あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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<   2008年 07月 ( 16 )   > この月の画像一覧

★むかし、むかし、あるところに...と古い(いったいどのくらい昔だろうか?)民話や伝承話がいたる地域で口伝えに語られて来たものが沢山ある。作者が誰なのかも分からない。子供の頃、テレビアニメで”日本昔話”や”世界昔話”が放送されていたのだけれど、私はどちらも大好きだった。家族で観ていたものだ。全ての放送を観たとも思えないけれど、既に知っていたお話もあれば、初めて知るお話もあった。衣食住も違えば通貨も違う...でも、昔の日本(世界)のどこかのお話。

『つつじの乙女』という民話を元にした、松谷みよ子氏の絵本『つつじのむすめ』。どこからどこまでが民話(昔話)かは定かではないけれど、筋書きはほぼ同じようなのだ。

あるお祭りで仲良くなった高い山に住む青年と娘。その後も、娘は青年に会いたさで毎日、毎夜山を一つ越え、二つ越え(絵本では五つとある)して、暗い道を駆けてくる。手には生米を握りしめて。着いた頃にはその生米はお酒になっていて青年に飲ませてあげる(ここも、生米がお餅になっている)。次第に青年は娘を疎ましく思い出す。そして、毎夜、この暗い山を越えてをやって来る娘に魔性を見るようになる。青年は娘の差し出すお酒を飲まなくなった。娘は悲しむけれど、それでも毎夜通うのだった。そして、遂に青年は娘を山で待ち伏せして斬り殺してしまう(ここも、崖下へ突き落とすとなっている)。そうして、その山は毎年、娘の死んだ頃になると一面が真っ赤に染まり、べた一面につつじが咲く。

悲恋物語ながら一途な乙女心が美しい!しかし、青年側になってみると怖いものがあったのかとも想うけれど、何も死に追いやることはないではないか...と、その乙女の姿を想う。昔、昔のお話。当然、山道に灯りなどはない。足下も悪いだろう。けれど、青年に会いたいという一心の強さが娘には暗い険しい道も距離もなんともなかったのだろう。ああ、美しい☆

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by claranomori | 2008-07-30 21:42 | 愛の花束・日本の抒情
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フィリプ・レンチ監督の『プラハ!』(2001年作品ながら日本公開されたのは2006年なので記憶に新しい)はチラシを頂いた時からトキメクものだった。高校卒業間近のテレザ、ユルチャ、ブギナの仲良しの少女たちや同級の男の子たち。舞台は1968年の”プラハの春”である。キュートな3人の女の子の中でも主役のテレザ役のズザナ・ノリソヴァーは美人でスラリとして脚の長いお方。終始映像はカラフルでポップ!60年代を再現したファッション・美術・振り付け・音楽はとてもドリーミー♪「花のサンフランシスコ」「恋のダウンタウン」「シュガータウンは恋の町」「花はどこへ行ったの」...と名曲たちが流れるミュージカル仕立ての青春映画といった作風のもの。
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フィリプ・レンチ監督のお名前は初めて知ったもの。しかし、大好きな1966年のチェコスロヴァキア映画『ひなぎく』(まだ綴っていないので近い内に)の監督であるヴェラ・ヒティロヴァの教えを受けたお方なのだそうだ。全編を彩る鮮やかで軽やかなレトロ感やキュビズム・デザインと甘い恋物語なのだけれど、彼女たちが恋をするのは脱走兵の青年シモン、エマン、ボブだった。そして、時代はかの”プラハの春”なのでソ連・東欧軍による侵攻が近づいて来る。脱走兵の青年たちは夢みるアメリカへと貨車に乗る。けれど、シモンだけは”さよならも言えずに行けない。ぼくは残る。”とテレザの父親の経営するレストランで彼女を待つことにするのだけれど...。最後はとても甘酸っぱく切ない。でもジメジメした余韻ではない愉しい作品に想う。しかし、60年代のカラー、色の訴えかけてくる力のようなものを初めて感じたのはジャン=リュック・ゴダールだった。リバイバル体験ながらその衝撃は忘れられない!なので、素敵に60年代を再現しても、やはりその時代の空気感の再現は不可能なのだとまた痛感したようにも想う☆
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プラハ!/Rebelové
 2001年・チェコ映画
監督:フィリプ・レンチ 脚本:フィリプ・レンチ、ズデネク・ゼレンカ 撮影:マルタン・セク 音楽:ヤン・カルーセク 出演:ズザナ・ノリソヴァー、アンナ・ヴェセラー、アルジュヴェタ・スタンコヴァー、ヤン・レーヴァイ、、ルボシュ・コステルニー、ヤロミール・ノセク、マルタン・クバチャーク
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by claranomori | 2008-07-29 23:13 | 銀幕の少女たち・少女映画
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リヴ・ウルマン:LIV ULLMANN
1939年12月16日 日本・東京生まれ
本名:Liv Johanne Ullmann

