あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

<   2008年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧

b0106921_8583219.jpg

★皆様、いつもありがとうございます!12/9~12/28まで開催しております 『VELVET MOON 期間限定SHOP』も今週の日曜日までとなりました。多忙な中、お越しくださった方々、”遠方で行くことはできないけれど頑張ってください”というお言葉や、こんな私の愛して止まぬ世界に共鳴してくださる方々、そして会いに来てくださった方々がおられるという事実をこのイベント中に知ることができました。言葉に上手くできません。

”こんな私”という遜った言い方をしますのは、小学生の頃まで遡ることになります。私は観たり聴いたり読んだりするものは暗い作風を好む傾向が強いのですが、結構明るい人間です。なので、お友達との大喧嘩に至ることもなく(巻き込まれることは多い)マイペースに生きています。次第に私の大好きな世界が”病的である”あるいは”不健全である”、”暗い”...などという言葉で語られることが増え、同時に私は”おかしい”、”変わっている”、”最近変だ”...という形容をされる少女でありました。でも、今もそれらの世界が無くては生きてゆけないのです。自ら、付き合いを悪くして行ったのですが、彼女たちとの学校生活は楽しいままでした。理解されないことが増してゆく中、頑なに一人の時間をそれらに費やすようになりました。不思議なもので、その頃、大病をしたので部活をやめることにもなりました。一緒に過ごしていた彼女たちの姿を校舎の窓から眺め寂しい気持ちにもなりました。けれど、私は帰宅するまで図書館で過ごし本を借りて帰るという時間が持てるようになり、勉強しながらも音楽は欠かせないものでした。その頃の私を自分でもとてもよく覚えています。16歳から20代前半までずっと考える主となるものは同じでした。詳しく上手く綴れませんが、それから随分年月を経た今もまだ分からなくて問う私がいます。それが”少女愛惜”という言葉が最も合う気がしたもので、このブログを始めました。誤解されやすい言葉だということは知っているつもりです。思春期の私、同い年の女の子たちでも千差万別!とても個人差のある頃。中には私と正反対で”早く大人になりたい”、”社会に出たい”と願う少女もいました。まったく理解はできませんでしたが、彼女からすると私の気持ちを理解することができないのと同じ。人それぞれ。

"この世に悪い人はいない”と信じていた私はそうでは無い現実で生きてゆく社会人となってゆきました。でも、”決して悪い人ばかりでもない”ということは何から学んだかというと友人たちです。”友愛”は尊く美しいもののひとつだと思います。今も少数派であると思いますが、大きなことをしたい訳でもなく、心豊かに生きてゆきたいのです。理解されないであろう世界を口にすることもやめ、でも、心の中は花のノートルダム☆長年ずっと”変わっている”という言葉で笑われたりもした愛すべき世界の住人たちと共に今も生きています。”こんな私”にお会いしたこともないお方が会いに来てくださったこと、遠くから応援くださる方々がいてくださること、それだけで充分エネルギーを頂けます。嘗て、私のヒーローであるデヴィッド・ボウイさまを”おかまロック”と笑い飛ばしたロック少年はどうしているだろうか...知らないうちに、私のお友達の中には同性愛の方も増えました。同じ人間なのに!美輪明宏さまのお歌に『愛する権利』という名曲があります。聴くとその魂からの歌唱に涙します。誰もが美輪さまのように精神力が強靭ではありません。けれど、歌われるその歌詞は誠に真っ当であるのです。自分の価値観だけで違う人を馬鹿にしたりすることは嫌いです。私が理解されずに口ごもっていた時期は試練でもあったのだと思います。皆から言われる言葉を修正したいとも思わず、私は好きな世界を愛し続けています。それが儲かりもしないお仕事にも繋がっています。それがVELVET MOONです。愛する友たちは、私を応援くださると同時に、同体ともいうべきVELVETをも応援くださる...尊いことです、あまりにも!ありがとうございます!幸せであります☆

このようなネットでの発言は危険なものも含んでいるとも感じます。言葉も解釈の仕方は人それぞれ違います。自分の言葉に責任を持ち思いを綴っています。”何云ってるんだ”と思われるお方も多いと思いますが、一人でも共感してくださる方がおられることに感謝して、これからも、このブログは息絶えるまで続けるつもりです。今日はクリスマス・イヴですね。私はイベント中ですが、皆様どのようにお過ごしなのだろう...メリー・クリスマス☆

