1916年から1920年までに従姉妹の少女2人が撮影した妖精写真。上のものは1916年のフランシスと妖精をエルシーが撮影したもの。1920年に、この写真が報道されイギリス中で大論争となる。ヨークシャー地方のコティングリー村で、エルシー・ライト(16歳)と彼女の従姉妹のフランシス・グリフィス(9歳)が絵本『Princess Mary's Gift Book』(1815年)の中の妖精を模写したものを切り抜いて合成写真を撮ったのだった。少女たちは1980年(60年経過)にそのことを告白した。けれども、彼女たちは妖精を見たという。でも、撮影することが出来なかったのだ。だって、多分妖精は長く静止してはいないだろうから。私はこの二人の妖精を見たという言葉を信じている。なので、いつか死ぬまでに出来たら花の妖精か水の妖精に出会ってみたいというのが夢。大人には見えない、子供には見える・・・というのも少し違う気がする。現在子供の人でも頭から妖精の存在など想像上のものだと思っている人もいるだろうし、大人でも私みたいな気持ちの方がいると思うから。弟にこういうお話をすると”また、メルヘンの世界に行ってますね、大丈夫か?”と笑われる。彼はきっと会えないだろう。
1997年のイギリス映画『フェアリーテイル』はこの事件を基に映画化されたもの。英国の名優ピーター・オトゥールはアーサー・コナン・ドイル役、ハーヴェイ・カイテルはフーディニー役で登場している。この当時の事件にアーサー・コナン・ドイルはとても関心を示しており、鑑定の結果”妖精の姿をとらえた写真が存在する!”と新聞にドイルのお墨付きが載ってしまったのだから、それは大変!論争も大いにあったようだけれど、第一次世界大戦という状況や心霊的研究(ドイルは降霊会にも参加している)、写真(カメラ)の発達、本当に見たことのある人たち、興味津々な人たち...を熱中させた実在の事件。二人の少女はきっと、こんな大きなことになるとは思ってもいなかっただろうと思う。
妖精のお話は大好きなので、まだまだ続けたいと思う♪