人気ブログランキング | 話題のタグを見る

あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

19世紀末ウィーンの少女愛好家ペーター・アルテンベルク(PETER ALTENBERG)

19世紀末ウィーンの少女愛好家ペーター・アルテンベルク(PETER ALTENBERG)_b0106921_17335939.jpg

      ♠「絶対的理想の脚!13歳のエヴリン・H」1916年♪

ペーター・アルテンベルク:PETER ALTENBERGは、19世紀末のオーストリア・ウィーンの作家、路上生活者、即興詩人、街の傍観者、編集能力のある執筆家、少女愛好家...などの肩書きが並ぶユニークなお方。生涯、独身を通し、さらに生涯生命をかけて追い求めたロリータ趣味(19世紀末の英国に生きたルイス・キャロルの存在も忘れてはならないけれど)。自立した女性は一人の女に過ぎないけれど、少女の裡にはすべての可能な女が匿されている。無限の可能性としての女...それが少女。アルテンブルクの美の理想でもあったようだ。世紀末の華やかさと寂しさ、夢みたものと夢みられたものの影が夢幻劇の中のように、彼の住んだ安ホテルの一室の壁の絵や写真たちとその空間は伝える。傍観し投影された自然や風俗は、彼の主観の強い酩酊性と魔術性と融合し、その本来の輝きを自ら発現した。精神的ナルシストだと自ら宣言していたけれど、なかなか面白くこの強い個性と主観は興味深く、私は惹きつけられる。上の少女の脚のお写真は、映画『エコール』のジャケットにも通ずるものなので嬉しい♪

19世紀末ウィーンの少女愛好家ペーター・アルテンベルク(PETER ALTENBERG)_b0106921_17341774.jpg

      ♠グラーベン・ホテルのアルテンブルクのお部屋♪
by claranomori | 2007-08-17 21:18 | 少女愛考・少年愛好