★リヴ・ウルマンを初めてスクリーンで拝見したのは『秋のソナタ』で、故イングマール・ベルイマン作品には欠かせないお方であり公私に渡る絆であったようだ。東京生まれでその後、カナダやアメリカでも過ごしておられるので英語も堪能。70年代には英語圏の出演も多い。不思議な女性らしさを感じさせるお方で稀なる名女優さまのおひとりなのです♪

●代表作●
サラバンド (2003)
不実の愛、かくも燃え (2000) 監督  
ギャビー、愛はすべてを越えて (1987)  
さらばモスクワ (1986)  
女たちのテーブル (1985)
キーファー・サザーランドのベイ・ボーイ (1985)
野鴨 (1983) 
秋のソナタ (1978) 
遠すぎた橋 (1977)  
蛇の卵 (1977) 
鏡の中の女 (1975)  
呪われた女 (1975)  
ある結婚の風景 (1974) 
失われた地平線 (1973)  
エーゲ海の旅情 (1973) 
西部に来た花嫁 (1973)  
叫びとささやき (1972)
移民者たち (1971) 
ナイトビジター (1970)  
夜の訪問者 (1970)  
沈黙の島 (1969) 
仮面/ペルソナ (1967)
狼の時刻 (1966) 
恥 (1966)
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by claranomori | 2008-07-24 21:23 | 女優館★銀幕の名花たち
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リュディヴィーヌ・サニエ:LUDIVINE SAGNIER
1979年7月3日 フランス・イヴリーヌ生まれ

★リュディヴィーヌ・サニエはフランソワ・オゾン監督作品で広く知られるようになったお方ながら、それ以前の作品でも拝見できる可愛いお方。少し掠れた甘いお声も魅力的。いつの間にか一児の母となりハリウッド映画にも進出。これから先の活躍がますます楽しみ♪

●代表作●
ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part 1 ノワール編 (2008)  
ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男 Part 2 ルージュ編 (2008)
モリエール 恋こそ喜劇 (2007)
パリ、ジュテーム (2006)  
情痴 アヴァンチュール (2005)
ピーター・パン (2003)
リリィ (2003)
スイミング・プール (2003)
8人の女たち (2002)
チャイルド・ゲーム (2001) 
ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール (2001)
焼け石に水 (2000)
レンブラントへの贈り物 (1999)  
シラノ・ド・ベルジュラック (1990)  
お家に帰りたい (1989)  
夫たち、妻たち、恋人たち (1988)
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by claranomori | 2008-07-23 21:17 | 女優館★銀幕の名花たち
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               ♥ 『ダンサー』 (1896年)
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                ♥ 『童謡』 (1910年)
フランツ・フォン・シュトゥック(1863~1928)は19世紀末ドイツの象徴派画家のおひとりで、存命中に高い評価を得て、ミュンヘン美術学校の指導およびミュンヘン分離派の設立により、当時のバイエルン地方の主導を果たしたお方。古代神話を主題にしたものや幻想的な作品を多く残されている。破壊的というか悪魔的というか何とも不気味な作品も数多く、暗がりで鑑賞すると怖い。様々な女性を描かれているけれど、とりわけ印象深いお気に入りの『罪無きもの』(1889年)は後日改めて。ヴィルヘルム・トリュブナーやフリッツ・フォン・ウーデと共にミュンヘン分離派を結成したのは1892年。この前衛的なグループは外国の芸術家たちを幾人も招待し、毎年、展覧会を開催されていたそうだ。これらの活動は1898年に始動されるグスタフ・クリムトを中心としたウィーン分離派、1899年に設立されるベルリン分離派のモデルとなるもの。スフィンクスやオルフェウス、罪...と知り得る中での想いながら、ロマン派から象徴派という私の好きな流れを存分に汲んだ主題や美麗な世界に興味は尽きない☆
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               ♥ 『サロメ』 (1906年)

