あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

<   2009年 05月 ( 8 )   > この月の画像一覧

b0106921_2054934.jpg
~VELVET MOON 15周年記念パーティー~
『VELVET MOON 15th ANNIVERSARY☆SPECIAL PARTY MIX』

2009年5月29日(金)
場所:CLUB NOON
大阪市北区中崎西3-3-8JR京都線高架下
TEL:06-6373-4919
時間:OPEN&START:8:00~ALL NIGHT
前売:2500yen 当日:2800yen (共に1ドリンク付)

※前売り予約を頂きました皆様と、当日先着順となりますが合計100名様に、VELVET MOON記念ステッカーをプレゼント!ご予約はこの「お問い合わせ」から件名「VELVET15周年イベント予約」で、「お名前と人数など」をお知らせください。直接chouchou宛にご連絡くださっても結構です♪

《LIVE》
サエキけんぞう&クラブ・ジュテーム
シモーヌ深雪
アリスセイラー&ダメージディストーション
(アリスセイラー&ULTRA BIDEのHIDE+山崎春美+WATCHMAN)
Les Cappuccino
The Penelopes
boyfriend’s dead
MINE
葡萄屋
ポニ×カル
秋葉原紫音
微炭酸ガール
ザ・ラブ・スパイ
ど~るぱむふゅ~
天憑

《DJ》
zoe (sub-culture)
yohei (club noon)
bghs (boyfriend’s dead)
yamaten et chouchou (velvet moon)

《VJ》
K2

《写真》
U.Takeshi

《物販ブース》
VELVET MOON
乙女屋
CANDYJANE
メルヘソ
melche shutilforc

《FOOD》
チカフェ

※ご出演頂く皆様、スタッフの皆様、応援くださる皆様、当日は長丁場となります。不手際も多々あるかと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します!

★皆様、いつもお世話になっております。
出演者の皆様の販売CDやグッズもございます。
ご多忙だとは思いますが、是非ご参加ください☆
どうぞ宜しくお願い致します!

※会場は8時オープン。ライヴは8:20から開始いたします。お早目のご来場をお待ちしております。既にご予約も頂いております皆様ありがとうございます!和やかなイベントですので、お一人でお越しくださっても大丈夫ですので、お気軽に遊びに来てくださると嬉しいです。お気軽にお声もかけてくださいね♪

だんだん当日が迫りますので、私は不安と焦りと弱気と頑張るぞ!と...大変混雑した状況となっておりますが、楽しみです!バラエティに富んだ素敵なライヴが沢山ございます。どんな音楽をかけてくださるのか楽しみなDJにVJ。また、物販ブースは当店の他、可愛い小物や雑貨、イラストや乙女冊子Sucreもご一緒に並んでくださいます。そして、美味しいケーキや食べ物ブースもございます。ドレスコードなどはございませんので、ラフな装いでもお洒落してお越しくださっても自由でございます。お問い合わせがございましたので、追記させて頂きました。どうぞ宜しくお願いいたします☆

[PR]
by claranomori | 2009-05-29 20:00 | お知らせ
b0106921_8271547.jpg
★5/29(金)『VELVET MOON 15周年記念パーティー☆SPECIAL PARTY MIX』@CLUB NOON♪
いよいよ!明日となりました。既にご予約を頂いております皆様、出演者&スタッフの皆様、遠方から応援してくださっている皆様...本当にありがとうございます!ご参加を迷われておられるお方も是非ご参加くださると嬉しいです。お一人でお越しくださいましても和やかなイベントですので大丈夫です。お気軽にご参加ください。また、私の拙いブログをご覧くださっている方が遠方からお越しくださるとお聞きして感激してもおります。どうぞ必ず!お声をかけてくださいね♪素敵なライヴが盛沢山!DJとVJに彩る販売ブースに美味しいフードブース。VELVETは16年目を歩み出しましたが次の20周年に向けて、いつも応援してくださる皆様、これから新たに出会える皆様とご一緒に、音楽やアート、美しいものを心の糧に人生謳歌してゆけたらと願っています。ドジですので不手際も多々あるとございますが、記念のイベント☆素敵な思い出の夜になると信じて♪
●VELVET MOON●