(追記)上の絵はアボット・ハンダーソン・セイヤー『天使』(1887年)です♪
[PR]
by claranomori | 2008-12-24 10:00 | お知らせ
b0106921_72348.jpg

『VELVET MOON 期間限定 SHOP』

12/9(火)~12/28(日)
平日 15:00~19:00 (月曜日と第3火曜日12/16はお休みです)
土・日・祝 12:00~18:00
会場 Gohanya Cafe Kitchen's 2F
住所 大阪市北区中崎3-2-10 *地下鉄谷町線 中崎町駅から徒歩3分

RECORD&CD SHOP VELVET MOONの3週間ショップを開催いたします。ヴェルヴェット・ムーンの愛する世界☆音楽・映画・アート週間です。ご協力頂く、可愛い雑貨やアクセサリー、イラストに乙女本などのお買いもの、カフェでのおしゃべりが同時に楽しめます。イベント限定メニューもおすすめです。堅苦しい空間ではございませんので、どうぞお気軽に遊びに来てくださいね♪

◆VELVET MOON◆
http://www.velvet-moon.com/

≪おおまかなテーマ≫
1week(12/9~12/14) Velvet French Plate
当店のお気に入りフレンチ週間。シャンソン・フレンチポップ・ロックにフランス映画など。
2week(12/17~21) Velvet Non Stop Brit Cafe
大好きな英国ロック週間。デヴィッド・ボウイを主軸にアートロック・パンク・ニューウェーヴなど。
3week(12/23~28) Velvet Holly Holly
クリスマスホーリー週間。ヴェルヴェット・ムーンのフェイヴァリット満載の音楽や美麗映画など。

≪協賛≫
◆乙女屋◆
ココロときめく雑貨やアクセサリーをご紹介します。
http://www.otomeya.net/

◆Candy Jane◆
乙女画と乙女本”SUCRE"を販売します。
http://candyjane.hp.infoseek.co.jp/

◆melche shutilforc◆
普遍的な“可愛い”を追求したクラシカルフェミニンテイストのお洋服やアクセサリーを展示販売します。
http://www.melche-shutilforc.jp/

★VELVET MOONと兄弟姉妹のsub-cultureともこのイベント期間中何か☆お楽しみに♪
http://www.occn.zaq.ne.jp/newwave//

※12/13・14の土日でフレンチ週間を終えますが、商品は置いておきます。次は英国ロック週間です!ディスプレイはガラリと変わる予定です。商品を一部しかお持ちできずに申し訳ございません。その上、『期間限定SHOP』ですもので、何かお買い求め頂ければ幸いでございます。
ご協力頂いております、乙女屋さま、Candy Janeさま、melche shutilforcさまの愛らしきブースもございます。どうぞ宜しくお願い致します☆

★1週間毎のテーマですが、どれも私達のずっと大切にしている愛すべき世界です。会場を提供くださるキッチンさま、ご協力頂く乙女屋さま、Candy Janeさま、melche shutilforcさまもはお世話になっているだけではなく大好きな方々です。日々思います。多くの人がいるなかで出会えるご縁、早い遅いは関係なくて出会える運命にあったのだと。とても嬉しいです。私はドジで頼りないのですが、どうしても崩すことはできないものがあります。愛するものたちを信じて愛するものたちに助けられながら生きています。こんな調子でいつまで生きられるのかは分かりませんが、偏愛は深まるばかりです。大好きなアーティストや作品をお薦めさせて頂き気に入って頂ける事は、まるで自分の作品のように嬉しいのです。同じ商品を一番安いお店やネットで購入できる時代になりました。音楽や映像はダウンロードできる時代。それでも、お問い合わせを頂いたり、私の拙いブログを読んでくださり、VELVETでお買いものをしてくださる方々がおられること。ごまかしは嫌いです。そんなものは見抜かれてしまいます。なので、好きなものしか扱えず、でもまだ弱小ながらもVELVETは継続しています。いつも応援くださる皆様に感謝しています。ありがとうございます。また、新たに出会える方々ともご一緒に愛するものたちで繋がっていけたならいいなあと思っています。今時、ダサい綺麗事のように聞こえるかもしれませんが本心です。これしか私にはないのです。

