マリー・アントワネット(MARIE ANTOINETTE) に魅了されるのは何故だろう♪
2008年 01月 16日
1755年11月2日~1793年10月16日という37歳の生涯。生涯を綴る作業や研究は大変なものだろう!時代はフランス革命だし、その民主主義のあり方も疑問視されていたり...私は単なる興味心から関連物を鑑賞しているにすぎない。本当のことなど分からないし、歴史に名を残すお方はどなたでも賛美者と批判者が存在するもの。私はただ魅せられている過程が長いけれど、訊かれたなら”私はマリー・アントワネットが好き♪”と答えるだろう。何故だろう...悲劇の王妃だから?豪華なロココ趣味や美しいものを愛したから?薔薇のお花がお好きだったから?...よく分からないけれど、オーストリアに生まれた少女マリア・アントニア・ヨゼファ・ヨハナが、ハプスブルク家の女帝マリア・テレジアの娘(15人目の子供)として生を受けたこと、僅か14歳のフランス王妃、その宿命や時代を想うことが好きではあるようだ。あまりにも悲劇でありドラマティックでもある。フェルセン(フェルゼン)伯とのロマンスや子供たちを愛した姿、贅沢な軽率な振る舞い...それらの奥底の心を勝手に想像したりして涙することもよくある。
マリー・アントワネットについて考えるとき、首を斬られるということは、極端な悲劇的な意味をおびる。幸運な時期における彼女の尊大な軽薄さは、事情がやむをえなくなったとき、不幸を前にした崇高な美しさと変る。儀礼の化粧をほどこした心ほど、品の悪いものはない。舞台が変り、喜劇が悲劇になったとき、宮廷の虚飾によって窒息させられた魂ほど、気高いものはない。
ジャン・コクトーはこのように語っている (『世界悪女物語』澁澤龍彦)。”ベルばら”(宝塚歌劇~少女漫画)に始まり、このように私の好きな作家方の御本や絵画、アニメや映画も含め、年月と共に私の心にいるようだ。結局のところ、”好きだから仕方が無い”ということみたい☆