あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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なまいきシャルロット (クロード・ミレール監督)

シャルロット・ゲンズブールは私にとって”聖少女”の出現、存在として飛び込んできた。そして、今も素敵なシャルロットが大好き!!”しゃくれた顎”だの”口元が可愛くない”だのと批判する知人もいたけれど可愛いのだから好きな人が好きでそれでいい♪久しぶりにシャルロットの映画のことをと想い、この『なまいきシャルロット』のことを。どうしたって13歳の少女シャルロット(役名も)ばかり観入ってしまう!まだあどけなく小さなシャルロットのちょっとした表情や仕草にドキドキする。観た方も多いと想うしこの映画が大好きなお方も多いと想う。素晴らしい作品だもの!!感情移入し過ぎるくらい伝わるこの揺らぎ。痛いほどに。少し違うけれど少し似た経験をしてきた私は今文字を打ちながら懐かしく想いだす光景に涙が浮かぶ...。
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主役のシャルロット(シャルロット・ゲンスブール)と隣に住む病弱な少女ルル(ジュリー・グレン)、シャルロットと同い年の天才ピアニストの少女クララ(クロチルド・ボードン)。この少女たち、其々の想いが胸を突き刺す。同性が同性に憧れたり淡い恋心のような想いを抱くことがあるのだということがノスタルジックに私をタイムスリップさせてくれる。童女でもなく大人でもないこの辺りの少女の刻の揺らぎ。その時を封印するのでもなく標本箱に保存するのでもなく...いつの間にか大人になり今を生きているのだ。戻りたいようでもあるけれど今という時、またこれから先の光をも楽しみながら生きてゆくために、この儚く限られた刻を想う...そんな感じかな。
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私の記憶によれば、13歳の女の子というのは幼いながらも既に一人の女性なのであって、同年代の男の子には全く重要ではないことが、大変重要だったりします。要するに、その年令を生きること自身が既に心の平静を乱す思い出なのです。その頃は彼女らの絶頂期なのです。もっと刺激的でありたいと思い、激しく要求しますが、しかし、彼女らは無邪気で不器用でもあります。13歳の女の子というのは”動物的”で、彼女たちは痛ましくも貪欲に生きています。なぜなら、彼女たちは希望のかたまりのようなものであり、自身の情熱をどのように導いていけばよいのかわからないからです。その上13歳は、嫉妬と反発の年代でもあります。とりわけ親に逆らって高い石垣を飛び越えようとします。外の知らない、向う側の世界を見たいと思うのです。その年頃の男の子というのはまだ仔犬みたいなものですが、一方少女たちときたら目がくらむような激しさを持ち、全く魅惑的なのです。この映画で、私は、少女たちの人を惑わすほどの魅力にどれだけ近づくことができるか試してみたのです。

(クロード・ミレール監督のインタビューより)


なまいきシャルロット/L' EFFRONTEE
     1985年・フランス映画
監督・脚本:クロード・ミレール 撮影:ドミニク・シャピュイ 出演:シャルロット・ゲンズブール、ジュリー・グレン、クロチルド・ボードン、ベルナデット・ラフォン、ジャン=クロード・ブリアリ、ジャン=フィリップ・エコフェ
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※イタリアのグループ、リッチ・エ・ポヴェリが歌う主題歌もとても好き♪
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by claranomori | 2008-02-18 10:56 | 銀幕の少女たち・少女映画