお互いの心理描写でドキドキする。そして、忘れてはならない!この映画が完璧だと思うのは撮影がアンリ・ドカエ。そして、あの哀愁を帯びた旋律の名曲はニーノ・ロータ。嗚呼、見事な揃い組み。両親の洗脳ゆえに小学生の時から”アラン・ドロン好き~♪”と言っていた私はいつの間にかアラン・ドロンのファンに自らなってゆき、今も毎年アラン・ドロン大会をしてしまう。モーリス・ロネも素晴らしいお方なのでもう少し長生きして頂きたかった。マリー・ラフォレは歌う女優さまのおひとりでもあり、レコードも色々持っている。60年代から70年代頃のそれらのジャケットを時折眺めるために並べてみたりする。とっても美しいお方でうっとり☆
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太陽がいっぱい/PLEIN SOLEIL
1960年・フランス/イタリア合作映画
監督:ルネ・クレマン 製作:ロベール・アキム、レイモン・アキム原作:パトリシア・ハイスミス 脚本:ポール・ジェゴフ、ルネ・クレマン 
撮影:アンリ・ドカエ 音楽:ニーノ・ロータ
出演:アラン・ドロン、モーリス・ロネ、マリー・ラフォレ、エルノ・クリサ、ビル・カーンズ、フランク・ラティモア、アヴェ・ニンチ、ヴィヴィアーヌ・シャンテル、ネリオ・ベルナルディ、バルベル・ファンジェ、リリー・ロマネリ、ニコラス・ペトロフ、エルヴィーレ・ポペスコ、ロミー・シュナイダー

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by claranomori | 2007-01-04 10:40 | 文学と映画★文芸・史劇