あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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<   2008年 09月 ( 17 )   > この月の画像一覧

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ジョージ・ロイ・ヒル監督の思春期の淡い恋物語を瑞々しく描いた青春映画である『リトル・ロマンス』(1979年)。私は最初はテレビ放送で観たのだけけれど、私もまだ思春期の頃だったのでとっても思い入れが強い作品。”ベニス”というとヴィスコンティの『ベニスに死す』なのだけれど、”この場所にいってみたいなあ♪”と想ったベニスのあのゴンドラで橋を...と蒼い想いを抱いたもの。そして、13歳同士のおふたりの子役がかわいくて!と言っても、最初は美少女ローレンのことしか記憶にない状態であった。そして、”ダイアン・レイン”は低迷期の90年代作品は飛び飛びなのだけれど最近また素晴らしい。でも、『ラストレター』や『アメリカン・ビューティ』、『ランブルフィッシュ』に『アウトサイダー』辺りはずっと大好きだった。もっとも、愛らしく甘酸っぱいこの『リトル・ロマンス』は70年代末の青春映画の名作としても色褪せないもので、その後幾度か観ている大好きな映画♪
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パリ郊外のアパルトマンで車の運転手の父親と二人暮らしの少年ダニエルはとても頭が良く大人も顔負けの記憶力と数学の知能を持つ。そして、大の映画マニアでもある。ある日、ダニエルのクラスがベルサイユ宮殿に見学に行った折に、同い年のアメリカ人の少女ローレンに出会う。彼女もまた13歳でハイデッガーを読み耽るような少女で哲学と数学が優秀な賢い美少女。たちまち意気投合したふたりはまた再会の約束をして別れた。

そして、ルーブル宮殿にあるチュイルリー庭園でのこと。ダニエル少年は足元に転がったサッカーボールを蹴飛ばしたのだけれど、運悪く近くにいた老紳士に当たってしまう。でも、それがきっかけでこの老紳士(ローレンス・オリヴィエ)とダニエルとローレンも仲良くなってゆく。そして、この老紳士はふたりの恋を結ぶお方でもある。この辺りの、老年期のサー・ローレンス・オリヴィエがまた素敵(最初は知らずに観ていたのに)☆ローレンはもうすぐアメリカに帰国しなけれならない。その前に、是非ともあのロマンティックな『サンセット・キス』の伝説を!と幼いふたりはヴェネチアへ向うのだった。老紳士ジュリアスも同行する。道中色々あるのだけれど、ふたりはゴンドラに乗り、あの”ため息の橋”の下にたどり着き教会の鐘が祝福してくれているかのように、ふたりは永遠の愛を誓いキスをする。そして、ローレンはアメリカへ帰国してしまうのだけれど☆
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リトル・ロマンス/A LITTLE ROMANCE
     1979年・アメリカ映画
監督:ジョージ・ロイ・ヒル 原作:パトリック・コーヴァン 脚本:アラン・バーンズ 撮影:ピエール=ウィリアム・グレン 音楽:ジョルジュ・ドルリュー 出演:ローレンス・オリヴィエ、ダイアン・レイン、テロニアス・ベロナール、アーサー・ヒル、サリー・ケラーマン、ブロデリック・クロフォード

☆こういうことが偶にある...ポール・ニューマンの訃報を今知った。この映画の監督の代表作でもある『明日に向って撃て!』はダニエル少年が大好きな映画。また、この頃のインタビューでダイアン・レインはロバート・レッドフォードが好きだと語っていた...ポール・ニューマンは私もとても好きなので静かに込み上げてくるものを感じています。多くの好きな映画がありますので、それらと共に永遠です☆ご冥福をお祈りしています。
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by claranomori | 2008-09-28 02:14 | 銀幕の少女たち・少女映画
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『人形』

わたしは彼女に人形を一つ与えた
ばら色の頬をした蝋人形
その腕は 小さな釘でとめられて
脚はといえば 折りたためる

わたしたちが一緒にいるとき
彼女は人形を 二人の間に寝かせる
それは ふたりの子ども
夜ともなれば 彼女はその子を揺りかごであやし
寝かせるまえに 乳房をふくませる

