あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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<   2007年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧

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ケイト・ブランシェット:CATE BLANCHETT
1969年5月14日 オーストラリア・メルボルン生まれ

★美しきカメレオン女優さま。作品によってガラリと印象が異なる、そして確実な演技力とオーラ☆凛々しくもあり、コミカルな演技も絶妙!既にオスカー女優さまですが、まだまだ今後の作品が楽しみです♪

●代表作●
ロビン・フッド (2010)  
崖の上のポニョ (2008)  声の出演
インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 (2008)
エリザベス:ザ・ゴールデン・エイジ (2007)
バベル (2006)
さらば、ベルリン (2006)
あるスキャンダルの覚え書き (2006)
ライフ・アクアティック (2005)
ロスト・ストーリー ~現代の奇妙な物語~ (2005)
アビエイター (2004) 出演
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 (2003)
ミッシング (2003)
ヴェロニカ・ゲリン (2003)
コーヒー&シガレッツ (2003)
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 (2002)
ヘヴン (2002)
ロード・オブ・ザ・リング (2001)
バンディッツ (2001)
シッピング・ニュース (2001)
シャーロット・グレイ (2001)
ギフト (2000)
耳に残るは君の歌声 (2000)
狂っちゃいないぜ (1999)
理想の結婚 (1999)
リプリー (1999)
エリザベス (1998)
オスカーとルシンダ (1997)
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by claranomori | 2007-07-31 11:31 | 女優館★銀幕の名花たち
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ジャンヌ・モロー:JEANNE MOREAU
1928年1月23日 フランス・パリ生まれ

★映画史に残る大女優であり名女優のおひとりですね☆このお写真はとてもお若い頃のもの。演技力の高さと存在感は今なお健在!老年期になられ脇役が多くなりましたが、とてもチャーミングな笑顔が年輪を刻んだ隠さぬ皺と共に素敵すぎるお方です!歌声も大好きです♪

●代表作●
ヴィザージュ (2009)  
それぞれのシネマ ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~ (2007)  
撤退 (2007)
ぼくを葬る(おくる) (2005)
デュラス 愛の最終章 (2001)
銀幕のメモワール (2001)
レ・ミゼラブル (2000)
バルザック 情熱の生涯 (1999)
エバー・アフター (1998)
奥サマは魔女 (1997)
女帝キャサリン (1997)
プラトニック・ゲーム (1996)
百一夜 (1994)
ノルマンディーの黄昏 (1993)
愛人/ラマン (1992) ナレーション
心の地図 (1992)
海を渡るジャンヌ (1991)
こうのとり、たちずさんで (1991)
夢の涯てまでも (1991)
厚化粧の女 (1990)
ニキータ (1990)
リリアン・ギッシュの肖像 (1983) 監督・製作・出演
ファスビンダーの ケレル (1982)
ジャンヌ・モローの思春期 (1979) 監督・脚本
スキャンダラス・ラブ (1979)
パリの灯は遠く (1976)
ラスト・タイクーン (1976)
フランスでの思い出 (1974~1975)
個人生活 (1974)
バルスーズ (1973)
モンテ・ウォルシュ (1970)
キャサリン大帝 (1968)
黒衣の花嫁 (1968)
愛すべき女・女(め・め)たち (1967)
ジブラルタルの追想 (1967)
オーソン・ウェルズのフォルスタッフ (1966)
マドモアゼル (1966)
ビバ!マリア (1965)
黄色いロールス・ロイス (1964)
大列車作戦 (1964)
マタ・ハリ (1964)
鬼火 (1963)
小間使の日記 (1963)
勝利者 (1963)
審判 (1963)
バナナの皮 (1963)
天使の入江 (1963)
エヴァの匂い (1962)
女は女である (1961)
突然炎のごとく (1961)
夜 (1961)
雨のしのび逢い (1960)
五人の札つき娘 (1960)
危険な関係 (1959)
恋人たち (1958)
絶体絶命 (1958)
死刑台のエレベーター (1957)
恐怖の三日間 (1957)
黒い運び屋 (1957)
狩込み (1955)
地獄の高速道路(ハイウェイ) (1955)
現金に手を出すな (1954)
寝台の秘密 (1954)
バルテルミーの大虐殺 (1954)
上級生の寝室 (1953)
巴里の気まぐれ娘 (1953)
今は真夜中ですシュバイツァー博士 (1952)
オーケストラ (1950)
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by claranomori | 2007-07-31 10:23 | 女優館★銀幕の名花たち
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”フランス近代詩の父”と讃えられるシャルル・ボードレール(Charles Baudelaire:1821年~1867年)の最晩年の肖像写真を残してくださったエティエンヌ・カルジャ(Etienne Carjat:1828年~1906年)。

