17歳のカルテ (思春期病棟の少女たち)
2007年 09月 18日
★左の御本ははスザンナ・ケイセンの原作の洋書版です。右は映画の台詞がすべて分かるという完全対訳と充実の語句解説付きの、ストーリーブックです。映画で話題になったので多種関連本が出版されているのですね。私は下の映画化されたものを先に観てスザンナ・ケイセンの原作を読みました。
思春期病棟の少女たち/スザンナ・ケイセン
★作者スザンナ・ケイセンはアスピリンを1瓶飲み自殺未遂、「境界性人格障害」と診断され18歳で精神病棟に入れられ、そこで過ごした日々を回想してゆく自伝。病棟で出会った少女たちの素顔を生き生きと描き、狂気と正気の危うい境界を捉えたベストセラー。原題はルノワールの「ピアノを弾く少女」から得られているので原題の方が私は好きなのです♪
17歳のカルテ/GIRL, INTERRUPTED
1999年 アメリカ映画
監督:ジェームズ・マンゴールド 製作: ダグラス・ウィック、キャシー・コンラッド、ウィノナ・ライダー 出演:ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー、クレア・デュヴァル、ウーピー・ゴールドバーグ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ブリタニー・マーフィ、 エリザベス・モス、アンジェラ・ベティス
★スザンナ・ケイセンの原作を基に脚本化され映画化されたもの。脚本を読み感銘を受けたウィノナ・ライダーは製作にも拘わり、静かな繊細な演技でスザンナを見事に演じている。ウィノナ自身も19歳の頃、精神障害により入院経験があるという。強力なインパクトのリサを演じるのはアンジェリーナ・ジョリーで、今作で助演女優賞を受賞された今や大人気の女優さま。原作と映画での内容は同じ部分と異なる部分があり(当然ながら)、映画は音楽も含め60年代という部分を強く感じるものでした。好きな映画ですし思うことは色々あるので、「映画の宝石箱」の方に感想を綴ってみました☆