彼女は人形に 小さなテュニックを三枚織ってやった
そして アフロディテの祭りには
宝石をふたりで贈った
花束も添えて

彼女は人形の貞節に気を配り
一緒でなければ 外へも出さない
とりわけ 太陽の光にはあてさせない
小さな人形が 蝋の雫になって溶けるから

伊東淑子:訳 宇野亜喜良:挿絵  『ビリティスの唄』より

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★19世紀末のまだ若き才人ピエール・ルイスが書いたギリシャの女流詩人ビリティス。いまだに巧妙なトリックにかかったままであったりする私。しかし、これはピエール・ルイスの翻訳でもなく偽書であり、架空の物語。でも、そのお話は21世紀を生きる私が愛する世界であるということに我ながら慄く!お人形を愛する気持ちと少女の同性愛の瞬。その後の悲痛な唄もあるけれど、この訳は好きなもののひとつ。表紙や挿絵が宇野亜喜良氏であったこと、翻訳者の中に女優の岸田今日子さんのお名前があったもので飛びついた御本。古い翻訳の雰囲気がより好きではあるけれど、この御本も時折取り出して読んでいる。ああ、少女ムナジディカも愛おしい☆
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by claranomori | 2008-09-25 21:15 | 19世紀★憂愁のロマンと美
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ギリシャの名匠テオ・アンゲロプロス監督の初めて観た作品は『旅芸人の記録』(1975年)だった。大作ながらまったく長く感じることもなく魅入っていたもの。何の予備知識なく観たのだけれど、”美しい”ととても心ふるえた。他の作品にも好きなものは多い。未見の作品もいつの日にか...と気長に待っている。この『霧の中の風景』は1988年の作品で、原案からテオ・アンゲロプロス監督によるもの。

12歳の姉ヴーラ(タニア・パライオログウ:Tania Palaiologou)と5歳の弟アレクサンドロス少年(ミカリス・ゼーケ:Michalis Zeke)の幼いふたりが、アテネからドイツにいるという父親を探す旅に出る。ヨルゴス・アルヴァニティスによる美しいカメラワークと共に哀切を伴う物語は実話を基にされている。父親探しと言えども父の顔も知らないふたり。幼いふたりが国境を越える旅の過程は彼らの心の動き、彼らの成長を描いているのでもある。『旅芸人の記録』の出演者たちが登場するのも嬉しい。決して明るい物語ではないけれどどこかおとぎ話風でもある。やさしく突き刺さる映像詩。ふたりは歩いて歩いて、光のない暗い霧の中を。大仕掛けもない沈黙の中に詩を感じる。私は”詩”がたまらなく好きで、その”詩”にはこうした沈黙の中の映像、素人子役のふたりの眼差しや表情...霧の中の孤独な抒情詩もある。もっと心の中は多く語っているのだけれど、言葉にできない程大好きな映画!突き刺さる想いはやはり痛いけれど大切なもの☆
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-ふたりの幼い子供、アレクサンドロスとヴーラが家をすてて、ある夜、汽車で、ドイツにいる父を探しに出発してしまう。姉弟は父を知らず、父を見たこともなく、母が姉弟に父はドイツにいると言った。ふたりの子供たちの旅、彷徨、出会い、失望と希望が、ふたりが世界を知ることになっていく。善や悪、真実や虚偽、愛や死、沈黙や言葉。人生を知る旅。- 
(テオ・アンゲロプロス監督)

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霧の中の風景/TOPIO STIN OMICHLI
  1988年・ギリシャ/フランス合作映画
監督・原案:テオ・アンゲロプロス 脚本:テオ・アンゲロプロス、トニーノ・グエッラ、タナシス・ヴァルニティノス 撮影:ヨルゴス・アルヴァニティス 音楽:エレニ・カラインドロウ 出演:タニア・パライオログウ、ミカリス・ゼーケ、ストラトス・ジョルジョグロウ、エヴァ・コタマニドゥ、ヴァシリス・コロヴォス
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by claranomori | 2008-09-22 23:12 | 銀幕の少女たち・少女映画
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『乙女の儚夢』

