ゆりの花 (ウィリアム・ブレイク:WILLIAM BLAKE)
2008年 01月 06日
しとやかな薔薇は刺を出し、
おとなしい羊は角でおどす、
しろいゆりの花はただ愛を喜び、
輝く美をそこなう刺もおどしもない。
訳 土居光知
大天使ミカエルの象徴のお花は百合。私個人のことながら、誕生花と4歳から通っていた幼稚園の名前や園章の模様を想い出す。白いベレー帽に紺色の上下の制服が好きだった。でも、小学校の低学年頃までだろうか、近所でも親戚中でも評判の人見知りの強い子供でおとなしかった。その上、その幼稚園はスクールバスだったもので苦痛(未だに乗り物酔いが酷い)だった。何故だか、英語部と木琴部に入れられていた(母が勝手に決めたのだろう)。その発表会の時などの緊張は凄いもので幼い私は知らない人達の前で頭が真っ白になっていたように想う...でも、ふと、この詩を読み返していてとても懐かしく想い出していた。
※この絵はダンテ・ガブリエル・ロセッティの『聖母マリアの少女時代』(1849年)のものです。ブレイクの詩とは時代も違うのですが、英国の香りを感じておりましたら浮かびました♪