あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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『野ばら』 トーニ少年(ミヒャエル・アンデ:MICHAEL ANDE)とウィーン少年合唱団♪

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前述の『わが青春のマリアンヌ』で映画デビューしたミヒャエル・アンデ(1944年10月5日、ドイツのバート・ヴィースゼー生まれ)の代表作である『野ばら』。マックス・ノイフェルト監督による1957年の西ドイツ映画で、日本で公開された最も古い少年合唱団の作品。私は船乗りの制服なども好きだけれど、少年少女たちの合唱団の制服姿が大好き!他にも好きなこれらの映画はあるけれど追々に。やはり先ずは『野ばら』でないと!って想う。1956年のハンガリー動乱の中避難民としてオーストリアにやって来た孤児の少年トーニ。瞳が大きく笑ったお顔があまりにも愛らしい少年。続編の『ほがらかに鐘は鳴る』にも出演しているけれど、やはりこの『野ばら』の方がずっと好き!古きよき作風だと想う。バスに乗り遅れたトーニと愛犬フロッキを助けて養子にしてくれた優しいブリュメルおじさん(ヨゼフ・エッガー)。おじさんはトーニの美しい歌声に才能を見る。ある教会のミサの日、トーニはウィーン少年合唱団のミサ曲を聞き、少年合唱団に入りたいと思うようになる。心優しきおじさんはトーニを連れて団員入りを実現させてあげた。トーニの天性の歌声と人柄は日々を共にする少年たちとも直ぐに打ち解け、初舞台の”青春”の役もやって来た。でも、家族との面会の日に他の子供たちはお母さんやお父さんが贈りものをもってやってくる。両親のいないトーニはひとりぼっち(ブリュメルおじさんとフロッキは向かっていたのだけれど自転車がパンクして間に合わなかったのだ)。みんなから慕われている美しく優しい寮母マリア(エリノア・イェンセン)はそんなトーニの心を理解してくれる人。トーニは一人ベッドで泣いているとマリアが”今日からあなたのお母さんになってあげる”と二人だけの約束がなされた。その時のトーニの喜びよ!この映画はとにかく美しく心優しい☆
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遠足に行った折に、トーニはマリアへのおみやげにエーデルワイスを摘んで帰ってきた。夜中にそっとマリアの部屋の花瓶に挿すために。その時に、マリアの机の上の写真を持ち帰る。役柄を取られて怒っているフリッツ少年が何かを持ち帰り隠したとみんなに告げる。運悪く、マリアの机には学長に渡す経費の6000シリングもあった。1000シリング足らないことでトーニは疑われ、お金は盗んでいないけれどマリアの写真を持っていることは言えない。そして、そのままではマリアが疑われてしまうので、自分が盗んだのだと言う...誰もが信じられないけれど本人が言うので罰であるので退団する支度となる。ブリュメルおじさんが迎えに来てトーニに本当のことを聞き出そうとすると、”言えないんだ”と外に駆けてゆき、古くなった橋から落ちて重体となる。そんな中、楽譜の中から1000シリング札が出てきたのだ。トーニの行為は気高きものだったと学長は自分達を省みる。登場間もなくマリアが言った言葉が私は好き。

教育とは子供の心になることです

大人たちと子供たち。思いやりの心や子供らしいいじらしさが、美しいチロルの山や自然の風景、ウィーン少年合唱団の天使の歌声たちによる名曲たち、愛らしい少年少女たちの姿と共に、”少年映画”というと、いつまでも忘れられない大好きな映画のひとつ☆

野ばら/ほがらかに鐘は鳴る
  1957年・西ドイツ映画
監督:マックス・ノイフェルト 脚本:マックス・ノイフェルト、カール・ライター 撮影:ヴァクラフ・ヴィッキ(ヴィッヒ) 音楽:ハインツ・ノイブラント 出演:ミヒャエル・アンデ、エリノア・イェンセン、ヨゼフ・エッガー、パウル・ヘルビガー、カール・ベージガー
※このDVDは続編の『ほがらかに鐘は鳴る』とのツインパック版です♪
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by claranomori | 2008-04-11 23:33 | 銀幕の美少年・少年映画