哀れ乙女よ何故歎くか お巡りさんがわけ迅えば
お願いだから許してね
弟 いもうとおなかすかして 待ってるからね 
なくなと云えばなを泣いた
かた うちふるわせて

作詞・作曲:あがた森魚

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★映画『レ・ミゼラブル』のことを書きながら、『噫無情』と綴った折に過ぎったあがた森魚さんのアルバムのこと。あがた森魚さんの1974年のアルバムのタイトルだったから。そして、いつか書こうと想っていたのでその前作アルバムとなる『乙女の儚夢』のことを。初めて知ったのは『赤色エレジー』で、当時大ヒットした曲だと知ったのは母も口ずさんでいた曲だったので。私はこの1972年の『乙女の儚夢』というアルバムはリアルタイムではないので再発盤のレコードで持っている。上の詩は中の歌詞カードより。あがた森魚さんの歌を聴いていると美しくてやさしいので涙に溢れることが多い。殊にこのアルバムでは大正ロマンに溢れた世界!この”儚夢”と書いて”ロマン”と読む辺りに先ず心ときめいたものだ。そして、このアルバムが大好きな理由はいくつかあり、全てが自然と繋がり購入してから20数年経っているけれど、当時より今の私に大切なもののようで愛おしいアルバムなのだ。大ヒットしたという名曲『赤色エレジー』も収録されているけれど、より嬉しいのは吉屋信子さんの詩(この歌は田村しげる作曲、松島詩子と山野美和子のおふたりがデュエットの昭和9年の曲)『女の友情』が収録されていること。吉屋信子さんの書かれたものの”エス”という世界は好き嫌いが分かれるのだろうけれど欠かせないもの。私はとっても好き!

そして、このアルバムのバックはムーンライダーズの前身バンドである”はちみつぱい”である!この1972年という時代は私にはボウイの『ジギー・スターダスト』の時代であるので憧れの時代。はちみつぱいの作品も大好きで『塀の上で』という曲をカセットテープに録音して何度も聴いていた頃がある。その空気感、時代感は当時のアートロック的なもの、当時のロンドンに夢を馳せる世界観に溢れているように感じた。私はフォーキーな音が好きで落ち着く。トラッドフォークにアートロック...言葉は違えども重なり合う部分は多い。文学や音楽が”アート”という言葉で融合し合うのが好きだし、そのようなアーティストたちが大好き。あがた森魚さんの世界は文学でもあると想う。私の好きなロマンを歌にしてくださる、美しい日本語で☆

美しいジャケットは林静一!赤色エレジーのシングル盤も同じく。この曲は漫画のガロに掲載されたお話に影響され、あがたさんが当時の失恋した想いを託し作られた曲だということなどは、ずっと後に知った。漫画のガロの「赤色エレジー」は今も知らない。
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by claranomori | 2008-09-20 23:38 | 愛の花束・日本の抒情
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『少年少女の情景・昭和の歌謡曲の中の少年少女たち』
★中学生から洋楽を聴き始め、次第に歌謡曲や日本のヒット曲から疎くなって今に至ります。でも、今でも大好きな曲や当時の風景がよみがえるような心の歌は色褪せないものです。10代のアイドルたちが歌う姿と共に、あるいはもう少し大人の歌手の方の曲ながら歌の中にいる少年少女たちが浮かびます。小学生から中学生の頃が最も歌謡曲やテレビで歌う歌手のお姿に魅入っていた時期だと思います。なので、乏しいのですが70年代から80年代の歌謡曲やシティー・ポップス(ニュー・ミュージック)、テクノ歌謡のようなニュー・ウェイヴ風の楽曲たちに偏ります。洋楽嗜好なのでこれまであまり歌謡曲について書かなかったのですが、ここ数年の中で、まだ一桁の子供だった私が夢中になってテレビを観ていた、あの頃を想うと胸が熱くなることに気付いたのです。歌の中の少年少女は幼い子供から思春期の少年少女を基本にします。「少年編」は郷ひろみが多くなりますがご了承ください。「少女編」は大好きだった女性アイドルたちやシンガー・ソング・ライターたちの曲が今も色々浮かびますので、随時更新いたします♪上の絵は里中満智子先生による郷ひろみモデルの美少年です☆

