あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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<   2007年 10月 ( 32 )   > この月の画像一覧

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          ♥ペニーとベビーの愛らしい少女姉妹♪

映画監督でもあるイタリアの女流作家ロレンツァ・マッツェッティ(ロレンツァ・マゼッティ)の自伝的小説『天が落ちてくる(空が落ちる)』を映画化した『ふたりのトスカーナ』。監督はイタリア・フィレンツェ出身の双子の兄弟アンドレア&アントニオ・フラッツィで、この作品が長編デビュー作。イタリアはローマに一度だけ行ったことがある(トレビの泉にコインを投げてきたので再び行けるのだろうか...)。映画が大好き!色々なことを学び考えさせられる。好みの作風は多種に渡るのでその中で色々と連鎖し、また原作やスタッフや俳優たち...好きな世界が少しずつ広がりながら心や頭に浸透してゆくようだ。この作品の舞台となるイタリアのトスカーナ地方は、いくつかの映画の中で知ることができたとても美しい緑の自然の景色。感動的だ!お話は、第二次世界大戦下のトスカーナ地方、両親を交通事故で失い孤児となってしまったふたりの少女姉妹は、伯父夫婦のもとに引き取られる。そのひと夏の出来事と同時に、戦争による悲劇をも情感豊かに描いたドラマ。姉ペニーの目を通して描かれ、両親を亡くした幼い姉妹ながら、美しい自然の中で健気に生きる姿。過酷な厳しい現実(時代)の中でペニーの愛らしい微笑みが脳裏に焼きつき涙に溢れながら、私も微笑返しをしてしまう。かのフェデリコ・フェリーニが、「この本を読んだ時ほど、熱狂的にのめり込み、楽しんだことはめったにない。」と語り、イタリア三大文学賞のひとつのヴィアレッジョ賞を受賞。世界中で翻訳されこうして私も原作を読むことができる。可愛い子供たちと、伯母カッチェン・アインシュタインに扮するイザベラ・ロッセリーニがとても素晴らしい!そして、まだ幼く姉にべったりの甘えん坊の妹ベビーは、両親の死すらよく分かってはいない。なので、ユダヤ人である伯父達にナチスの手が迫り悲劇を目の当たりにしてさえも...。

あたしとベビーはヴィラにいった。焼けた屋根の梁のあいだから射しこむ空の光を、割れた鏡が映していた。みんなはそこにいた。おじさまも。
ベビーはおじさまの上にかがみこんだ。おじさまに話しかけた。
「返事しない」 「だれも返事をしないわ・・・・・」
そして、血で汚れた手で涙をふきながら、泣き叫び始めた。



ふたりのトスカーナ/IL CIELO CADE
     2000年・イタリア映画
監督:アンドレア・フラッツィ、アントニオ・フラッツィ 原作:ロレンツァ・マッツェッティ 脚本:スーゾ・チェッキ・ダミーコ 撮影:フランコ・ディ・ジャコモ 音楽:ルイス・バカロフ 出演:イザベラ・ロッセリーニ、ジェローン・クラッベ、ヴェロニカ・ニッコライ、ララ・カンポリ、バルバラ・エンリキ、ジャンナ・ジャンケッティ
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わたしたちは黄金の夜明け
大気と光に向かって元気に育つ
わたしたちはイタリアの子ども
さらに偉大なイタリアを望む
わたしたちの小さな心
小さいけれど愛で燃える
声を震わせて鳴く小鳥のように
神よ、統帥をとわに救いたまえ