私は写真を撮るのも苦手で撮られるのも苦手。さらに、技術も知らないし得に大した知識もない。ところが、こうして好きな芸術家たちを通して知りえた写真家たち。こういう繋がりは年月の経過と共にますます今後も気づいたり教えて頂くのだと思うと嬉しくて仕方がない。カルジャは元々は新聞記者でフランス第二帝政期を生きたお方。私の知っていることは僅かながら、大好きなサラ・ベルナール、このボードレールにランボーの肖像写真を時折、見つめてきた(ランボーはポストカードをパリで買ってきたものがあり額縁に入れ飾ってあるので、毎日見ている)。カルジャの活躍した時期にはナダールが存在するので、ナダールの陰に隠れがちだったようだけれど、写真も1876年にはあっさりとやめてしまっている。特にポーズを要求するのでもなく、ただその人々を撮るという姿勢だったよう。きっと、肩書きや名声なども気にしないお方だったのだろう。

「われわれは群衆と芸術家たちの目を惹きつけるものすべてについて語るであろう」とボードレールは語っている。絵画なども特別な階級の人々だけのものではなく、もっと民衆と共に共有されるべきものだとしていたお方。多くの芸術が貴族やブルジョワ階級で生まれたとしても、後世に継承れていくのは民衆や名も知れぬ作家や愛好家の人々の目を通してなのだと思う。そういう事を、既にボードレールは心得ていた。元来美術批評家でもあり、裕福な富豪の息子でありながら晩年は借金に追われるという生き様も好き。お高くとまる文壇のお方でもなかったので、カルジャの身軽で気紛れな姿勢に対して畏敬されていたのかもしれない。このボードレールの肖像は1863年のもの。既に病に侵されていたボードレール(1867年死去)の肖像を見つめ、思考はめぐる。

私の初めて読んだボードレールの作品は『巴里の憂鬱』だった。文庫本だったのだけれど、ずっと以前にどこかに置き忘れてきたもの(全く思い出せない)。文庫はお安いのでまた購入して再読したいと思っている。また、ボードレールのお話は出てくるのだと思う。私の頭の中は複雑に絡まっているのでもう少し整理したいと思い、そのノートのようなものが此処や他のブログたちだと思っている。
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by claranomori | 2007-07-25 12:19 | 19世紀★憂愁のロマンと美
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       ♥「フィリスはベリンダをお茶に招きました」♪
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          ♥「妖精ブルーベルの音を聞きながら」♪

b0106921_14551826.jpg★ケイト・グリーナウェイ(Kate Greenaway:1846~1901)
というと、19世紀の英国挿絵画家を代表するお方のおひとりで、中でも最も今日まで忘れ去られることもなく、愛させ親しまれ続けているお方だと思う。『マザーグース』や『ハメルンの笛吹き』(ドノヴァンの音楽、名作アルバムを思い出す♪)や、『窓の下で』(とっても大好き!)の中で、女性や子供たちを美しい自然と共に、とても優しく繊細な眼差しとお心で描かれた女性画家だと思えてならない。面白いのは複数の女性や子供を描いた絵たちを眺めていると、それらのお顔は区別がほとんどない。そして、表情は笑うでもなく無表情な感じ。スト~ンとしたロングの衣服はゴテゴテせずに、とてもシンプルで時代に束縛されてはいない。ケイト・グリーナウェイ自ら、デザインし裁断してモデルの人たちに着せたものも多いという。なので、”ヴィクトリア朝”時代ながらも、遡ることも未来に飛び出すことも可能な自由さを感じる。それぞれの画風があり、それぞれの魅力がある。ケイト・グリーナウェイの絵はあまり複雑ではないので、やや毛嫌いされるお方もおられる。でも、俗物的な世界に生きる私たちの時代を超えた普遍なるもの、”優しさ”という感性。故に、ふとケイト・グリーナウェイの絵を眺めると安堵するのではないだろうか・・・と思う。
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by claranomori | 2007-07-18 11:47 | 絵画の中の少女・女性たち
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パウラ・モーダーゾーン=ベッカー(1876~1907)は、31歳の若さで夭折した女性画家であり、ドイツ表現主義を先駆けと言われている。ドレスデンで生まれ、すぐにブレーメンに移り、ロンドンとベルリンで絵画を学ぶ。その後、ブレーメン近郊に位置する小村ヴォルプスヴェーデに移住し、この芸術家村を代表する画家として知られている。