※前述のような現在の社会を映し出した作品たちから目を背けることは今はしない(嘗ては敢えて見ようとはしなかったので、友人から愛を込めた批判を受けた)。今の私は可愛い少女を見つめているだけでは何か納得がゆかないし満足できない。不快な気分になる少女に関するニュースや事件が蔓延している。『ミミ MIMI』を鑑賞しても彼女が心配で仕方がない...まるで勝手な不安であり妄想なのだけれど、現実に多くの子供たちが虐待を受けている。それは親権者であったり隣人であったり、戦争や社会の狭間で...とても深刻なこと。でも、心のバランスを保つために、このような安堵する世界へと逃げ込むことのできる私は身勝手な幸せ者に想う...☆
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by claranomori | 2008-07-23 19:47 | 19世紀★憂愁のロマンと美
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この『ミミMIMI』はルシール・アザリロヴィック監督の初監督作品で、公私に渡るパートナーであるギャスパー・ノエが製作・撮影・美術を担当した1時間足らずの作品。12歳の少女ミミを演じるのはサンドラ・サマルティーノ。多分この作品のみではないだろうか(演技経験のない少女だとすると、このような役を担った後どうしているだろうか...と考えてしまう)。この作品は同監督の大好きな『エコール』に比べると印象は複雑。好き嫌いという以前に、彼らがこのようなテーマで描き出す社会や幼い少女の危険を想う。
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グリム童話の『赤ずきんちゃん』をモチーフにした、大人たちの森で道に迷った少女(黄色ずきんちゃん)といった作風。しかし、舞台は”現在のパリ”である。愛らしいメルヘンではない。また、原題は『ジャン=ピエールの唇(LA BOUCHE DE JEAN-PIERRE)』なので、この『ミミ』での狼とはおじさんのジャン=ピエールなのだ。