《ペニーが”あたしが一番好きな歌”と語る「イタリア少女団の歌」より。》

※嗚呼!こうして綴っているだけでも涙が溢れてとまらない。自分で綴っている文字が滲む。哀しいなぁ...切ないなぁ...何も悪いことなどしてはいないのに。カテゴリーは”少女映画”としているけれど、そんな表象はもうどうでもよくなってしまう!悲劇なのは少女たちをも含めて、いったい、どのくらいの人達が!と、私がいつも引っ掛かり留まるところ。またこうして立ち止まる...可愛い少女たちを眺めているだけの時は過ぎてしまった。”もっと、もっと見つめよ!思考せよ!”と心の中の私が掻き立てるかのように突き刺さり響くものは何?...。
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by claranomori | 2007-10-30 07:07 | 銀幕の少女たち・少女映画
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1966年作品ながら公開されたのは1998年、観ることができとても嬉しい♪セルジュの音楽が大好きなのでレコードで先に聴いていたもの。映画の公開、サントラもCD化された。とても懐かしくこの10年弱の経過の中で、色々な想い出たちが交錯しやや感傷的になったり微笑んでしまう私がいる。フランス語の曲ばかりのイベント「Love On The Beat」を始めたのは1994年。そんな中で私の下手なDJの中心にセルジュ・ゲンスブールは欠かせないお方だった。velvetや私の友人たちなら知ってくださっているけれど、東京発から遅れて関西も”渋谷系”というブームがやって来た。周りの同業者方も”フレンチ始めました”と品揃えし出す...私たちはそういうブーム(時代の流れ)に疎いし、好きな音楽を扱っていただけだということを。でも、同じく愛しのゴシックや奇妙な音楽たち(可憐なものではない)を好むお客様もいて下さる、勿論ボウイ・ファンや音楽に命を賭けているような方々も多い。そうして、今も何も変わりなく(変われない)好きな作品を扱っているし、愛しの音楽たちの基本は変わりようがないみたい。セルジュが監督だと勘違いしていたけれど、『ガラスの墓標』(1970年)のピエール・コラルニック監督作品。主演はこれまた大好きな女優さまのおひとりであるアンナ・カリーナ♪そして、今年お亡くなりになられたジャン=クロード・ブリアリ、パーティー・シーンで可憐に登場され歌われるマリアンヌ・フェイスフルさま♥お話云々以前の歓喜!映像も綺麗で音楽も最高!アンナ・カリーナの魅力に溢れている。丸い黒ぶちの眼鏡が欲しいなぁ~♪と思ったり、公開時に着もしないのにTシャツを買ったり大騒ぎしていた。DVD化されすぐに買った。大好きな方々が勢揃い!中でもマリアンヌさまの登場シーンばかり繰り返し観ていた。この頃のマリアンヌさまは既にドラッグを始めていたので、どうも目が虚ろで可憐で儚い可愛らしさで、当のご本人まで夢うつつ♪な感じ。そんな時代の空気感がファッションなどにも顕著でとてもカラフル・ポップ!今回は、劇中でアンナ・カリーナが歌うとってもカッコよくてキュートな『ローラー・ガール』を♪『太陽の真下で』もカリーナの歌う名曲だけれど、この曲は60年代のイエイエの雰囲気いっぱい!この『アンナ』の音楽のこと、セルジュのことはこれからも各所で色々と綴る予定☆
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私は男がハーレー・ダヴィッドソンや
BMW、16トン・トラックに貼り付ける娘よ

私はローラー・ガール
ロ・ロ・ローラー・ガール ローラ・ガール
ローラ・ガール
ロ・ロ・ローラー・ガール ローラ・ガール
ロ・ロ・ローラー・ガール 

私は漫画の吹き出しの娘
コミックのロリータよ
劇画の中でも
一番危険な娘なの

私はローラー・ガール
ロ・ロ・ローラー・ガール ローラ・ガール
ローラ・ガール
ロ・ロ・ローラー・ガール ローラ・ガール
ロ・ロ・ローラー・ガール 

私は騙し絵の愛
転写画なの
危険と隣り合わせ
フィクションの愛よ

私はローラー・ガール
ロ・ロ・ローラー・ガール ローラ・ガール
ローラ・ガール
ロ・ロ・ローラー・ガール ローラ・ガール
ロ・ロ・ローラー・ガール
 

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  ♥セルジュ(ジャン=クロード・ブリアリ)と若い娘(マリアンヌさま)♪

アンナ/ANNA  1966年・フランス映画
監督:ピエール・コラルニック 撮影:ウィリー・クラン 作詞・作曲:セルジュ・ゲンスブール 音楽:ミシェル・コロンビエ 出演:アンナ・カリーナ、ジャン=クロード・ブリアリ、セルジュ・ゲンズブール、マリアンヌ・フェイスフル
★抜群のポップ感覚で送る、1960年代のフランスを舞台にしたミュージカル・ドラマ。セルジュはしがない広告会社を経営する好青年。ある日、彼は一枚の広告写真に惹かれ、そこに写っていたアンナという美女に一目惚れする。彼は彼女を見つけ出そうと必死に奔走するが、アンナ本人はセルジュの会社に職を得てすでに働きはじめていたのだった。随所に散りばめられた当時のポップ・カルチャーがみどころ。(映画データベースより)
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   ♥セルジュの友人役でちょこっと出演もしているゲンスブール♪
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by claranomori | 2007-10-29 04:52 | 私的少女音楽★愛しき歌姫
≪質問≫「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」といえば、『プリティ・ベビー』を見ながら、キースキャラダイン扮する写真家ベロックとブルック・シールズのプリティ・ベビーの関係からルイス・キャロルとアリス・リデルの関係を想起せずにはいられなかったのですが、当然ながら意識的に関連づけて描かれたのでしょうか。

