あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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ジャン=ピエール・レオー:JEAN=PIERRE LEAUD

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ジャン=ピエール・レオーの『大人は判ってくれない』(1959年)は初主演にして、あの眼差しとモノクロームの美しい映像(アンリ・ドカエ)、見事なラストの海のシーン...と永遠の名作。フランソワ・トリュフォーは私自身、フランスの監督で一等好きだと思っている(ルイ・マルもエリック・ロメールもジャック・リヴェットもゴダールもドゥミもアニエス・ヴァルダもシャブロル、ドワイヨン...ルルーシュ!もいっぱい好きだけれど)。この映画のことやトリュフォーのことはまた映画ブログで綴る予定。シャルロット・ゲンズブール主演の『小さな泥棒』について以前に少し綴ったので、その男の子版(こちらがずっと先だけど、共にトリュフォーの原作)にも触れなければ!トリュフォーの長編デビュー作でもあり、当時14歳のレオーの”アントワーヌ・ドワネル”シリーズの第一弾。トリュフォーの1984年の早世は繊細なレオーにも大きく影響し精神のバランスを崩す。トリュフォーとゴダールの訣別の折もどちらの作品にも欠かせない存在だったためか、やはり精神的にバランスを崩した時期と言われている。でも、パゾリーニやベルトルッチ、ヴァルダにガレル、アキ・カウリスマキの作品出演など、現在63歳、俳優として50年近いキャリアでまだまだ健在なのは嬉しい限り。幼い頃から手に負えない坊やだったそうで、6歳から14歳の間に寄宿舎を12回も移っているという。困った面白い少年(両親や周りの人達は大変だっただろうけれど)♪

この映画が今もなお訴えかけてくるものは?・・・時代が変わっても同じ気がする。子供の気持ちや言葉にもっと大人は忍耐を持って耳を傾けることができれば...と思う。子供たちから学ぶことも沢山ある。私は子供たちが好きなので、特に楽しく接する機会があれば幸せ。そして、ドキリとさせられたり、美しい心から得るものがあり、汚染された大人の心が僅かながらも浄化されたような清々しい気分になる。まるで友人のような甥っ子たち(彼らのお友達とも)とは今も大の仲良し。成長してほしくないと思ったりもしたけれど、今も彼らはスクスクと成長中で、学校や社会に揉まれながらも笑顔を忘れてはいない。上の甥は洋画好きになっているので(かなり趣味が合うので嬉しい)この映画を観せてあげた。感動して泣いて電話をくれた。共感するものがあったのだろう!そんな度に愛しく思う私は幸せなのだ。トリュフォーは他の作品でも普遍的なテーマを描き続けた監督だと思うので、私達の生活、人生の中で共鳴する点が多くてとても大好き☆ジャン=ピエール・レオーはあまりお顔は変わっていなくて、相変わらずどこかユニークで個性的な素敵なお方なので今も好きな俳優さま。
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このお写真も1959年とあるので14歳頃のもの。フォーマルな装いの可愛いレオー少年。お父さんのようなトリュフォーが後ろに。そして、その横にはジャン・コクトーのお姿が!!コクトーの1960年作品『オルフェの遺言』にレオーは出演している。コクトーも彼の魅力が気に入ったのだろう♪
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by claranomori | 2007-05-13 07:45 | 銀幕の美少年・少年映画