[PR]
by claranomori | 2009-05-28 08:25 | お知らせ
b0106921_953764.jpg
★私はしつこいようだけれど女性ヴォーカルが大好き!「ボウイ館」の更新も遅れながらも更新している中、ふと感じること、”ああ、そうなのだ!”と妙な発見の日々が続いているので、此方でも追々に。そんな予定は積もる一方で、ようやくヴァージニア・アストレイのことを少し。初めて聴いたのは1983年だった。もう20数年も前のことなのだけれど実感が無い。私にとって色褪せない音楽たちは皆そうなのかもしれない。ヴァージニア・アストレイのお声を聴いた時の感動を何と言えば良いのだろう!インスト曲も結構多いのだけれど、総じて見えてくる風景のようなものは、その天使のような歌声と共にまるで妖精にも出逢えそうな美しい英国の田園風景。静かにさり気なく咲く草花や木々、そして小鳥の囀り。そんなオックスフォードシャーという土地を知りもしない私は勝手に想像してほっこりするのだった。音楽一家のアストレイ家。有名なお話はヴァージニアの姉カレンはピート・タウンゼント(ザ・フー)の奥様であることとか、ケイト・セント・ジョンとは学生時代からの友人であること、また90年代初頭頃だったか、エンヤとの論争めいたことなども思い出す。ヴァージニア・アストレイの音楽はとても”英国的”に感じる。私の好きなファンタジーや妖精、少女たちの姿が浮かぶ。

80年代からニューウェーブなる音楽が大好きで毎日聴いていた。その中で、”ネオ・アコースティック”と呼ばれるものがあった。後に略して”ネオアコ”と呼ばれて今に至るようだけれど、私は”ネオ・アコースティック”という呼び方が好き。そして直ぐに浮かぶお方にこのヴァージニア・アストレイが居る。私は所謂”ネオアコ~ギターポップ・ファン”から程遠いように感じている。だって女の子ヴォーカル大好きなのだから!80年代から今もずっと思い感じて来たこと。優れたネオ・アコースティックの男の子(男性)バンドが多くいる。歌声も楽曲も素晴らしいし、私も”良い曲だなあ~♪”と聴き入る。けれど、その世界にどっぷり入り込むことが出来ずにいた、ずっと。年月を経る中でだんだん私の中でそのことは明確になってきた。”男の子の文化”というのかな...一概には云えないけれど、辛うじて挙げるならトレイシー・ソーンやアリソン・スタットン。もっとヘタウマな女の子ボーカルを好み聴き入るとさらにその王道から逸れてゆくようなのだ。そして、エレポップやパンクやゴシック調のダークな音律の方がすんなり入り込めるようになって行った。でも、アコースティックな音色は好きなのでもっと古い時代の音楽を聴くことにもなった。シンガー・ソング&ライター(SSW)方のフォークやトラッド、プログレ、または現代音楽などの世界に何かヴァージニア・アストレイと通じる世界を垣間見ることができた。元々、大好きになった最初の女性ヴォーカリストはケイト・ブッシュの私なので合点がいく。そろそろ、『BRIGITTE』の再始動を考えているところ。ヴァージニア・アストレイのことはかなり長文になりそうなのでまた追記いたします♪
b0106921_96469.jpg