≪ルイ・マル≫ もちろんです。そう、それは最初からずっと考えていました。実際、ベロックが撮った少女娼婦の写真はルイス・キャロルが撮った少女の写真によく比較されるし、酷似しているのです。ベロックの大部分の写真は若い娼婦たちの写真ですが、その写真集のカバーにもなっている全裸の少女の写真は出色のすばらしさで、少女写真家の第一人者であるルイス・キャロルの写真をしのぐ異様な魅力と不安にみちた美しさです。
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『プリティ・ベビー』や、以前の『地下鉄のザジ』や『ブラック・ムーン』などのお話、撮影担当の素晴らしき!スヴェン・ニクヴィストのことなどにも触れながら、このように語っておられ、”やっぱり〜♪”と確信を持て嬉しくなったのでした。

※ルイ・マル作品は好きなものが多く、また「ブラック・ムーン」他についても沢山浮かびますので、追々のんびりと感想をと思っています♪

★「音楽と映画の宝石箱」に記したものですが、此方にも記しておこうと想います。


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by claranomori | 2007-10-28 06:52 | 銀幕の少女たち・少女映画
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ルイ・マル監督の1978年のアメリカに渡っての第一弾作品である『プリティ・ベビー(Pretty Baby)』。この映画は美少女時代のブルック・シールズの可愛らしさ、美しさを堪能するのみ!での鑑賞が続いた。徐々にキース・キャラダインのファンにもなってしまい、『ロッキー・ホラー・ショウ』で既にチャーミングなスーザン・サランドンは気になっていたので、ここでさらに好きになる。噂では当時、ルイ・マル監督と恋仲だったとか...でも、キャンディス・バーゲンは?(お人の色恋沙汰なのにちょっと気になるこのミーハーさ)。舞台は1917年のニューオリンズ。そんな古き時代のアメリカの雰囲気、娼館の様子、女性たちのお洋服や髪形などが美しい映像と共にとてもノスタルジック。このカメラワークは特筆すべき!な個人的にベスト3に入るお方のスヴェン・ニクヴィスト(ベルイマンやタルコフスキーの撮影も手掛けてこられた)。12歳の少女バイオレット(ブルック・シールズ)の娼館に生まれた故の運命というか宿命のようなお話。若い写真家の男性ベロック(キース・キャラダイン)との恋、結婚、破綻...切なく甘美な余韻が残る大好きな映画。でも、なんてたって12歳のブルック(ブルッキーと80年代は呼んでいた)ちゃんの魅力に尽きると想う♪
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           ♥プリティ・ベビー/Pretty Baby♥

ルイ・マル監督が語る『プリティ・ベビー』とルイス・キャロルの関係を「音楽と映画の宝石箱」に記しておきました♪              

プリティ・ベビー/PRETTY BABY
    1978年・アメリカ映画
監督:ルイ・マル 原案: ルイ・マル、ポリー・プラット 脚本: ポリー・プラット 撮影:スヴェン・ニクヴィスト 音楽:ジェリー・ウェクスラー 出演:ブルック・シールズ、キース・キャラダイン、スーザン・サランドン、フランセス・フェイ、アントニオ・ファーガス、バーバラ・スティール、ダイアナ・スカーウィッド