更新記事:2008年9月20日~2011年2月5日現在
『永遠のアイドルとガールズポップ愛好館(愛しきポップミュージック&ボーカル中心♪)』と連携しておりますので、下のタイトル等をクリックして頂きますと以前書いた記事にゆきます♪

《少女編》
『乙女の儚夢(ロマン)』  あがた森魚
『少女』 五輪真弓
『山口さんちのツトム君』 斉藤こず恵
『恋人試験』 松本ちえこ
『紙ヒコーキ』 荒井由実
『森を駈ける恋人たち』 麻丘めぐみ
『芽ばえ』 麻丘めぐみ
『花物語』 桜田淳子

《少年編》
『ウィスキー・ボンボン』 郷ひろみ
『君にお月さまをあげたい』 郷ひろみ
『紙ヒコーキ』 郷ひろみ
『ミドリ色の屋根』 ルネ・シマール
『天使の詩』 郷ひろみ

《番外編》
『オー・シャンゼリゼ』 ダニエル・ビダル ダニエル・ヴィダル
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by claranomori | 2008-09-20 23:38 | 少年少女の情景★昭和歌謡
19世紀の文豪ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』を映画化したものを幾つか観ているけれど、このクロード・ルルーシュ監督による1995年映画は、ユゴーの作品や登場人物を織り交ぜながらも、ルルーシュのオリジナル映画である!この映画は少女映画ではないけれど想いは巡る。ちょっと脱線するけれど、この映画を観て涙腺の緩い私は大泣きした!このお話に、そして深い皺を顔に刻んだ笑顔のジャン=ポール・ベルモンドに!そして、大ドラマの天才ルルーシュに!!(「少女愛惜」と名付けたブログなので反するようだけれどこれも私の好きな世界なのでご理解ください)☆嘗て、映画好きの友人とあれこれとお話する中、私の好きなルルーシュを馬鹿にされたことがある。言い分は大ドラマ、メロドラマである点をインテリのその友人は軽く蹴飛ばした。けれど、人それぞれの好きな世界がある(友人に悪意はない)。グッと堪えても翌日も口惜しいのだった...情けないことに、私はいつも反論することが出来ない。心の中よりもずっと軽々しく”でも、ルルーシュはいいよ!”と笑って過ごした。ルルーシュと言えば音楽はフランシス・レイ!!これまた大好き!!あの甘美なメロディよ♪もうこの辺は好きか嫌いかと分かれるところのようだけれど、この『レ・ミゼラブル』では崇拝されるルグランも共同参加しているのだ。けれど、あくまでもフランシス・レイが中心となってのもの。音楽も当然素晴らしい!!
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ジャン・ヴァルジャンというと、映画ではジェラール・ドパルデューやリーアム・ニーソンが演じたものが新しいけれど、やはりジャン・ギャバンな私、リノ・ヴァンチュラもいい!(”カレセン”というらしくどうも私も大いにその兆候がかねてから見られるみたい。枯れ行く線描は人生の歩みの証し。そんな中に美を見出し、そんな人々に魅了されるというようなことだろう)。そして、このルルーシュのユゴーへのオマージュ的な一大ドラマの主人公アンリ・フォルタンを演じるベルモンドの円熟というのか人間味溢れるあの表情に涙する。コゼットのような少年時代、ジャン・ヴァルジャンのような成人後の葛藤の人生...けれど、彼は笑う!この笑顔はなんだろう...ヴァルジャンも然り!フォルタンも然り!ここでもユダヤ人であるが故に迫害され逃亡しなければならない人々や心優しき夫妻のようでお金に惑わされる人たち...様々な人間模様を見ることができる。フォルタンは生きるために悪事をはたらくこともある。けれど、心にはいつも正義がある。言葉で語ると綺麗事のようだけれど、人間らしいのではないだろうか...。
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ジマン夫妻の娘役として、サロメ・ジマンが登場する。この少女サロメを演じるのはクロード・ルルーシュの実の娘さまでお名前はサロメ・ルルーシュ(Salomé Lelouch)!!こんなお名前を忘れるはずはない。お母様はルルーシュ映画に欠かせない女優さまのエヴリーヌ・ブイックス。サロメ・ルルーシュは1983年生まれということなので、この映画での撮影当時は11~12歳頃の少女。利発そうな少女ながら、どこか愛嬌がありかわいい。小さいので大人たちを見つめる折の上向きのお顔と目つきが特に印象深く残っている。フォルタンとジマン家族の友情の美しさを映画の終盤で大いに見せてくださる。過去の悪事を咎められ窮地(刑事殺しの罪とされる、違うのに!)のフォルタンを彼からの恩を忘れぬジマン氏が彼の弁護に力を尽くし、娘サロメも成長し結婚式の日がやってくる。その若い夫妻に心から祝福するフォルタン。そして、彼の苦難の人生の中で輝ける幸福という光を身に受けるのだ!こんなことをつべこべ語っても、フォルタン役のベルモンドの魅力の僅かの部分しか語ってはいない。この主人公の苦難の末の幸福とは、お金や名声ではないこと。ルルーシュの本質、真骨頂ここにあり!と私は嬉しくて大泣きするのだ。ルルーシュを好きな人が好きでそれでいい。ユゴーの『レ・ミゼラブル』は日本では『噫無情(ああ無情)』として有名。『悲惨な人々』の人生にも意味があるのだ。そんな一大叙事詩☆
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※ベルモンドの他、フランス映画の数々で名場面を刻んできた方々も登場される。ジャン・マレー、ミシュリーヌ・プレール、そして、そしてアニー・ジラルド!!たまらなく素晴らしい存在感なのです☆