今回の3週間、月曜日の定休日と第3火曜日12/16以外は全て私は会場でまったりワイワイしています。まったく、気さくな和やかな空間です。
皆様ご多忙な時期だと思いますがどうぞ宜しくお願い致します。
[PR]
by claranomori | 2008-12-13 07:23 | お知らせ
b0106921_5253119.jpg
ジュリエッタ・マシーナは半世紀をフェデリコ・フェリーニと生涯の伴侶として生きた女優さま。何から・・・というくらい想いは積み重なるばかり。フェリーニの名を知ったのは『甘い生活』のリバイバル。母と一緒に梅田方面へ偶に出向くようになった頃から、プレイガイドに立ち寄ることを欠かさなかった。まだお小遣いを貰っている身分の私は、近日公開される映画のチラシや来日情報などをチェックして満足している状態だったのだ。ルキノ・ヴィスコンティ映画のリバイバルがやって来た!これは今も色褪せることなどない。フェリーニへの興味も吹っ飛び、同時代映画のどの作品よりも魅せられてしまった。劇場で映画を観ることによる感動は言葉を軽く超える。初めての映画の衝撃はテレビで観た『愛の嵐』なのでどうもイタリア映画とのご縁を光栄に想ったり。映画がとても好きである私はやはりそれらの衝撃を忘れることはできない。そして、その時の私、あの瞬間にタイムスリップしてしまう。それらの思い出と両親の思い出が重なることも多い。
b0106921_5272239.jpg
ヴィスコンティが一等好きである私は今も変わらない。けれど、フェリーニへと繋がれるものは私にとってはマルチェロ・マストロヤンニだった。ジュリエッタ・マシーナのこと、この『道』のことを綴るのに始まらない...涙あふれて。フェリーニの『道』はテレビ画面だったけれど、ジュリエッタ・マシーナ演じるジェルソミーナの愛くるしい表情や仕草、瞳が焼き付いている。初めて観た時は、可哀想なジェルソミーナのことばかり。アンソニー・クインはこのザンパノ役のイメージのお陰で長年好きではなかった。けれど、これまた私に欠かせない女優さまである、ドミニク・サンダ様を拝見するために観た『沈黙の官能』でアンソニー・クインに開眼...既に長い役者キャリアのお方で初老であった。愚かな私に気付いたとも言える。憎々しい役柄を演じる力量はどんなだろう!そして、”可哀想”という気持ちにばかり覆われていたジュリエッタ・マシーナ演じるジェルソミーナの心は...と。フェリーニ監督は少年時代から道化師に憧憬を抱いておられたという。後の作品たちにもたびたび登場する。ジュリエッタ・マシーナはこの作品を撮っている時、既に30歳を超えている。劇中のジェルソミーナは不器量だということになっている。母親と4人姉妹の貧しい生活故、泣く泣く母親は旅芸人のザンパノにジェルソミーナを1万リラで売り渡す。我が子をお金に換えるのだ...家族との別れ、世間を知らず従順で無垢なジェルソミーナは知恵が遅れているという役柄でもある。知恵がなんだ!と想う。家族と別れる意味をジェルソミーナは心で理解しているし、その別れの日、海を見つめ大きな瞳は潤む。粗野なザンパノと旅芸人稼業。ザンパノに愛想がつき離れようともした。何もできない自分を蔑み死にたいと想うとザンパノの悪友でもあるゴッフレド(リチャード・ベースハート)に告げる場面。好きな場面なのだけれど、彼は”小石にも存在する意味があるのだ”と何かで読んだという。どんな存在の意味があるかは知らないけれどとふたりの交わす会話。ジェルソミーナは、”それなら私にだって何か意味があるのだ”と想え微笑む。ザンパノは彼女を必要としている、愛しているとも。ところが、ザンパノは自分の心の中をじっくり覗くようなタイプではない。一本気で不器用とも言えると想う。旅芸人生活。アメリカ製のバイクに荷車が合体したような車がふたりの寝床でもある。色々な出会いや出来事があり、ザンパノはジェルソミーナを棄てる。ラッパをそぉっと置いて。幾年か経てある町でジェルソミーナが口ずさんでいた歌を耳にする。その女性のハミングはジェルソミーナの死を告げることに。ザンパノはジェルソミーナの死をもって、彼女の存在、愛に気付く。暗い夜の海辺でザンパノはうつ伏せ泣く場面で終わる...。海は涙との絆が深いのだろう。また、どこまでも続く道に小石たちは存在する。ジェルソミーナの歌や道化は町の人々の心に伝わっていた。子供たちもジェルソミーナに興味があり好きだった。ジェルソミーナは少女の心、純粋無垢な心故に愛され、やがて精神を病み死にも至ってしまったのだと想う☆
b0106921_526465.jpg
 道/LA STRADA
1954年・イタリア映画
監督:フェデリコ・フェリーニ 製作:カルロ・ポンティ、ディノ・デ・ラウレンティス 脚本:フェデリコ・フェリーニ、エンニオ・フライアーノ、トゥリオ・ピネッリ 撮影:オテッロ・マルテッリ 音楽:ニーノ・ロータ 出演:アンソニー・クイン、ジュリエッタ・マシーナ、リチャード・ベースハート