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         ♥可愛すぎ☆超美少女!のブルックちゃん♪
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by claranomori | 2007-10-28 05:48 | 銀幕の少女たち・少女映画
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★この『ワンダーウォール』は1968年(ジェーン・バーキンは1946年・ロンドン生まれなので、この撮影当時21.2歳)の英国映画ながら公開されたのは1996年。長い間埋もれていたこれもまたカルト映画と言えると想う。ジェーン・バーキンのフィルモグラフィーなどは既にチェックしていたので、この未公開映画(他にも多数あるけれど)の公開時の喜びはとても大きなものだった、嬉しくて♪主役は研究熱心な老教授オスカー・コリンズ(ジャック・マッゴーラン)。このお方、英国映画ファンは懐かしい存在かも(私何歳?)。ビートルズ絡みだと『ジョン・レノンの僕の戦争』、ポランスキーの『袋小路』、晩年は『エクソシスト』にも。お若い頃のヘレン・ミレン主役の『としごろ』(好き!)などでも拝見できる、味のある個性派俳優さまだったのだと想う(すべて後追いばかり!)。そして、ジェーンはその教授の隣に住む可愛い女の娘ペニー役で、教授は壁穴から覗き見してなにやら妄想に耽る...と摩訶不思議なファンタジックなもの。60年代末期のスウィンギング・ロンドン。サイケデリックなファッションやメイク、時に奇妙なそのスタイルがロンドンの町中に溢れていた時代...いいなぁ♪

『ナック』や『欲望』に端役で出演していたけれど、この頃のジェーンはまだブレイク以前。だって、何と言ってもツイッギーの時代だし、音楽ならマリアンヌ・フェイスフルやサンディ・ショウたちの可憐な華たちがいたのだから。ジェーンはパリに渡ってセルジュとの『スローガン』に出演。そして歌手としてもデビューする辺りから開花したお方のように想う。この映画の中では全く台詞はない。音楽はジョージ・ハリスン(ビートルズの中で初めてのソロ作品を発表したのもジョージ!)で、そのシタールの音色、インド音楽とサイケデリックな幻想的な映像やお話にピッタリ。「不思議の壁」の世界、当時の空気を感じる。名作や名画という作品とは趣が異なるこの雰囲気がよいなぁ...と当時のロンドンに夢うつつ♪

ワンダーウォール/WONDERWALL
    1968年・イギリス映画
監督:ジョー・マソット 製作:アンドリュー・ブラウンズバーグ 脚本:ジェラール・ブランシュ 撮影:ハリー・ワックスマン 音楽:ジョージ・ハリソン 出演:ジャック・マッゴーラン、ジェーン・バーキン、イアン・クオリアー
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by claranomori | 2007-10-27 02:48 | 銀幕の少女たち・少女映画
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         ♥1967年のジェーンと長女のケイトちゃん♪

ジェーン・バーキンは音楽から知ったお方。高校生だったのでもう随分年月が経っている。あの決して上手いとは言えない素敵な歌声♪綺麗な高めのお声がすぐに大好きになったのだった。そして、女優さまであると知り映画も追うようになった。60年代から70年代のジェーンは、メイクもかなりアイメイクが念入りだった。80年代辺りからナチュラルなスタイルに変わってゆき、初来日の折の感動は今もその後の来日よりも印象強く残っている。

「歌う女優」であり続けているのも嬉しい。そして、セルジュとの時代は特に”フレンチ・ロリータ”というイメージで今もあの頃を愛するファンも多いのだと想う。お歳を召されても皺やシミを隠さない。これは欧州の女優さまとハリウッドとの大きな違い。美しさにも様々だけれど、自然なあるがままの姿、歳を重ねるのは当然で美貌の変化、皺の数は年輪のようなもの。素敵なものに想えるように私もなってきた。でも、少女的なものを隠し持つお方や感じさせるお方はどうしても好き。”ガーリー”という言葉のイメージとは私は少し違っていると感じる。ジェーンは19歳で最初の結婚(音楽家:ジョン・バリーと)をし、長女ケイトが誕生していた。まだフランスに渡る以前のこと。最近はミック・ジャガーに似ていると感じるジェーンは英国人なのだから!”パリのイギリス人”だ。私の好きな英国とフランスがジェーンの歩み、気にならないはずはない♪そして、大好きなシャルロットのお母様であり、ルーはますますジェーンに似てくる。素敵な娘さまたち☆

ダーク・ボガードと父娘という役柄で共演した『ダディ・ノスタルジー』も大好き!ダーク・ボガードはこの上なく好きな男優さま。この頃のインタビューでジェーンは語っていた。