※もう少し詳しく綴らなければ誤解を招くかもしれないとドキドキ。”ネオ・アコ”世界(色々あるという前提で)を思う時に浮かぶ”モッズ(MODS)”という音楽や文化もやはり男の子が主体だと感じるのと似ている。ボウイは10代の頃モッズ・バンドを組み音源も残している。でも、「モッズのライフ・スタイルまでどっぷりと言うほどじゃなかった。外面的なことだけだ。徒党を組むというようなことも、あまり好きじゃなかった。」というボウイ語録があると教えて頂いた。これまた合点がいく。別に男性とか女性ということに目くじらを立ててる訳ではまったくない。正否も優劣も関係ないお話。ただ、私の好きな音楽を聴き続けてゆく中で常に感じて来たことに過ぎない。私個人の勝手な思い。何となく、伝わるお方もいてくださるのでは...とも。”女性ヴォーカル好き”のお方は性別や年代を問わずおられると思う。逆にあまり女性ヴォーカルは聴かないというお方も。少女好きだから女性ヴォーカルを好むとも限らない。人それぞれの感性と世界観がある。ただ、私はまだまだ掘り下げて探求してゆくのだろう。お仕事と密着したことでもあるし、これは個人的な心の旅でもある。ただそんなこと。
[PR]
by claranomori | 2009-05-23 09:32 | 私的少女音楽★愛しき歌姫
b0106921_740785.jpg
★ニナ・ハーゲン(NINA HAGEN)は旧東ドイツ(東ベルリン)生まれ(1955年3月11日)で本名はカタリナ・ハーゲン。父親は劇作家、母親は反体制派の女優。10代の頃からテレビのオペラ番組に出演。その後、ポーランドでバンド活動を始めたそうだ。1976年頃にはロンドンに渡り、その頃「ザ・スリッツ」のメンバーとの交流を持つ。この辺りの繋がりは面白い。けれど、ニナ・ハーゲンはドイツ語と英語でオペラのベルカント唱法や演劇的要素、ハードロックからパンク~ニューウェーブに、かなりの傾倒で有名なインド的なものからハウス・サウンド...と時代と共にアルバムも変容してゆく。1978年に「ニナ・ハーゲン・バンド」としてデビューし現在に至る。私は80年代になってから存在を知った。やはり音楽雑誌で奇抜なメイクとコスチュームのルックスに興味を抱いた。私はこのような”存在がパンク”であるお方が好きなようで、10代の頃に出会ったこれらの女性ヴォーカルの多くは突飛で個性に溢れていた。なので、奇抜なお方に慣れ親しんでもいるのであまり驚くことは最近はない。でも、奇を衒うだけの存在なら長年好きであり続けてはいないだろう。独自の世界があり、ニナ・ハーゲンのヴォーカルが存在する。サウンドがロックでもレゲエでもハウスでもヴォーカルの魅力は失せない。そして、歳と共に過激さが失せるお方も多いけれど、今もユニークなファッションで特異な活動を続けているのも素晴らしいと思う。ジャン・ポール・ゴルチェやピエール・エ・ジルとの交友、また90年代に入ると、同じくドイツ人のメレット・ベッカーとの交流も伝え聞くと思わず嬉しくなる。戸川純さんもニナ・ハーゲンに影響を受けたお方として有名。30年以上のキャリア。あの奇抜なファッションも含めてニナ・ハーゲンの表現。そして時折見え隠れする愛らしさが好き。ボウイの「ジギー・スターダスト」のカバーも最高に素敵なので、「ボウイ館」に映像を貼らせて頂きました♪
b0106921_7334356.jpg

[PR]
by claranomori | 2009-05-13 08:24 | 耽美派少女の愛した音楽
b0106921_3103785.jpg
★私の10代からの今も失せることのない永遠のミューズ(男女の性別は無関係)であり続けてくださる、デヴィッド・ボウイとマリアンヌ・フェイスフルのデュエット曲を初めて聴いたのはブートレグのビデオ映像でだった。ボウイ主催のテレビ用のもので『THE 1980 FLOOR SHOW』(1973年10月19日)、DVD化を熱望している!この中でお二人がデュエットされている曲は「I Got You Babe」というソニー&シェールのカバー曲。私は女優でもあるシェールの曲を初めて知ったのもボウイが歌ったことによる。5/29の『VELVET MOON15周年イベント』まで、毎日「デヴィッド・ボウイ館」を更新すると誓い続けている。此方では少女映画や文学のことも予定はいっぱいなのだけれど、大好きな女性ヴォーカル(音楽)のことを暫く続けようと今日思った。そもそも『BRIGITTE』のサイトは、VELVET内に作って頂いた私の趣味のサイトで、まだブログというものが無い頃から、つらつらと好きな世界について拙い思いを綴り始めたもの。この『少女愛惜』も『ボウイ館』もその中のもの。それらは全て私の中では完全に繋がっている。オタク気質という自覚は今も無いのだけれど、友人たちもそう仰るので違うとは思えなくなってもいる。ただ、これは性分というのか気になったことは観たり読んだり聴いたりするので広がるばかり。けれど、ひとつひとつ(点と点)は交錯しながらも連なってゆく。あくまでも私の中で。そういう中の核なるは我がミューズ!それはどうしたって変わらないみたい。素敵なボウイ様とマリアンヌ様のなんとも云えぬ夢のようなデカダンなデュエットを♪

