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あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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ディディエ・オードパン:DIDIER HAUDEPIN 『寄宿舎 ジョルジュとアレクサンドル』

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ディディエ・オードパンは1951年8月15日フランス・パリ生まれ。最近は製作や監督業で活躍されていて内容も私は好きなものが多い。でも、最近のお姿を拝見するとこの頃の美少年ぶりからは遠くに行かれてしまったかのようで...それも時の流れ♪1960年のピーター・ブルック監督、マルグリット・デュラス原作の『モデラート・カンタービレ』でジャンヌ・モローの息子役としてデビュー。その頃は8~9歳頃。そして、このジャン・ドラノワ監督の少年愛、兄弟のような関係でもありもっと深い友情愛を繊細に描いた作品の中で、13歳の少年アレクサンドルを演じたディディエ・オードパンは、まるで天使のように愛らしく可愛いお稚児さんのような少年で、もう胸が張り裂けそうだった!羊を抱えてのミサのアレクサンドル♪萩尾望都さまの『トーマの心臓』の原型としても(どちらも大好き!!)、もう私の好きな世界にずっと一緒にいてくださる作品。またもや60年代の古い作品なのにこんなに大切だなんて!時空を超えたこのような美しい世界をこよなく愛している。

13歳のアレクサンドルが寄宿学校で仲良くなった侯爵家の15歳のジョルジュ(フランシス・ラコンブラード)に寄せる思慕、愛くるしい眼差し...美し過ぎる!こんなに美しいままお話が終わるはずは無く、結末は悲しいのだけれど...。 竹宮恵子さまはディディエ・オードパンのこの少年時代を可愛いけれど、やや口元が...(もう少し引き締まった口元をお好みのような)というお話を読んだ記憶があるのだけれど、それも分かる気がする。でも、瞳と笑顔や憂いを湛えた表情やハイソックスを穿いた足下や仕草など...たまらなく可愛い!20代の出演作にもいくつか好きな作品(ロジェ・ヴァディム監督の『花のようなエレ』やルキノ・ヴィスコンティの『イノセント』他)があるけれど、やはり少年時代のディディエ・オードパンがどうしても、いつまでも美しく銀幕の中で生き続けている☆ああ、幸せ♪
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        ♥可愛い!アレクサンドルと美しいジョルジュ♪

寄宿舎 ~悲しみの天使~/LES AMITIES PARTICULIERES  1965年・フランス映画
監督:ジャン・ドラノワ 原作:ロジェ・ペルフィット 脚本:ジャン・オーランシュ、ピエール・ボスト 撮影:クリスチャン・マトラ 出演:ディディエ・オードパン、フランシス・ラコンブラード、ミシェル・ブーケ、フランソワ・ルチア、ドミニク ・モーラン、ルイス・セニエ
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        ♥この表情と仕草!可愛いという言葉を超える♪
by claranomori | 2007-11-19 19:42 | 銀幕の美少年・少年映画