「演技をしていると、ときどきフランス語の単語がピンとこないことがあるの。たとえば、”パパ”って呼ぶのはできるけど、そう言ってもなんにも感じない、”ファーザー”とか”アイ・ウォントゥ・ゴウ・ホーム”って言うと、ノスタルジーが一気に抑えられなくなるのに。それはイギリスのせいではなくて、もっと大きくて、ずっと残酷な、もう二度と近づくことのできない国、”少女時代”っていう国が生むのよね。」

ジェーンだけではなく、私の好きな女性アーティストにはこのような”少女時代”を心に持つお方が存在する。そんなお方の生き様も様々だけれど、嘗て”病的な考え”と否定され人にこのようなお話をすることに戸惑いを持っていた頃、私は心の中でずっと彼女達の存在を信じ、知らないうちに勇気を与えられ、今はこうして私の想いを綴れるようになった。”少女”ではないけれど、大人の女性でありながらも少女的なものをも失わないようなお方には親近感を持ってしまう。逆にとんでもなく”大人の女性”には憧憬のような眼差しも持つので、複雑なのだけれど...行ったり来たり。この往来、往還する感覚が好きなのかもしれない。なので、「往還する女と少女」のカテゴリーを設けました。ジェーンのことは音楽と映画共に、好きなものが多数あるのでもう少し続けます。後は追々追記してゆきます。
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by claranomori | 2007-10-26 19:20 | 少女イコン・不滅の少女

アリゼ:ALIZÉE

b0106921_1301583.jpg★アリゼは1984年8月21日、フランス地中海のコルシカ島生まれ。16歳の2000年に『わたしはロリータ』でセンセーショナルにデビュー!本国と日本での知名度と人気の格差があまりにも大きいけれど、私の最後のカリスマ!語るのもドキドキする大好きなミレーヌ・ファルメールが、15年もこのような少女を探していたとか、当初はミレーヌとローラン・ブトナとの子供ではないかなどと騒がれたりしていた。アリゼは20歳でパートナーとのお子様をご出産され、また始動開始というところ。2003年には、日本のお菓子メーカー:ブルボンの”エリーゼ”のCMソングに「恋するアリゼ」が使用され話題になり、セカンド・アルバム『夢見るアリゼ』も前作同様、ミレーヌ=ブトナの黄金コンビによる楽曲、プロデュースで内容もさらに充実した素晴らしい内容。アリゼのお声はロリロリしていないのにかわゆい。意思の強さ、ご自分のヴィジョンもしっかり持ったアイドルなので、これからどのようなアーティストに成長されるのだろうと楽しみ。とにかく大好き!可愛い☆また、特に好きな曲のことなど、追々追記予定です♪

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         ♥可愛い!このさり気ない笑顔にキュン♪
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           ♥わ~ん☆セーラー姿のアリゼちゃん♪
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by claranomori | 2007-10-25 20:45 | 私的少女音楽★愛しき歌姫
b0106921_7305375.jpg★フランソワーズ・アルディもカバーしていた、英国のトラッド・フォーク・バンドの曲。初めはアルディで知ったのですが、後に原曲を聴き再び深く感動したものです。何とも美しいメロディ・ラインと淋し気でいてやさしい澄んだ女性の声でしょう!。その女性の名前はセリア・ハンフリーズ。歌い出しからスゥ~!と入ってくる淡い音色にうっとり。盛上がりなどなく、最後まで一貫したトーンで終わります。何度聴いても聴き入ってしまうのですが、切ない余韻を残すものでまた聴いてしまうのです。アルバム全体も素晴らしいのですが、私にとって、この一曲だけは特別な大好きな歌なのです。
(2002年・春 『BRIGITTE』会報0号より)

~ジェーン・ドゥロウニーの庭~ :THE GARDEN OF JANE DELAWNEY
少年の声は、消え去らない 彼の言葉は、私に必要
あなたが、歩いている頂きはないのと同じこと ないのと同じこと
私は、あなたを私の夢の中につれていく 暗い朝からぬけ出して
情熱的な祭りの夢を通って ジェーン・ドロウニーの庭の中へ 庭の中へ
薔薇はそこにある 山道でみたいにむしりとっちゃいけない
炎はあなたの髪を焼きつくすだろう そしてあなたの目はガラスになる
あなたの目はガラスになる柳の木陰で 嘆き悲しんじゃいけない
黄金と翡翠色の涙が 川のように流れるだろう 流れるだろう
今はあなたから ジェーン・ドロウニーは夢を抱いていた
決して見つけられなかった夢 その夢をみのらせるのは
彼女の恋人の生き血なのだ 彼女の恋人の生き血なのだ
太陽の汚れなき淡き光は 二度とここにはさしこまない
庭にいる彼女の夢の精が 生き続けている限り