David Bowie and Marianne Faithful - I Got You Babe

[PR]
by claranomori | 2009-05-12 03:42 | 耽美派少女の愛した音楽
b0106921_041420.jpg
日本未公開のフランス映画『STRIP-TEASE』(1962年製作・1963年公開)にアリアンという役で出演していたニコ。まだクリスタ・ニコとクレジットされていた頃のもの。私はYouTubeを長時間観るのが苦手ながら、少しでもこの映画の中のニコのお姿を拝見できることは嬉しいので、お気に入りに入れている。モノクロームでまだお若いニコのお姿と、素敵なセルジュ・ゲンスブールのモダンな音楽、ダニー・サヴァルも出演されている。監督はジャック・ポワトルノ-。セルジュはピアニスト役でも出演されている。この映画の主題歌『STRIP-TEASE』(1963年)はセルジュとアラン・ゴラゲールによるもので、歌われたのはジュリエット・グレコ。当初はニコが歌う予定でその音源も残されている。聴けた時は飛び上る思いでした♪
b0106921_074861.jpg

b0106921_18131128.jpg★もしも、このシングルで音楽デビューしていたなら、ニコの人生も変っていたかもしれない。運命のいたずらというのか不思議な巡り合わせやすれ違いを想う。この映画の2年後1965年に、ニコは英国・ロンドンよりシングル『I'm not sayin' I'll be true』でデビュー。ギタリストにはジミー・ペイジが参加している。また、この英国デビューのきっかけは、ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズだそうで、後の来日時のインタビューでニコはその時(1965年)にブライアンから薬物を教わったとも...あれあれ☆

NICO - STRIP-TEASE

※音楽の記事は時々YouTubeを貼らせて頂こうと思います。聴いて頂け、お気に召されましたら是非その作品もご購入ください。当店へのお問い合わせも大歓迎ですので、どうぞ宜しくお願いいたします♪