ある日、少女ミミの目前で母親がなにやら幾種類もの薬を飲み自殺未遂を起こす。一人になってしまったミミはソランジュおばさんと一緒に住むことになる。そこにはおばさんの恋人であるジャン=ピエールというおじさんがいる。ミミはおとなしく喋らない。おばさんが留守の時におじさんが話しかけてくる。そして、その優しい(気持ち悪い!)囁きは幼い少女への好色を示すもので、”おばさんには内緒だよ”などと言う。私はこんな場面が好きではない!しかし、これは映画の中の物語ながら現実の日常を描き出したものでもあるのだ。嘗ては病めるアメリカの問題のひとつのような事柄が、今はフランスでもイギリスでも日本でも...。呑気なロリータ映画とは違いここでの緊張感は不快ながらも警告のようにも感じた。今に始まったことでないということはグリム童話やペロー童話などでも語られているのだ。子供の頃、母が読んでくれたこうした童話、自分でページをめくりながら読んだ絵本の世界。私は童話が好きなようですっかりよい大人の歳になった今もよく読み返す。そんな中、それらの中に児童書としての語りとは違ったものがいかに大きいのか!また残酷な物語なのか!と新たな想いを得ている日々。お母さんのところに行きたいミミは薬を飲む(自殺未遂)。幸いにもおばさんとおじさんが病院へ連れて行ってくれたので命は助かった。しかし、安心はならない!帰宅途中のおばさんとおじさん。その車内でおじさんは”いつでも会いにいけるよな”と言い、おばさんは無言...FINとなるけれど、これは《教訓》として。私はその後のミミが気がかりなのだ...。
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ミミ/MIMI
1996年・フランス映画
監督・脚本:ルシール・アザリロヴィック 製作:ルシール・アザリロヴィック、ギャスパー・ノエ 製作協力:アニエスb. 撮影・美術:ギャスパー・ノエ 出演:サンドラ・サマルティーノ、デニス・スクロプファー、ミシェル・トリロ
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by claranomori | 2008-07-22 11:01 | 銀幕の少女たち・少女映画
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イアン・マキュアンの小説『セメント・ガーデン』(1978年)を基に、アンドリュー・バーキンが脚本・監督し映画化されたもの。日本では劇場公開はされていないけれど、海外での評価は高く(賛否両論だったのかも)、ベルリン国際映画祭では監督賞を受賞され、また、本国イギリスでも映画賞に輝いている。ご覧になられたお方の中でも好き嫌いの分かれる作品だろう。とにかく一般的な道徳や法的なお話になるお方もおられるというのも分かるけれど、私は大好きだ!シャルロット・ゲンズブールの細く長い手足と肢体、弟役のアンドリュー・ロバートソンの長い髪とこれまた美しい肢体。彼はこの作品で映画デビューした美少年!その姉と弟の近親相姦の場面ばかりを突かれても困まる...私には全くいやらしくもなく不潔にも感じなかった。しかし、家中は日増しに死臭漂い荒廃してゆくのだ。そんなバランスが不思議な幻想をもたらすようにも感じた。
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庭の雑草が嫌いな父親(ハンス・ツィッシュラー)は大量のセメントを購入してセメント・ガーデンにしてしまう。そんな父に不満の募るジャック。その父がある日亡くなってしまい、深い哀しみの母親(シニード・キューザック)は心身共に病んでゆき、病院で検査入院という矢先に死が訪れてしまう。急に両親を失った4人の子供たち。このままではみんな離れ離れに施設に入れられてしまう...そして、愛する母を地下室の箱の中にセメントで埋めてしまった。彼らの1900年以来の猛暑だという時を綴る。しかし、その時間はまるで止まってしまっているかのようでもある。そして、病死した母親を皆愛し、その不在が心を空虚にしているようにも想う。このお話は変ったかたちだけれど、家族の愛の姿、そして、思春期の少年少女の心の揺らぎ、喪失感をも語っているように想う。長女ジュリー(シャルロット)は高校生。”ぼく”である弟ジャックは15歳。その下には妹スー(アリス・コルサード)、まだ幼い弟トム(ネッド・バーキン)がいる。スーは母の死後、読書と日記を綴る日々、またトムは女装したりお化粧したりして女の子に憧れている。美しい少年ジャックは入浴嫌いでずっと同じ服を着ている、ジュリーの男友だちのデレク(ヨハン・ホルスト)が遊びに訪問してきた。異臭が漂うと気づく、そして遂にはジュリーとジャックが戯れている姿を目撃して激怒する。しかし、戸惑うことも、罪深く思うこともないふたり...最後に、ジャックが”ずっと眠っているようだ。宇宙に浮いているような”と語る。その言葉と似た気持ちで私は鑑賞していた。誰にも感情移入はしないけれど、彼らの罪は法や規律で裁くことは可能だけれど、彼らの心のイノセント、喪失感と共にまどろむ夢のような刻は痛いほどに突き刺さる☆
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小説の中で”ぼく”と語る弟ジャック(アンドリュー・ロバートソン)の目から見た父の死後の4人(母と姉妹と弟)の静かな好きな場面のひとつが表紙になった外国版(パッケージは幾種類もあるようだ)。

この作品のスタッフ・キャストを眺めると驚愕する!監督のアンドリュー・バーキンはジェーン・バーキンのお兄さまなので、シャルロットは姪。また、実の息子のネッド・バーキンを性倒錯する幼い少年として出演させている。また、製作者のビー・ギルバートはアンドリュー・バーキンの奥様。また、母親役のシニード・キューザックはジェレミー・アイアンズの奥様だし、製作総指揮にベルント・アイヒンガーのお名前まであった!『クリスチーネ・F』や『薔薇の名前』等を担当したお方。ある種のカルト映画的な内容ではあるけれど豪華な顔ぶれ。でも、伯父が姪の裸体を...まあ、この一家なので不思議ではないけれど、実の息子までには驚いた。でも、アンドリュー・バーキンの審美眼は好き。制服の脚のショットが幾度か出てくるし、美少年の選び方も此処でも天才的!と大喜びの私。その美少年ジャックがイングランドの民謡『グリーンスリーブス』を歌う場面も印象的だった☆