" TREES / THE GARDEN OF JANE DELAWNEY "
(1970年の1stアルバムより)

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※本来アナログ派の私がなぜやらパソコンやネットに向かわなければならない時代になっていた。ずっと避けていたかったけれどどうしようもなく。思えばそんな時期から心のバランスが崩れる厄介な体調不振が始まった。救いは持ち前の”ネアカ”さかな。思考は暗く深みによく陥るけれどその中でも喜びや光があったように想う。それは、大好きな音楽や映画、歌や言葉やミューズたち、そして友たちや応援してくださる方々のお陰だと想っている。なので、どんなに徹夜続きでもお仕事が苦だと想ったことはない。全く儲からないけれど今も続けている。あるお友だちから頂いたお言葉。”草木に水を与えるように”(私や相方、velvet moonに)というような簡潔で深くあたたかなものだった。そぉっとこうして見守っていてくださる。先のことなど何も分からないけれど、”好きなことを一生懸命しているとそれが実りにつながる”ということを信じて。大それた事をしたいわけでもなく、私の夢は妖精に出逢うこと...かなり可能性は低いだろうが夢に生きる会の会長のお言葉だもの!私も続いていたい♪

『BRIGITTE』で初めに選んだ”私の好きなうた”(詩)なので、再度、此方にも記しておこうと想います。BRIGITTEサイトはなにやらもう少し変更してゆく予定なので、各ブログを統一したいので、此処に移行するものが増えそうです。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします♪
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by claranomori | 2007-10-25 07:43 | 私的少女音楽★愛しき歌姫
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ヴィクトリア(Alexandrina Victoria Wettin:1819年~1901年)は、82年の生涯のうち、1838年の即位から64年と最長のイギリス女王であり、植民地(多数)であった初代のインド女帝でもある。ハノーヴァー朝からヴィクトリア朝時代(その後のエドワード朝まで)は私の好きな芸術家たちが時を共に歩んだ時代。ロマン主義、ゴシック・リヴァイヴァル、自然主義...という時代なので、興味は尽きない。英国が無類の繁栄を享受した良き時代。産業革命の結果イギリス資本主義が世界で最も優越し、「世界の工場」イギリスは資本主義の最先進国だった。1830年にリヴァプール~マンチェスター間に鉄道が開通。1851年には国家繁栄の象徴とも言える万国博覧会がロンドンで開催された。

私の興味はこの豊饒な繁栄の陰の労働者階級(下層階級)の人々の生活にも。同じ時代でも食べる穀物も違えばお肉の種類も違う。先述のディケンズの小説やそれらを元にした映画を観るとそんな事が気になって仕方がない。しかし、歴代の英国女王(王室)の中で最も生真面目さと厳格さを保ち続けたとされるヴィクトリア女王にも興味は尽きない。中産階級~ブルジョワと呼ばれる人々の模範であり憧れの対象でもあったように思う。1861年に最愛の夫アルバート(ゼクセン=コーブルク公子)が42歳で死去された。女王は悲嘆に暮れ2年間公の場に姿を現さなかったという。9人の子女と夫、仲の良い家庭を維持し続けた、女王という立場と家庭の維持。昨今のスキャンダルの多い王室とはどうも違う。王女時代からドイツ語(母方の母国)、ギリシャ語、ラテン語、フランス語、イタリア語に親しみ、オペラや日記、そして乗馬を愛したヴィクトリア女王。故に、その寛大な芸術に対する愛が多くの優れた作家や画家、作品を後世に残すことができたのだと思う。有名な言葉「君臨すれども統治せず」に従い議会制民主主義を貫き、イギリス君主の形式を確立したお方と言える。子供たちをドイツを中心に各国に嫁がせ、その広がった子孫を調べると脅威的でもある。「ヨーロッパの祖母」と呼ばれるに至る所以である。しかし、女王自身が血友病の因子を持っており、ロシア皇太子アレクセイを始めとする男子が遺伝し発病し、お気の毒なことに男子は全員死に至り子孫は残していない。

