あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

<   2009年 07月 ( 5 )   > この月の画像一覧

b0106921_7175046.jpg

Sub-Culture
eighth summer
2009.7.22Wed
18:00 - 23:00

*DJ *
mine
zoe
yamaten(Velvet Moon)
chouchou(Velvet Moon)
SLIP(SOCIO)

at 心斎橋SOCIOあめりか村
大阪市中央区西心斎橋2-11-5
高谷ビル2階
06-6213-2060

door 1,000yen(with 2drinks)

★『Sub-Culture』というイベントを不定期にNew Wave育ちの友人たちと開催しています。この7/22もとても楽しい一夜でした。初めてお越しくださったお方も多く、「また次も誘ってください」と嬉しいお言葉を頂きましたので、次も必ずご連絡させて頂きます。

私は下手なのにちょこちょこと様々なイベントにDJ参加している。ふと、”いいのかなあ...私で”と不安になることも多い。フレンチポップスや女性ヴォーカルも好き!ガールズポップやキュートポップも好き。目の保養にもなる可愛い乙女たちの集うイベントにも10数年前から参加させて頂いている。私はロリィタ・ファッションではないのだけれど、いつもよりは少しドレスアップして向かう。凝ったメイクも出来ないので結局は普段と然程変わり映えはない。それでも、彼女たちは優しく受け入れてくださる。

この『Sub-Culture』はDJ陣がみんな気心の知れた友人たちである。当日までこれといった打ち合わせも無く各自のペース(当店主が最もマイペースである)。そして、会場に向かうと心から溢れる歓喜!集う人々は自然と穏やかな雰囲気。流れる音楽はNew Waveという基本があるので、決してポップばかりではない。素敵な舞姫たちも居れば、愛すべき酔いどれたちも居る。私はその刻がたまらなく好きである。DJ陣の年齢は年々さらに上る。いつまで続けられるのか...彼等と最後まで共に過ごすことに決めている。毎回、美麗なデザインのチラシが作られている。製作者もかけがえのない友人。年内にもう一度あるかも...。今後は、こちらでもお知らせさせて頂きます。基本メンバーはzoe、mine、yamaten、chouchou。そして、愛すべき仲間たち☆
Sub-CultureのHP ← です♪

[PR]
by claranomori | 2009-07-22 07:14 | イベントのお知らせ

★黒の美学を愛す★

b0106921_15104627.jpg

私は10代から、黒いお洋服を日常とし今も変わらない。「黒の衝撃」というのはファッションと音楽共にあり、それらの影響を一身に受けたのかも知れない。黒の素晴らしさを知るには他の色も知らなくては!と思い色々試してみたけれど、やはり「黒」に勝るものはないのだと私は確信したように思う。80年代前半から今の2009年の夏...時代は変われど継承されながら新しい感覚や世代が生まれる。パンク世代に遅れた私は何から「黒」を先ず感じたのか...と記憶を遡ってみた。

私は山本耀司や川久保玲のファンであることに変わりはない。それらのファッションをグラビアの美少女たちが纏うお姿にうっとりした。けれど、まだ学生の身でそんな高価なお洋服は買えないのだった。そこで、それらしき布を購入してきては母のミシンで我流の粗だらけの縫い物をしそれらを身に着けてもいた。奇しくも同じ頃、私が魅せられたアーティストたち。ブリジット・フォンテーヌ、ニコ、マリアンヌ・フェイスフル、バルバラ、ジュリエット・グレコ、マラリア、コクトー・ツインズ、デッド・カン・ダンス、バウハウス、シスターズ・オブ・マーシー、ニック・ケイヴ、灰野敬二...どなたも黒の美学者であると思う。デヴィッド・ボウイやジョイ・ディヴィジョンは英国ゴシック・ロックに欠かせない。ポーティスヘッドが影響を受けたアルバムに「ジギー・スターダスト」が入っていた。そんな説得力のある言葉を見逃しがちなお方も多いだろうし、即反応されるお方もおられるだろう。私には英国の90年代以降のあのブリストル・サウンドにゴシックを感じる。マッシヴ・アタックのアルバムにコクトー・ツインズのエリザベス・フレイザーがヴォーカル参加された時、何の驚きもなく自然とその音楽を聴き入れることができた。

