『タイムズ・スクエア』 (アラン・モイル監督)
2008年 04月 17日
以前綴った『ガールズ』や『フォクシー・レディ』を観た頃。これらの思春期の少女たちの映画に、同世代的なシンパシーを抱いていたのかもしれない。そして、「ボウイ館」で最近お話させて頂いている中で、ストーンズとボウイの事等を考えていたらまざまざと蘇る事柄や風景たちで頭がいっぱい。想うままに。この頃、まだ『ジギー・スターダスト』のLPを聴くことは出来ず、音楽雑誌でちょっとした知識だけが増えてゆくなか、何かもどかしさを感じながら、でも夢をみていたような頃。ルー・リードの曲が聴きたくても廃盤だった。この『タイムズ・スクエア』で初めて聴いたのだ!!『ワイルドサイドを歩け』☆ボウイがプロデュースしたアルバムでバックヴォーカルでもお声が聴ける。あとロキシー・ミュージックの『セイム・オールド・シーン』は暫く耳に残っていたくらい印象的だった。後にプリテンダーズやキュアー、XTC、パティ・スミスやラモーンズ、ゲイリー・ニューマンまで流れていたと知る。
前述のクラスメイトの少女が私に言ってくれた言葉を想い出し涙する。”ずっと親友でいてほしい”と。私は多分”うん”とか言っただろうけれど、その時のその言葉の重さを実感することはできなかったのだと想う。翌年クラスは変り進学校も違った。その後、私はというと図書館で閉館まで時間を過ごし、帰宅後の音楽を聴く時間のことで頭がいっぱいの日々。私はこうして、愚かにも大切な言葉を裏切ったように今想う。甘酸っぱい思い出。ニッキーがパメラに”私達の相手は音楽。ボーイフレンドなんかいらない。”と言う。女の子同士の友情の芽生えと深まり、そして時間と共にそれぞれの道へと進んでゆく...お別れしたくなくてもそういう年頃なのだろう☆
私は少女パメラ(トリニ・アルヴァラード)の笑顔が大好き!『ステラ』でのベット・ミドラーの娘役も好き。最初に観た時からどうもパメラに感情移入してはニッキーに憧れていた気もする。今綴っているとまた、連想ゲーム癖で1つ.2つと想い出の映画が浮かぶ♪
タイムズ・スクエア/TIMES SQUARE
1980年・アメリカ映画
監督:アラン・モイル 脚本:ジェイコブ・ブラックマン 撮影:ジェームズ・A・コントナー 出演:トリニ・アルヴァラード、ロビン・ジョンソン、ティム・カリー、ピーター・コフィールド、エリザベス・ペーニャ、ハーバート・バーゴフ