レ・ミゼラブル/LES MISERABLES
1995年・フランス映画
監督・脚本・撮影:クロード・ルルーシュ 原作:ヴィクトル・ユゴー 音楽:フランシス・レイ、フィリップ・サーヴェイン、エリック・ベルショー、ミシェル・ルグラン、ディディエ・バルベリヴィエン 出演:ジャン=ポール・ベルモンド、ミシェル・ブジュナー、アレサンドラ・マルティネス、サロメ・ルルーシュ、アニー・ジラルド、フィリップ・レオタール、クレマンティーヌ・セラリエ、フィリップ・コルサン、ニコル・クロワジール、ジャン・マレー、ミシュリーヌ・プレール

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by claranomori | 2008-09-18 11:58 | 銀幕の少女たち・少女映画
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1960年のウォルフ・リラ監督の英国映画『光る眼』の端正なお顔立ちの美少年デヴィッド君。原作はジョン・ウィンダムの『呪われた村』で、監督方が脚色して映画化されたもの。英国的な佇まいというものが好きで、所謂ホラー作品にも独特の雰囲気を醸し出すお国。1960年というのだからとっても古い作品なので、特撮と言っても派手なものではない。けれど、モノクロの映像と無機質なデヴィッド少年や仲間の少年少女たちはどこか怖い、眼が光ると!ずっと以前に観たもので、『回転』について綴ろうと想っているのでマーティン・スティーヴンス(Martin Stephens)君(マーティン・ステファンと憶えている)のこの作品をちょっと先にと思い出した。
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のどかなミッドウィッチという村で奇怪な事件が起こる。同じ日の同じ時刻にその村人たちが全て仮死状態となる。理由は分からない。彼らが蘇生して数ヵ月後、その村の女性たちが妊婦となる。喜ぶ教授夫妻もいれば、そんな覚えも無い可哀想な17歳の少女まで。そして、その子供たちは皆、お腹の中での成長は普通より早い。生まれてきた子供たちは、皆、絵に書いたような輝く金髪と風変わりな目つきをしている。そして、1歳の赤ちゃんの頃から大人並の知能を持っている。次第に成長した彼らは同い年位の子供たちと一緒に遊べない。彼らは集団で行動し、その中の誰かひとりがあることを学ぶと他の仲間にも即座に伝達される。そして、彼らは相手の考えていることも読み取ることができる。とてもIQ高し!色々と調査を進める大人たちの中でも彼らを抹殺してしまおうという動きが強くなる。同じ日に、世界中のあちこちで同じような事件が起こっていた。ある国では彼らが金髪であるが故に”悪魔の子”とされ抹殺されてしまったり、ソ連でも国家機関が彼らを抹殺してしまった。特殊な能力を悪用するからだと。デヴィッド少年たちはそれらの出来事を既に熟知していて生き延びるのだと固く誓っているようなのだ。デヴィッドの父親であるゴードン教授とアラン少佐は彼らをもう少し研究したいと願い出るのだけれど...。
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少年少女たちはほとんど台詞はない。デヴィッド少年だけはゴードン夫妻の息子であるので幾場面かで語るけれど、その語り方も冷静沈着で12歳位の子供なのに大人のようでもある。しかし、お声や半ズボン姿の脚を見ればその頃の少年であると分かるのだけれど。妙な映画で、ホラーとされているけれど、かなり異質。SF的怪奇ミステリーというのだろうか。怖がりの私も怖くは無い。ただ、彼らは何処からやって来たのだろう...と。この映画の続編もあるけれど、それは未見なので謎のまま。ミステリーは謎のままが良いようにも想う☆