ヴァレさまの奇跡の日記でも、”無機質でデカダン”と感想を述べておられるのだけれど、流れるエドワード・シェアマーの音楽の冷たい音色も映像の空気にピッタリだったと想う♪

セメント・ガーデン/THE CEMENT GARDEN
 1992年・イギリス/フランス/ドイツ合作映画
監督・脚本:アンドリュー・バーキン 製作:ビー・ギルバート 製作総指揮:ベルント・アイヒンガー、マーティン・モスコウィック  原作:イアン・マキュアン  撮影:スティーヴン・ブラックマン 音楽:エドワード・シェアマー 出演:シャルロット・ゲンズブール、アンドリュー・ロバートソン、シニード・キューザック、ハンス・ツィッシュラー、アリス・コルサード、ネッド・バーキン
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by claranomori | 2008-07-20 07:35 | 銀幕の少女たち・少女映画
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英国映画『セメント・ガーデン ルナティック・ラブ:禁断の姉弟』の長男ジャック少年を演じていた美しきアンドリュー・ロバートソン!この映画はアンドリュー・バーキン監督の1992年作品で劇場公開はされていないもの。なので、最初にビデオでソフト化された折のタイトルは『ルナティック・ラブ:禁断の姉弟』だった。原作はイアン・マキュアンの『セメント・ガーデン』で、その小説の中では”僕”という一人称で語られていた。私はこの映画の姉役を演じるシャルロット・ゲンズブールがお目当てだったのだけれど、とっても美しい知らない美少年俳優を発見した喜びは予想外の出来事のように記憶されている。今はDVD化もされ、タイトルも『セメント・ガーデン』となっている。※下の画像のDVDは外国版のものです。
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アンドリュー・ロバートソン(ANDREW ROBERTSON)は1974年、イギリス・ロンドン生まれなので、撮影当時17~18歳頃。その後も出演作品はあるそうだけれど、私はこの作品でしか知らない。そして、俳優業を今も続けているのかは分からないけれど、音楽活動もされているそうだ。シャルロットは20~21歳頃で髪は短くしていた頃。いつも素敵だけれど、今作でもとっても可愛いのでした☆

※作品の感想など、次の記事で続けたいと想います。
映画の場面のアンドリュー・ロバートソンの画像を追記予定です♪
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by claranomori | 2008-07-19 18:25 | 銀幕の美少年・少年映画
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ウラジーミル・ナボコフの小説『マーシェンカ』はロシア語で書かれ1926年にベルリンで出版。そして、1970年(44年後)に英訳され『メアリー』と題され出版された。ナボコフ自身の消え去ることのない初恋の思い出がこの小説の中の主人公であるガーニンとマーシェンカに投影されている。ナボコフが16歳の折の15歳の少女タマーラとの初恋。激動の時代を生き、当時はドイツのベルリンで生活していたナボコフが、44年前にロシア語で書いたものをそのまま英訳して世に送った...その大切な深い記憶の痕、少年ナボコフの思春期の儚き甘美な郷愁のようなものを想う。
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彼がじっと前方に目を注いで見つめていたのは、へりが少しすり切れている黒い蝶結びのリボンをつけた褐色の編んだ髪、彼の目が愛撫していたのはこめかみのあたりの黒くなめらかな少女らしい髪の艶だ。彼女が顔を横に向けて隣にすわっている少女にすばやいほほえみのまなざしを送ると、彼の目にも彼女の頬の強い色彩や、タタール人のように野性的なきらりと光る目のはしりや、笑うたびに交互に広がったりせばまったりする鼻孔の優雅な曲線などが見える。 
(小説『マーシェンカ』より)

