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あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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イーディ・セジウィック:EDIE SEDGWICK

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イーディ・セジウィック:EDIE SEDGWICK_b0106921_15383463.jpgイーディ(本名イーデス・ミンターン・セジウィック:Edith Minturn Sedgwick 1943年4月20日~1971年11月16日) は、60年代をあまりの速さで駆け抜け、僅か28歳の若さでこの世を去ったミューズ。とても大好きなのでいつもの如く上手くは綴れそうにはないけれど、嘗て勢いで綴った『チャオ!マンハッタン』。イーディの死後完成され長らく埋もれていたもの。イーディは大富豪のお嬢様、それも伝統のある超良家。ドラッグや荒んだ生活と人気の絶頂期も借金まみれだった時期も、いつも実家が取り計らっていたという。寄宿学校に通う頃から拒食症で、19歳で躁鬱病で精神病院に入院(最初の)。詳しく分からないけれど、どうも父フランシスの父権家庭の問題は大きいようだ。イーディの兄も自殺しているし、弟は事故死している。イーディは父親に対する複雑な感情を最期まで心に抱いたまま、この世を去ってしまったように思う。”愛憎”まみれのまま。大人になれずに少女のままこの世を去ったイーディ。

アンディ・ウォーホルのファクトリーに入りスーパースターのお一人となる。ボブ・ディランとの恋の噂もあった。その頃のイーディを描いた映画『ファクトリー・ガール』(2006)では、イーディ役を何かとお騒がせなお方シエナ・ミラーがダイエットの末、かなり良い雰囲気を出しているようだけれど公開はまだ未定。ルー・リードやボブ・ディランも酷評していたけれど、是非、観てみたい!イーディを1965年に『ヴォーグ』は”ユースクエイカー”と名づけている。そのレオタード姿のお写真は初めて私がイーディを知ったもの(後追いなのでヴォーグではない)。そしてそして!何と!!まだ無名の頃(ニュージャージー時代)のパティ・スミスはこの22歳のイーディのお写真と出会い(こちらはリアルタイム★)、「とても強烈なイメージで、私はまさに”これだ”と思ったわ。時代としっかり結びついた知性とほとばしり、スピード感、私にとってあの写真にはすべてがある!と思ったの。」と語っている。パティがイーディに憧れていたことはその時点では知りもしなかった。でも、今ではパティもイーディもマリアンヌ・フェイスフルもニコも繋がっている、私にとってのある種のイコンとして。同じ時期、ロンドンにはツイッギーが!ジェーン・バーキンやミア・ファローもツイッギーに憧れていたと語っていた。ニューヨークにはイーディ!パティ・スミスに信号を送ったお方。ウォーホルの『チェルシー・ガールズ』(1965年)のDVD化を熱望している。以前、ウォーホル・フェスティヴァルのような企画で観ることができたのだけれど、何度でも観たい!私が勝手に思う少女像にも色々有るのだけれど、持て囃されている”ロリータ”とか”ゴスロリ”という言葉から遠くにいるように思うことがある。時代やファッションに流されるものではない、普遍的なもの、不滅の少女が大好き♥イーディはもう10代ではなかったけれど時代を彩ったミューズであり、私にとっての美しい少女のおひとりなので、ズレた感覚かもしれないけれど、敢えて、「少女イコン」とさせて頂きました♪
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by claranomori | 2007-08-21 15:39 | 少女イコン・不滅の少女