光る眼/VILLAGE OF THE DAMNED
     1960年・イギリス映画
監督:ウォルフ・リラ 原作:ジョン・ウィンダム 脚本:ウォルフ・リラ、スターリング・シリファント、ジョージ・バークレイ 撮影:ジェフリー・フェイスフル 特撮:トム・ハワード 音楽:ロン・グッドウィン 出演:ジョージ・サンダース、バーバラ・シェリー、マーティン・スティーヴンス(マーティン・ステファン)、マイケル・グウィン、ローレンス・ネイスミス
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by claranomori | 2008-09-16 22:07 | 銀幕の美少年・少年映画
ミシェル・ボワロン監督の1963年映画『アイドルを探せ』。私は当初はシルヴィ・ヴァルタンの動くお姿を拝見したくてLDを購入。その後、リバイバルで新たにビデオを購入した。よくシルヴィの主演作のように言われるけれど、主演ではなくて”アイドルたち”のお一人として実名で出演され、同名タイトル曲の『アイドルを探せ』を舞台で歌われている(僅かに台詞も)。最初の方に出演されるだけだけれど、まだ19歳頃のシルヴィで可憐♪当時、この曲は日本でも大ヒットされたそうだ。私はレコードのシングル盤ではシルヴィ・ヴァルタンのものを最も多く持っている...アルバムで聴ける曲が多いので眺めては”可愛い~♪”とキュンとなる。バブルの時代の私はとにかくレコードやお洋服や装幀重視の御本などを買っては散財し今に至る。けれど後悔はしない。何故なら、それらは今でもなにかしらの心の栄養、糧となっていると想うので。
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いったい日本盤で何種類の『アイドルを探せ』というシングルが発売されたのだろう...。よく分からないけれど5種類の日本盤とフランス盤の6枚がある。先程もほっこりと眺めては安堵していた。B面には『恋のショック』という曲が収録されているけれど、フランス盤には違う曲があと3曲(当時は3曲とか4曲入っていた)。ジャケットもそれぞれ異なるので楽しい♪
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この映画はコメディで、おキャンでキュートなダニー・サヴァルたち女性3人と頼りないけれどモテるリシャール役のフランク・フェルナンデルの4人の珍騒動。女優のミレーヌ・ドモンジョが本人役で登場していて、彼女のダイアモンドを盗んでしまうリシャール。逃げる時に、レコード・楽器店の売り物のギターの中にガムに包んで隠しておいた。しかし、翌日にはそのギターは売り切れてしまっていた、それも5本あった同じプレスリー型のエリクソン。大慌てでその購入者を追う彼ら。その購入者5人は、シルヴィ・ヴァルタン、フランク・アラモ、ナンシー・ホロウェイ、ジョニー・アリデイ、シャルル・アズナヴール!彼らは全て本人役で出演していて歌も披露。その他、レ・ザーフやソフィー、エディ・ミッチェル、ジャン・ジャック・デュボゥ...と皆、実名で出演している。ソフィーの上手なダンスも拝見できるので、フレンチポップス・ファン、殊に60年代のイエイエ・ファンは喜ばしいのではないだろうか。私はシルヴィと、アリデイの登場シーン(タイトなスーツ姿がカッコいい!)、最後に登場するアズナヴールの『想い出の瞳』が聴けて大満足なもの。