More
[PR]
by claranomori | 2008-12-05 08:20 | 往還する女と少女
b0106921_220564.jpg
ヴィム・ヴェンダース監督の映画『都会のアリス』(1973年)は、リュディガー・フォグラー主演でのロードムービー三部作の第一弾。次の『まわり道』(大好きなナスターシャ・キンスキーが子役時代に出演した作品なのでまた後日)、『さすらい』と続く。ジャーナリストのフィリップ(リュディガー・フォグラー)はアメリカ旅行記がなかなか書けずにいる31歳の青年。アメリカから帰国の空港で母親リザ(リザ・クロイツァー)と娘アリス(イエラ・ロットレンダー)親子に出会う。フィリップはこの9歳の少女を一日預かる約束をしたけれど、母親リザは消えてしまう。そんなことでフィリップは思いもよらぬ少女との旅が始まる。アムステルダムからヴッパタール、そしてルール地方へとアリスの祖母の家を求めて。優しいフィリップで良かった。それでも道中、幼いアリスは食べ物のことや場所に不満になったり、苛立つことも。フィリップも時に苛立つけれど、アリスが寝る前に”何かお話をして”というとしてあげる。すると、お話が終わらない前に寝てしまっている...とても子供らしくて愛らしい。かと思うと、少しませた表情も見せる...なかなか素晴らしい少女子役ながらこの作品でしか知らない。
b0106921_2203060.jpg
ルイス・キャロルの”アリス”がここにも見え隠れする。迷い込んだのはフィリップも一緒。彷徨う都会の風景を映し出しながら、彼らの心象風景もさり気なく描き出しているようで、淡々としたモノクローム映像と流れる音楽などが妙に自然な感じ。ローリング・ストーンズやチャック・ベリー等の曲の他、CAN(イルミン・シュミットが主のようだけれど)がサントラを手掛けているのも嬉しい。私は母親リザを演じるリザ・クロイツァーも好きな女優さまなのだけれど、やはり、この作品はアリス役のイエラ・ロットレンダーに尽きる!ポラロイドや写真が重要な装置のようで、印象的な場面は幾つもあるけれど、4連のふたりで映った写真の笑顔など微笑ましいものだった。途中、母親が見つからずにアリスが泣き出してしまう。祖母の家を持っている写真を手がかりに探すのだけれど、さらに幼い頃の記憶なのではっきりしない...すべて当然だろうと想う。ガムをくちゃくちゃ噛みながらの車窓から視線、9歳なのに目の下に疲れが出ているところとか、旅先でお洋服を着替える場面の靴下を履く場面、海辺でのひと時...ナボコフの”ロリータ”も感じてしまう。また、ラストシーンも美しいのだけれど、その前に新聞でジョン・フォード監督の死のニュースを知るフィリップ。きっと、ファンだったのだろう。始めの方でテレビから映し出される古い映画は『若き日のリンカン』(ヘンリー・フォンダ主演の1939年作品)だし。2時間弱の映画の中で色々な探し物ができるようなまったりと観れる好きな作品。それでも、冒頭から20分経ち画面に登場するアリスを待ってしまう☆
b0106921_2241695.jpg

都会のアリス/ALICE IN DEN STADTEN    
       1973年・西ドイツ映画
監督:ヴィム・ヴェンダース 脚本:ヴィム・ヴェンダース、ファイト・フォン・フェルステンベルク 撮影:ロビー・ミューラー 音楽:CAN(イルミン・シュミット) 出演:リュディガー・フォグラー、イエラ・ロットレンダー、リザ・クロイツァー

More
[PR]
by claranomori | 2008-12-01 22:59 | 銀幕の少女たち・少女映画