物質的主義価値観が主となれば、それに反抗する者も現れる。私の大好きなオスカー・ワイルドはそんなヴィクトリア朝時代を生き、その価値観に対して唯美主義を唱えた第一人者であり、英国とフランスの文化の橋渡しのようなお一人であったと思う。その他、多くの好きな芸術の宝庫のような大英帝国女王の時代の光と影。エポック・ド・パリと並んで興味の尽きない時代であり、あまりにも濃厚。大きな意味で個人的な英国趣味とフランス贔屓はこの濃厚さに隠されているのだろう。

(参考資料:嘗て読んだ英国文学と歴史文献より)
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by claranomori | 2007-10-24 11:48 | 私の好きな王宮物語と運命
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★カトリーヌ・ドモンジョは1948年7月10日、フランス・パリ生まれ。ルイ・マル監督の『地下鉄のザジ』で映画デビュー!60年代の子役時代の僅かな作品にしか出演されていないと思うけれど、このザジの印象は永遠かな♪この映画が大好き!ルイ・マル監督のアメリカ時代、ブルック・シールズ主演の『プリティ・ベビー』も大好き!フランスに戻っての晩年の名作『さよなら子供たち』も大好き!その他名作がいっぱいでこれまた好きな監督のおひとり。この『地下鉄のザジ』はルイ・マルという名を認識する以前に観たもので、もう20数年前になる。それから何度か観ているのだけれど色褪せない。最初は、このおてんば娘のザジの行動にヒヤヒヤしたり、あれまぁ~という感じで観ていたのだけれど、やっぱり可愛い♪美少女というタイプではないけれど、この何をするか予測不可能な無邪気さや生意気さが徐々に愛らしく思えるようになった。お話も面白いけれど、ファッションや色彩、スピードの変化、そして、昨年(2006年11月23日)死去されたフランスの名優!フィリップ・ノワレ(調べてみると30数本程観ているのだけれど、どれも素晴らしく、コメディからシリアスな作品の中に多くの名演を残されたお方!)のガブリエル叔父さんが魅力的だし、アルベルチーヌ叔母さんに扮するカルラ・マルリエが綺麗だし、どたばたしたコメディ・センスも楽しい。レイモン・クノーの原作で台詞も担当、またカメラワークや流れる音楽も軽快。なので、最初から最後まで飽きない。”クソ食らえ!”なんていう言葉をこの少女ザジが発するので新鮮だった。カトリーヌ・ドモンジョは撮影当時11~12歳位。華奢な体つきやオレンジ色のセーター、短い前髪パッツンと大きく口を開けて笑う笑顔、地下鉄(メトロ)に乗りたいのに乗れなくてカッカとなる。おてんばでダダをコネる姿もなんだか可愛く子供らしい。この勢いのようなもの、このザジの魅力は気弱でモジモジした控えめな少女にはない魅力。私はザジのような子供ではなかったので少し羨ましい気持ちも抱いたりしながら、愛おしくこの映画を思い出す。しかし、ルイ・マルは子供の描き方が上手♪他の作品からもルイス・キャロルの影響が窺える(『ブラック・ムーン』然り!)。ルイ・マルご自身が嘗てその辺りのことを語っておられたので、「ルイ・マルが語る『プリティ・ベビー』とルイス・キャロルの関係」として追記してみました。
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 ♥ガブリエル叔父さん(フィリップ・ノワレ)とザジ(カトリーヌ・ドモンジョ)♪

地下鉄のザジ/ZAZIE DANS LE METRO
1960年・フランス映画
監督:ルイ・マル 原作・台詞:レイモン・クノー
撮影:アンリ・レイシ 音楽:フィオレンツォ・カルピ
出演:カトリーヌ・ドモンジョ、フィリップ・ノワレ、カルラ・マルリエ、ユベール・デシャン、アントワーヌ・ロブロ、ヴィットリオ・カプリオーリ

★ルイ・マル監督ならではのセンスと演出の効いたスラップスティックコメディ。母親と共にパリに住む叔父の家にやって来たザジ。お目当ての地下鉄に乗れないと知らされたザジがひとりパリの街へと繰り出し、やがてパリを離れるまでの36時間を描く。(映画データベースより)
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by claranomori | 2007-10-24 07:46 | 銀幕の少女たち・少女映画