シルヴィの『アイドルを探せ』の作詞はアズナヴールによるもの。この映画のために書かれたものなのだろう。”今夜、踊りに行くために 美しく着飾って”...と夢みる乙女ごころの歌。アルバムには1964年に収録され日本でも発売されている。また、監督のミシェル・ボワロンというと、ジョニー・アリディの他、アラン・ドロン、ブリジット・バルドーなどのお顔が浮かぶ☆

アイドルを探せ/CHERCHEZ L'IDOLE
      1963年・フランス映画
監督:ミシェル・ボワロン 脚本:リシャール・バルデュッシ 撮影:レイモン・ルモワニュ 音楽:ジョルジュ・ガルヴァランツ 出演:ダニー・サヴァル、フランク・フェルナンデル、ベルテ・ブランバル、シルヴィ・バルタン、ジョニー・アリディ、シャルル・アズナヴール、エディ・ミッチェル、ミレーヌ・ドモンジョ
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by claranomori | 2008-09-12 21:27 | 私的少女音楽★愛しき歌姫
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★私には横の長いカテゴリ全てが大切です。『BRIGITTE』が私の好きな世界であるのです。少女や少年についてずっと想いがあること、揺るぐどころか、ますます強固なものとなってゆく偏愛はなんだろう...と自分でもよく分かりません。まだまだ綴っていないことがいっぱい!息絶えるまでこの独りよがりな作業に終わりなどないのだと想っています。時に途轍もない苦痛を得ます。そして美しい世界にまどろむ刻から現実へと戻らなければならない。私は今を生きています。その苦痛という感覚を理解くださるお方もおられると想います。でも、苦痛を伴わない愛はないと確信しています。そして常に”美”や”優しさ”が救ってくださるのです。現実主義で生きてゆけない情けなさに葛藤しながらも、空を仰ぎ人生謳歌したいと想います♪
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by claranomori | 2008-09-11 11:27 | 歎賞★愛するが故に沈黙す
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★私の幼少時、思春期、青春期、壮年期...運命の出逢いから常に永久に心におられる美の化身のような方々。”大好き”という言葉は真実であり語ると嘘になるように想うことがある。それ程に大切な私の美の世界の住人がた。ああ、美の殉教者のようで狂おしい!心震えるほど幸福である☆

※この『歎賞★愛するが故に沈黙す』はランダムに続けてゆきます。先ずは既に掲載させて頂いたお写真なども含み有名なものが多いです。私にとっての美しきミューズたち。多くのことを今も常に感じ教えて頂いているお方ばかり。同じお方が幾度も登場されると想います。美麗なる七つの大罪。あるいは薔薇の刻印。美は残酷なまでに私に光を与えてくださる♪
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by claranomori | 2008-09-10 10:20 | 歎賞★愛するが故に沈黙す