あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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マルタン・ローブ:MARTIN LOEB 『ぼくの小さな恋人たち』のダニエル少年♪

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マルタン・ローブは1959年3月11日生まれのフランス人で、歌手(フレンチポップス)カロリーヌ・ローブの弟さん♪1977年の『ロベルトは今夜』(ピエール・クロソフスキー原作)や『思春の森』のファブリツィオを演じる以前の1974年に既に出演していたのだ。2001年に日本初公開となったジャン・ユスターシュ監督作品の『ぼくの小さな恋人たち』の主人公ダニエル少年として♪この作品でのマルタン・ローブがこの3作品の中では一番可愛い気がする(私見ながら)。ジャン・ユスターシュはゴダールやトリュフォー、ロメールたちに絶賛された伝説の監督ながら、惜しくも43歳の若さで自殺してしまった。1981年のパリ、ドアには「死者を起こすにはドアを強くノックしろ」という紙が貼られていたという。死ぬ時まで詩的だけれど...。
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ジャン・ユスターシュが少年時代を過ごしたというフランス南部のナルボンヌを舞台に、13歳の少年ダニエルに自らの少年期の恋を自伝的に描かれたもの。『ママと娼婦』が絶賛されたことにより、初めて恵まれた予算で制作できた長編作品であるという。でも、最期の長編でもあるけれど。ダニエルの母親役にはお気に入りのイングリット・カーフェンが扮していて嬉しい♪また、ダニエルの友人の少年たちや可愛い少女たちの思春期の淡い思いや失望を美しい風景と共に刻み描いたものに想う。この作品の撮影中にもアルコールと薬物の摂取により、死と隣り合わせのような状況だったようだ。また、公開時には、一部のジャーナリストを拒否したことによりボイコットが起こるなどと、フランス映画の中でも呪われた一本だと解説に書かれている。また、フィリップ・ガレル監督は”体制がユスターシュを殺した”と語っていた...実際の死の原因は明らかにされていないようだけれど。残された僅か12本の作品の多くは未だに日本未公開なのだ...。

ぼくの小さな恋人たち/MES PETITES AMOUREUSES
   1974年・フランス映画
監督・脚本:ジャン・ユスターシュ 製作:ピエール・コトレル 撮影:ネストール・アルメンドロス 出演:マルタン・ローブ、イングリット・カーフェン、ジャクリーヌ・デュ・フランヌ、モーリス・ピアラ、ジャン・ユスターシュ
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by claranomori | 2008-02-26 22:38 | 銀幕の美少年・少年映画