ヴォルプスヴェーデ芸術家村は、19世紀末に画家や詩人たちが自然を求めて各地に移り住んで形成された芸術家コロニーのひとつで、ここには、日本でもよく知られている詩人ライナー・マリア・リルケや、後にリルケの夫人となるパウラの親友の彫刻家クララ・ヴェストホフ、そして早くも雑誌『白樺』で日本に紹介された画家ハインリヒ・フォーゲラーらもいた。さらに、パウラが師事したフリッツ・マッケンゼン、後に夫となるオットー・モーダーゾーン、またハンス・アム・エンデやフリッツ・オーヴァーベックなどの画家たちが集い、パウラは彼らと親密な交友関係を結んでいた。

1900年以降のパウラ・モーダーゾーン=ベッカーは、パリにもたびたび滞在するようになり、そこでセザンヌやゴーギャン、マティスらの芸術に触れたことが、彼女の芸術を飛躍的に発展させ、ヴォルプスヴェーデの交友関係のなかで育まれた芸術と、大都市で展開していた新しい芸術の息吹は、ともに彼女の芸術に豊穣な実りをもたらし、素朴さと大胆さとが魅力的な独自の画風を獲得するに至る。そして、非常に短い生涯ながらも、先駆的な画家と呼ぶに相応しい充実した作品群を遺された。

2006年に日本にもパウラ・モーダーゾーン=ベッカーの絵はやってきて、その折の説明文を上記に使わせて頂いた。私は単なる趣味の範囲で絵を眺めることが好き。特にドイツ表現主義についてはデヴィッド・ボウイさまにも関連するので、のんびりとゆっくりとではあるけれど、色々と特に興味を覚えるもの。気になった作品がいくつかあり、その中のひとつ。

色合いも好きだし、この鴨池のほとりで、幼女(童女)と思われる少女は顔に両手を当てて泣いているようだ。お顔が見えないのでさらに”どうしたのだろう?”と気になってしまう。この『鴨池のほとりの少女』は、1901年の作品なので100年以上前のもの。この少女がどなたかも知らないのに、何か気になるというこの感情はなんだろう。こういうことが不思議であり、かつとても楽しい。
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by claranomori | 2007-07-13 20:57 | 絵画の中の少女・女性たち
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ジョデル・ミカ・フェルランドとクレジットされていた頃、2002年のTV映画版『キャリー』(アンジェラ・ベティス(大好き!)主役の作品に子供時代のキャリー役でちょこっと出演していた)が初見。シシー・スペイセクの『キャリー』がかなり、とってもお気に入りの私なので、作品としては今ひとつだったけれど、このお二人のキャリー役には注目して観ていた。その間にも未公開作品など多数に出演経験しているこの愛らしい少女女優さま。『ローズ・イン・タイドランド』と『サイレントヒル』は今のところジョデルちゃんの代表作。まだまだこの先が楽しみ♪美少女はホラー映画に必須条件なので、ジョデルちゃんもその類の作品にもよく出演されている。ギリアム監督とご一緒に来日キャンペーン時のインタビューを拝見していたのだけれど、10歳とは思えない程しっかりしている。でも、10歳の少女らしさに溢れた笑顔が印象的だった。ジョニー・デップとロビン・ウィリアムズのファンだそう。その内、共演も実現するといいなぁ♪