VELVETをオープンして店頭でもやはり黒いお洋服ばかり着て過ごしてきた。ある日、仲良くなったお客様に「お姉さんはどうしていつも黒い服ばかり着ているのですか?」と訊かれた。上手く答えることができなかったけれど「黒が落ち着くので...」というような曖昧なお返事をして苦笑していたことを思い出す。でも、その言葉は嘘ではない。落ち着くから着ている。私の時代にゴシック・ロリィタという言葉はなかったけれど、「ゴシック」あるいは「ゴチック」という言葉は好きだった。

今、音楽ではゴスというと主流はゴシック・メタルかゴシック・インダストリアルなのだろう。詳しくないけれど聴くと好きなものもやはりある。けれど、私の好きなゴシックには憂いが必要。テンポはあまり必要としないかも。スローあるいはミドルが良い。物憂げな暗鬱さの中の儚きロマンが好き。そんな音楽は実は一定の音楽カテゴリーで語ることなどできないといつも思う。デス・ヴォイスもエンジェル・ヴォイスも好き。エレクトロなサウンドでもケルト世界にもシャンソンにもそれらを感じることが出来る音楽はある。全ての音楽を聴くことは無理なので私の好きな「黒の美学」を音楽でも愛す。また、建築様式としても、ゴシック・リバイヴァル時代の文学や絵画などもやはり好き。ルネサンスやロマン主義、象徴主義、ラファエル前派という世界も限りなく好き。

何故?の追求ばかりで埒が明かないけれど、好きであることへの拘りは強くなるばかり。いまさら捨てることなどできない。これが私の人生なのだから。

2009.7.21.
[PR]
by claranomori | 2009-07-21 22:08 | 耽美派少女の愛した音楽たち
b0106921_22352788.jpg
★『シャンソンの悲劇女優』と謳われたシャンソン歌手のダミア(本名はマリー・ルイーズ・ダミアン)。映画にもなった『暗い日曜日』や『人の気も知らないで』も大好きだけれど、この『かもめ』は寺山修司や浅川マキの世界と共に私の心に浸透し続けている曲。悲哀のドラマが3分弱のシャンソンの中にある。どこの海だか分からないけれど、遠い異国の知らない時代。でもその海は今も存在するだろう。海で死にゆく船乗りたちの魂とかもめが対になる。死にゆく船乗りたちの声であるかのように、暗い空の下を飛び回りながら信心深い魂を集め悲しい声で啼いている...物悲しくも美しい!こんな悲哀がたまらなく好きで仕方がない。ダミアが歌ったことで有名になったけれど、オリジナルは1905年のリュシアン・ボワイエ(お美しいリュシエンヌ・ボワイエというシャンソン歌手と名が似ています)。英国で舞台出演をした後にフランスに帰国し、1911年頃から歌い始め40年余り歌手として活動されたという、シャンソン・レアリストの代表的なお方。黒い衣装に身を包み暗いステージにはスポットライトのみだったという。また、第二次世界大戦という時代背景もとても重要。先述のジャン・ドラノワ監督の『ノートル=ダム・ド・パリ』にも出演されていたけれど、シャンソンとフランス映画の絆はとても深いもの。このカテゴリーはまだまだゆっくり続く予定です♪


海で死にゆく船乗りたちは
苦い海の底に投げ込まれる
まるで石のように、
不信心なキリスト教徒たちと共に
天国へはゆかないのだ
天使長聖ピエールに会うことなどはできないのだ

b0106921_22355036.jpg
※このお写真は白いドレス姿ですが、一時期黒いお衣装から変えた時期があったそうです。でも、黒いドレスにまた戻されたとのことです。暗いイメージの曲のダミアですが、軽やかなシャンソンもあります♪
[PR]
by claranomori | 2009-07-18 22:51 | シャンソン・抒情と悲調の浪漫
b0106921_22412634.jpg
b0106921_22414642.jpg
b0106921_2242462.jpg