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このマーシェンカを演じるのは優美なイリーナ・ブルック。国籍は英国ながら1963年のフランス生まれ。また東欧の血をひいている。英国の奇才監督(ロシア系ユダヤ人で亡命者の)ピーター・ブルックを父親に、女優のナターシャ・パリーを母親に持つお方。ガーニン役はこれまた『アナザー・カントリー』以来のお気に入りであるケアリー・エルウィズが演じている。1962年の英国生まれながら、両親はユーゴスラビア人なので彼もまた東欧の血をひいているお方。美しい映像と共に、印象強く脳裏に焼きつく陽光のまぶしさと綺麗なお衣装。衣装デザインは『マリア・ブラウンの結婚』など一連のライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品を担当したバルバラ・バウムなので納得!また、コリン役でフランスの名優ジャン=クロード・ブリアリが出演しているのも嬉しいかぎりなのです☆

   マーシェンカ/MASCHENKA
1987年・イギリス/フランス/西ドイツ合作映画
監督:ジョン・ゴールドシュミット 原作:ウラジミール・ナボコフ 脚本:ジョン・モーティマー 撮影:ウォルフガング・トロイ 音楽:ニコラス・グロウナ 出演:ケイリー・エルウィズ、イリーナ・ブルック、ズニー・メレス、ジョナサン・コイ、ジャン=クロード・ブリアリ、マイケル・ゴフ、フレディ・ジョーンズ
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by claranomori | 2008-07-15 23:35 | 銀幕の少女たち・少女映画
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ダコタ・ファニングとエル・ファニングのとっても可愛い姉妹♪ダコタ・ファニングは1994年2月23日、エル・ファニングは1998年4月9日のアメリカ・ジョージア州生まれ。既に多くの作品に出演されているけれどまだ14歳と10歳!これからも頑張って欲しいと想う。ダコタ・ファニングは現在の子役スターとして先ずお名前の挙がるお方。おふたりとも、名優方との共演も多く作品も様々なものがある。子役スターから成長し本格的な女優となる、それもスター性を維持しながらというと大変な道程に想う。”天才子役”と謳われて悲運な人生を歩むお方もとても多い。エリザベス・テイラーやジュディ・ガーランド、ジョディ・フォスターのようなお方は天性の資質は当然だろうけれど、やはり演じることへの情熱や努力は尋常ではないのだろう。
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ダコタ・ファニングはやはり『アイ・アム・サム I am Sam』のショーン・ペンの娘役のルーシーに感動した!『コール』でのシャーリーズ・セロンとスチュアート・タウンゼントの娘役、『夢駆ける馬ドリーマー』ではカート・ラッセルやエリザベス・シューと共演、『アップタウン・ガールズ』(結構好きなのです!)ではブリタニー・マーフィと、また『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』(怖かった!)ではロバート・デ・ニーロとエイミー・アーヴィングの娘役を!そして、『シャーロットのおくりもの』では姉妹で出演...と凄い☆
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妹のエル・ファニングの方が実は私はさらに好きで、ダコタ・ファニングよりもおとなしそうで線が細い感じ。儚げな中にきらりと光る狂気のような、ちょっと病的な可愛らしさというのだろうか...そんな空気が気に入っている。上から2つ目のお写真は『ドア・イン・ザ・フロア』のもので、一緒に写っている男性の腕は父親役のジェフ・ブリッジス。母親役はキム・ベイシンガーだった。このジョン・アーヴィング原作作品の映画化で初めてエル・ファニングを知った。『きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏』は、これまたお気に入りのアンナソフィア・ロブ主演の心あたたまる感動作!エル・ファニングは脇役ながら出演していた。『バベル』にもケイト・ブランシェットを始め豪華キャストの話題作に出演されているし、この可愛いファニング姉妹の活躍はまだまだ続くのだろう。次々と、少女子役は登場される。作品に恵まれるのも大きなもの。大役を巡りオーディションを受けたり大変なのだ。そう言えば、先述の『オードリー・ローズ』のスーザン・スウィフトのアイヴィ役のオーディションをブルック・シールズも受けているし、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のキルステン・ダンストのクローディア役はエヴァン・レイチェル・ウッドとかなり競ったそうだ。私はお気楽な鑑賞者なので、これからも其々の活躍を愉しみにしながら応援している♪
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by claranomori | 2008-07-14 21:37 | 銀幕の少女たち・少女映画