ローズ・イン・タイドランド/TIDELAND
★2005年(日本公開は2006年)の奇才テリー・ギリアム監督作品。私はギリアム作品と相性が良いのです。このカナダ生まれのジョデル・フェルランドちゃん(10歳にしてキャリアは20数本!)が可愛いのなんのって!ところが、予告編や宣伝(前評判)のファンタジーな世界を強く期待して観ると怖い映画。嘔吐すらおぼえるお方も多かったそうで賛否両論のよう。道理であまり話題が続かなかったと観て納得。ところが、私は好き♪ダークファンタジーの世界。「不思議の国のアリス」をモチーフにしているけれど、アナザーワールドに思えた。歪なものに宿る美しさや幻想的なもの。妄想と現実の境界線...そんな世界観をギリアム監督らしい本来のセンスとジョデル・フェルランドちゃん!そして、大人たちの脇役方もそれぞれ個性豊かです。首から上しかないお友達のバービー人形(4人いる!)や幽霊女デルや精神年齢10歳で止まっているディキンズ、元ロックスターでジャンキーな大好きなパパ、同じくジャンキーな死んでしまうママ。そんな中での少女の現実に立ち向かう姿、冒険物語を奇妙にファンタジックに描かれたもの。その他スタッフ勢も私の好きな映画に所縁のある方々の名が連なっているので大納得なのでした♪

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♥こちらも可愛い~♪髪もダークブラウンで黒のおリボン、そして暗い背景に映える青いワンピース姿★『サイレントヒル』より†
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by claranomori | 2007-07-06 01:21 | 銀幕の少女たち・少女映画
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『アナベル・リー(Annabel Lee)』は1849年、エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe:1809年1月19日~1849年10月7日)の死後2日後に発表された、とても美しい詩のひとつ。ポーというと『モルグ街の殺人』などのオーギュスト・デュパンもの、『アッシャー家の崩壊』『黒猫』『黄金虫』『早すぎた埋葬』...と怪奇小説、幻想ミステリーな作品を40年の短い生涯の中で残し、今日も多くの影響を与え続けているお方。ポーはアメリカ人ながら、英国での教育も受けているのでイェーツなども多大な賛辞を送っているし、フランスのボードレールやマラルメにも大変影響を与えたお方。私が最初に読んだのは『黄金虫』(怖くて最初は最後まで読めずにいた)。

ポーは小説家でもあり詩人でもある。詩は特に大好きな作品が多い。怪奇小説の名作たちとは趣きが異なり、ポーのロマンティストで繊細な部分がとてもよく表れているからだうと思う。『大鴉』もとても好きだけれど、今回は最後の詩『アナベル・リー』を。これは妻ヴァージニア・クレムに捧げられたもので、ウラジーミル・ナボコフの『ロリータ』の源流とも言えそうで、ポーのものは実話なので、さらにこの美しい詩が痛切に響く。ヴァージニアが13歳、ポー27歳の折に周囲の猛反対を押し切りお二人はご結婚された(当然、合意の下)。しかし、運命とは...この幼い愛する妻(従姉妹である)は結核を患い、僅か24歳の若さで他界。看病中からポーの絶望や苦悩は精神的にもかなり影響し、アルコールに溺れる日々が深まってゆく。ヴァージニアの死後はさらに酷く、最期は路上にて(アルコールの多量摂取によるものと言われてもいる)40歳の生涯を終えた。二人の愛は深く結ばれていたと思う。なので、この悲哀と憂愁の美しい詩は私の心を捉えて離さない。幾度も彼女の名を、幾度も麗し(美わし)の、と詠う。足りない程だったろう...。

(後半部より)

その昔 この海沿いの王領で、雲から風が吹き降りて、
麗しのアナベル・リイを冷したのは、それ故か。
高貴のやから訪れて 女を私から奪い去った。
この海沿いの王領の 墓にいれんとて。

天上の幸及ばぬ天使らは 女と私を羨んで立ち去った。
まことに、それ故であった(海沿いの王領で誰も残らず知っているが)
夜半、風が雲から吹き降りて アナベル・リイの冷たくなったのは。

しかし私達の戀は、私達より年上の人の戀よりも
私達より賢しい人の戀よりも、はるかに強かった。
み天の天使 海の底の悪魔さえ
決して私の魂を、美わしのアナベル・リイから裂き得まい。

というのは、月照ればあわれ 美わしのアナベル・リイは私の夢に入る。
また星が輝けば、私に美わしのアナベル・リイの明眸が見える。
ああ、夜、私の愛する人よ、戀人よ。
私の命、私の花嫁のそばにねぶる。
海沿いの墓のなか
海ぎわの墓のなか


(訳:阿部保)
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by claranomori | 2007-07-03 12:39 | 19世紀★憂愁のロマンと美