あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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ジャッキー・クーガン:JACKIE COOGAN 『チャップリンのキッド』のジャッキー坊や♪

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ジャッキー・クーガン(1914年10月26日~1984年3月1日)という可愛い少年子役の存在を知ったのは、チャールズ・チャップリンの『キッド』。この映画は1921年というのだから日本だと大正時代に公開されている。スクリーンで観たことはないけれど人情ドラマも好きなのでほろりとさせられ微笑むこともできる秀作だと想う。チャップリンの『一日の行楽』(1919年)にもジャッキー・クーガンは出演している。ふたりが出会った時、ジャッキー君は4歳頃だったそうだ。チャップリンが最初の奥様(当時16歳の女優ミルドレッド・ハリス)とのお子様が生後僅か4日でお亡くなりになり、失意のチャップリンの前に現れたのがこのジャッキー君。チャップリンは、この4歳の少年の見た目の愛らしさだけではなく、とても勘の鋭い天性の資質までをも見抜いていたのだろう。そして、アメリカ映画ながら、ロンドンの下町っぽい雰囲気が漂う。映画のお話と子供時代のチャップリンの思い出が織り交ざったもののようだ。チャップリンは子供時代、実際に英国の孤児施設に兄と別々にされ、とても寂しい体験をしている。

職も無く貧しい失業者のチャーリー(チャップリン)はふとしたことから捨て子を育てることになる。二人は貧しくも幸せに暮らしていた。ジャッキー(クーガン)君も5歳になっていた。ジャッキーが石をガラスに投げ、ガラス屋チャーリーが修理にゆくという絶妙なコンビ!しかし、捨てた母親(エドナ・パーヴィアンス)は罪ほろぼしに貧民街を訪れ子供たちにおもちゃを与えていた。実の母と息子はお互いが親子とも知らずに再会する。そして、ある日、役人がジャッキーを孤児だと知り強制的に孤児院に連れて行く。チャーリーは必死でジャッキーを取り戻すのだけれど...。
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実の親子と育ての親と子供、どちらも親なのだと想う。育まれてゆく絆の尊さを想う。貧しく滑稽な子育ての仕方は流石におもしろくて笑ってしまう。サイレント映画は台詞がないのだから表情や動きで表現することがとても重要。パントマイムも活かされたコメディ風味のメロドラマというのだろうか。役名もそのままチャーリーとジャッキーで、でも天才チャップリンと共に、小さなジャッキー君も天才のように想えた。彼の愛くるしい表情は87年程前の作品なのに永遠に映画の中で輝き続けているのだ。凄いことだと想う、そしてそんな映画なので好きなのだろう☆映画大好き♪

キッド/THE KID コレクターズ・エディション
       1921年・アメリカ映画
監督・製作・脚本:チャールズ・チャップリン 撮影:ロリー・トザロー 出演:チャールズ・チャップリン、ジャッキー・クーガン、エドナ・パーヴィアンス、カール・ミラー、リタ・グレイ
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by claranomori | 2008-03-12 20:27 | 銀幕の美少年・少年映画