5/29(金)『VELVET MOON15周年イベント☆SPECIAL PARTY MIX』@CLUB NOONを開催いたします。素敵な出演者の皆様やご協力頂く販売ブースやカフェ・フード、DJもVJもVELVETを応援くださる方々でお世話になっている皆様です。此方でもまた詳細をお知らせさせて頂きます。ご予約も受け付け中です!前回は10周年の時に開催いたしました。まだ弱小ながらVELVETが継続していることも奇跡です。”音楽の記事ももっと書いてください”という嬉しいお言葉も頂いておりますので、偏った内容ではございますが、イベントもありますので、拙い記事ではございますが今までよりも音楽のことも多く思いを綴ってゆこうと思います。いつもご覧くださっている皆様、ありがとうございます。コメントなどお気軽にくださいね♪
[PR]
by claranomori | 2009-05-08 00:35 | キネマの夢・シネマ万華鏡
b0106921_13142949.jpg
思春期に感銘を受けた(時にあまりにも大きな衝撃、ショックとも)ヴォーカルたち。それらが随分の年月を経た今も私を捉えている。とても嬉しい事に思う。ニコ(NICO)という孤高のアーティストは今も私の心の住人であり続けている。音楽(芸術)の不思議な魅力のひとつ。ご本人はもうこの世には存在されないのだけれど...。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドより先に私はニコのアルバムを聴いた。その最初の出会いは『THE END ジ・エンド』(1974年)。当時、日本盤で入手可能な作品はこの再発盤だけだったのだ。音楽雑誌で何となく少しの予備知識やイメージは持っていた。しかし、そんなものはどこかにふっ飛んでしまった。でも、直ぐに好きになるとかその様な感覚ではなかったと思う。ただ、今までに聴いたことの無い世界、お声の圧倒的な存在に慄いた。ドアーズの「ジ・エンド」がアルバム・タイトルでありニコがカバーしている。ドアーズのオリジナルの方は、ラジオで「サイケデリック・サウンド特集」のような番組がありエアチェックして聴いていた。でも、ドアーズよりもずっと、ずっと、私はニコの歌う「ジ・エンド」が好きだと思い、今も変わらない。ニコはジム・モリソンと仲が良かったと伝え聞く。追悼の意も込めて愛を込めて自分の歌にしているように思う。
b0106921_1315153.jpg
ニコの『チェルシー・ガール』(1968年)を後で聴いたので、そのギャップに驚いたものだ。ニコのバイオグラフィー的なお話をすればもっと長くなるのでまた追々に。アンディ・ウォーホルのファクトリーに出入りしていた頃、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの1stアルバムで3曲ニコのヴォーカル曲が聴ける。後に、当時のニコのお話をモーリン・タッカーが、「それはとても綺麗だった。」と回想し語っていた。その頃のニコは、白いパンツスーツと同じく白に近いブロンドの髪の色だった。うっとりする程美しい!ニコが好きになり、古いアルバムや出演した映画(ウォーホルや、フェデリコ・フェリーニやフィリップ・ガレル作品など)を古い年代順に視聴してみた事があった。髪の色がだんだんダークになり、ファッションも黒に。ニコは神秘的な巫女のようにも感じたりしていたけれど、とてもその時、その時に身を委ねながらも、実に素直なアナーキストのように思えた。ミステイクも傍らに。

あのハーモニウムの音色と共に今も目の前で歌うニコの来日が甦る。ニコの英語の発音は歌い易いので勝手に声が出ていた(私はとても歌が下手なのだけれど)。そして、あんなに嬉しい時間をライブで体験した事は数えるくらい。嬉しいという表現は違うかな?見つめながら、歌いながら、最後まで泣いていた。幸せな時間だった。死の少し前の2度目のライブは大きなホールで旧友のジョン・ケイルが一緒だった。長い髪を三つ編みにしてスタンドマイクで歌ったニコ。私のこの2回のニコのライヴは永遠だと思う。生きながらも伝説化されがちだったニコだけれど、とても凄いオーラはあるけれど、人間だった(当たり前だけれど)。あの美しいお顔もむくれ、体型も崩れ、ドラッグ漬けのニコを何度も嫌いになろうとした私。なのに、今でもどうしようもない位に大好きで、今も何を書いているのか分からない程。あの三つ編み姿で歌ってくれた「ユーロジー・トゥ・レニー・ブルース」。清楚な綺麗なニコだった。そして、死とずっと隣り合わせに居たようなお方なので、その死の訪れも早かった。自転車に乗ってお買い物をするニコになっていた時間はそう長くはなく...。

ニコの音楽、ヴォイスは祈りのよう。時に厳しくもあまりにも優しい崇高な世界。ニコの本名はクリスタ・パフゲン。ドイツ人だけれどトルコとロシアの血が流れている。そして、ニコは生涯放浪の人のような生活。なので、無国籍な雰囲気が漂っていた。そして、いつも孤独だった(のだと思う)。でも、歌(詩)でその孤独を表現する才能があった。なので、生まれ持った美貌はある時、とても邪魔に思っていたのではないだろうか?...と思うことがある。孤独な傷を負った少女は天から授かった美貌を武器に変える事を早くに放棄した。ニヒリストなカッコイイ戦う姿が浮かぶ。イギー・ポップがパンク・ロックの父だろう!ニコはゴシック・パンクの母的な存在だと思う。ニコは自らの音楽を「ゴシック」と語っていたことを思い出した。ボウイとも繋がる(「デヴィッド・ボウイ館」にもニコのことを少し綴りました)★