★更新が大変遅れ気味ですのにご覧頂いている皆様、いつもありがとうございます!早くも暑さとの闘いの中、膨大に積もるばかりのお仕事をしております。そんな中でも気になる少女や少年を発見すると心和みます。やれやれ...。今回の3つのお写真や絵は歌姫ものではないので、こちらのカテゴリーへ。上から、英国のニューウェーブ時代から今日も(少しお休みされていましたが)活動を続けるダン・トレイシーをリーダーとする、テレヴィジョン・パーソナリティーズのレコードより。2つ目は我らがBAUHAUSの名曲シングルより。最後は、VELVETでは取り扱いのない作品なのですが友人が送ってくれました。荒木一郎さんのシングル盤に載っているレトロな美少女がとても可愛いのです。どんな曲かはまだ知りません♪
[PR]
by claranomori | 2009-07-15 22:54 | 写真の中の少女・夢の時間
b0106921_1236252.jpg
★ブライアン・デ・パルマ監督の1973年映画である『悪魔のシスター』を先に観ていたので、リメイクされると知り楽しみにしていた。噂ではクローネンバーグ監督でというお話もあったよう(そちらを観てみたかった!)。でも、主演が10代の出演作から追っている好きな女優さまであるクロエ・セヴィニーとルー・ドワイヨン(ジェーン・バーキンとジャック・ドワイヨンの娘さまでジェーンによく似ている)で、劇場へは行けなかったのでこの春にレンタル屋さんでお借りして観たもの。端的に云うと、やはり『悪魔のシスター』の方が断然良かった。監督お得意の画面を二分割しての映像も多用され、主役の姉妹役であるマーゴット・キダーもとても可憐で素晴らしく、また怖くもあった。けれど、どちらも最後になんとも云えぬ物悲しい余韻を残すもので、少し感じ方は異なるけれど、やはり私はその余韻が悲しくも美しいものとして残っているので観て良かったと想う。
b0106921_12364911.jpg
b0106921_1237573.jpg
主な登場人物の名前が異なっていたのでメモしておこう。デ・パルマ版の姉妹であるダニエラとドミニク(マーゴット・キダー)、女性記者グレース(ジェニファー・ソルト)、精神科医のエミール・ブルトン(ウィリアム・フィンレイ)。ダグラス・バック監督のリメイク版の姉妹のアンジェリクとアナベル(ルー・ドワイヨン)、女性記者グレース(クロエ・セヴィニー)、精神科医フィリップ・ラカン(スティーヴン・レイ)。この姉妹は腰の辺りで引っ付いているシャム双生児として生まれ過ごしていた。けれど、その姉と医師は恋仲となり結婚する。この医師がとても重要な役柄でかなりの変質的な人物で、その点も断然ウィリアム・フィンレイの方が不気味であった。この医師は姉妹を切り離す手術を施した人物でもある。後に、離婚しているけれど執拗に付き纏う辺りも気持ち悪いものだった。こういうマッドサイエンス的な様相はやはりデ・パルマ作品の方が色濃く凄みもあったように想う。手術後、妹は死んでしまうのだけれど、自分のために死んでしまった妹に申し訳ない気持ちを抱き続ける姉。傍目には、妹は生きていて、手術後精神を患い凶暴な性格となったことになっていた。それも医師による操作であり特殊な薬物を処方され飲んでいる。医師なりの偏愛なのだろうけれど。そのお薬が切れると凶暴な妹の人格が姉に移行するもののようだ。ちょっともう一度観ないと不明な部分も多いし、記憶も定かではなくなっている。デ・パルマ版の最後に、モノクロームの古い記録映像が流される。それは精神病院の模様で、その中に少女時代の姉妹(ふたりがくっ付いていた頃)の姿もある。いつも一緒に行動していたふたりの表情は普通に愛らしいと思えた。また、リメイク版の最後はルー・ドワイヨンとクロエ・セヴィニーがまるで姉妹であるかのように髪型もお洋服も同じで歩いてゆく後姿を映し出し終える。そんな現実と妄想世界が混合する中、何か物悲しさに美しさを感じた。私は姉妹ものが好きだということもあり、また、70年代のデ・パルマ映画に好きな作品が幾つかあるのは、すべて主演の女優さまに少女性を帯びたお方が多いという理由もかなり大きい。往還する女と少女♪
b0106921_12372510.jpg
※これはサントラ盤より。音楽はバーナード・ハーマンなので、やはり意図して作られたと想われるヒッチコックの引用(『サイコ」や『裏窓』)も見られる『悪魔のシスター』をもう一度また観たいと今想う。
[PR]
by claranomori | 2009-07-09 11:33 | 銀幕の少女たち・少女映画