あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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禁じられた遊び (ルネ・クレマン監督)

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1951年 フランス映画

監督:ルネ・クレマン
製作:ポール・ジョリ
原作:フランソワ・ボワイエ
脚本:ジャン・オーランシュ、ピエール・ボスト
撮影:ロベール・ジュイヤール
音楽:ナルシソ・イエペス

出演:ブリジット・フォッセー、ジョルジュ・プージュリー、シュザンヌ・クールタル、ジャック・マラン

禁じられた遊び/JEUX INTERDITS

★ルネ・クレマン監督のとても古い名作ですが、この小さな少女と少年を通して、静かに訴えかけてくるものは色褪せないものです。原作や音楽、全てが素晴らしく、何度観てもラストシーンは画面が涙でぼやけてしまいます。

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†森の中で愛犬のお墓を作る11歳の少年ミシェルと5歳の少女ポレット
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♥今作で映画デビューした少女ブリジット・フォッセー:Brigitte Fossey(撮影当時4歳~5歳)。その後も素敵なお方で、今も現役女優さまです♪

★愛らしい少女を主役に少しお兄さんとの友情(ロマンス)、生き物の死骸を土に埋める(禁じられた遊び)子供たち、少女は戦争で両親を亡くしたけれど幼いので死の意味が分からない。最後は少女と少年を引き裂いてしまうことにより、少女ポレットは痛切に別れと両親の死を突きつけられるかのよう...。当時は、本国よりも日本での方が評価が高いものだったそうだ。十字架を立てたり、宗教的な意味合い(反カトリック的な)も感じ取ることができるからだろうか。モノクロームの叙情あふれる美しくも悲しい、ルネ・クレマン監督の静寂な反戦映画でもあります。私は”少女映画”というと、無邪気で無垢な可憐な少女ながら、苛酷な現実、運命の物語にも好きな作品が多い様です。戦争を知らない世代の私には、露骨な大仕掛けの反戦映画よりも、ずっと戦争の恐怖、戦争がもたらす狂気と悲劇から考えさせられるものが大きいのかもしれません。
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by claranomori | 2007-06-24 21:39 | 銀幕の少女たち・少女映画