※2006年8月13日に綴ったものに少し加筆いたしました。女性ボーカルが大好きで、そんな私の少女時代からずっと大好きな心の住人方のことを今後、此方に綴ってゆこうと思います。”何故好きなのか?”と私は自分に問いますが返答は難しいのです。”好き”であることに理屈は要らないとも!でも、留めておきたいこと、忘れたくは無いこと、また留めておきたくないこと(これは中傷的な批判や発言など、忘れてしまいたいこと)も含めて。殊にニコに関する事柄は複雑な思いが縺れ合っています。知りたくなかったことも。けれど、それも今は受け入れることができる私です。その上で、やはりニコが大好きである心を大切にしていたいのです。
[PR]
by claranomori | 2009-05-06 11:52 | 耽美派少女の愛した音楽
b0106921_20412233.jpg
★我ながら奇跡的にまだ毎日『デヴィッド・ボウイ館』の更新を続けている。私はボウイのことを、男性だとか女性という性別を意識したことが一度も無い...男性なのだと分かっているけれど。しかし、”女性”に関しては幅広く興味の対象となる。此処『少女愛惜』の予定も相変わらず蔓延していて書き留めておかないと整理できない。ボウイが一等大好きなのに、女性ヴォーカルがたまらなく大好き!そして、女性ヴォーカルは広域に渡り聴くので愉しみは尽きない。でも、やはり10代の多感な時期に出会えた衝撃は消え失せることなどないようだ。そんなお一人にアリ・アップ(ザ・スリッツのヴォーカル)がいる。初めてこのバンドの存在を知ったのは『ミュージック・ライフ』だった。全身泥んこまみれの女の子たちのお写真。どんなサウンドでどんなお声なのだろう...と興味津々状態で、日本盤で1stアルバム『CUT カット』を購入した。私の乏しい想像力など軽く超えてしまう世界だった。そして、アリ・アップの少し掠れた甘いヴォーカルと迸りは私の心を鷲摑みにしたと云っていい程の衝撃だった。パンク~ニュー・ウェーブというシーンの中で、最初のガールズ・バンドだと想う。それもメンバーみんな演奏したこともなく、歌ったこともないアリ・アップだったのだ。

パティ・スミスとロンドンで意気投合したそうだし、ドラムのパルモリヴ(パームオリーヴ)は後にザ・クラッシュを結成するジョー・ストラマーのガールフレンドだった。パルモリヴはフラワーズ・オブ・ロマンスのメンバーでもあったので、後のジョン・ライドンのパブリック・イメージ・リミテッド(PIL)とも繋がる。1978年にはパルモリヴはザ・レインコーツに加入しているので、スリッツが1979年に1stアルバムをリリースした折のメンバーは、ヴォーカルがアリ・アップ、ギターがヴィヴ・アルバータイン、ベースがテッサ・ポリット、ドラムはバッジーであった(後にスージー&ザ・バンシーズへ)。そして、驚異の恐るべき子供たち”ザ・ポップ・グループ”のブルース・スミスとマーク・スチュワート、さらに"Y"や"ON-U"との交流へとも繋がる。スティーヴ・ベレスフォード(フライング・リザーズ)やネナ・チェリーもいた!ザ・スリッツが結成されたのは1976年なので、アリ・アップは14歳!アルバムデビュー時は17歳!マーク・スチュワートはブリストル・サウンド(ポーティスヘッド、マッシヴ・アタック、トリッキー等)の先駆者として持ち上げられる今日。アリ・アップは「私達は20年早かったのよ。」と語ってもいた。ダブやレゲエという音楽など知りもしなかった私はすべてが新鮮で刺激的で”ニュー・ウェーブって素晴らしい!”と歓喜していた。『カット』はリアルタイムではないけれど、私にとって最初のパンクだったのかもしれない。良き友人たちとsub-cultureというイベントを開催して(突発的に)愉しんでいるのだけれど、大抵私の鞄にはこの『CUT』のレコードが入っている♪
b0106921_2041130.jpg

※アリ・アップのお母様がジョン・ライドンと再婚というニュースを知った時は驚きだった!ジョン・ライドンはアリ・アップの父親になったのだから。
[PR]
by claranomori | 2009-05-02 22:32 | 私的少女音楽★愛しき歌姫