あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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『エコール』 (ルシール・アザリロヴィック監督)

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2004年 ベルギー・フランス合作映画

監督:ルシール・アザリロヴィック
製作:パトリック・ソベルマン
原作:フランク・ヴェデキント 『ミネハハ』
脚本:ルシール・アザリロヴィック
撮影:ブノワ・デビエ
音楽:レオシュ・ヤナーチェク、セルゲイ・プロコヴュー、ピエトロ・ガリ、リチャード・クーケ

出演:ベランジェール・オーブルージュ、ゾエ・オークレール、リア・ブライダロリ、マリオン・コティヤール、エレーヌ・ドゥ・フジュロール


エコール/INNOCENCE

◆あらすじ◆
深い森の中、高い塀で外界と遮断された学校(エコール)。そこには6歳から12歳までの少女達と、年老いた使用人二人と教師二人。全て女性ばかりで、ダンスと生物を学んでいる”秘密の学校”。 毎年、棺で眠ったまま新しい生徒が運ばれてきて、最年長者は去っていく。髪には学年を区別する七色のおリボン。制服は清楚な白。純粋無垢なままどこからか運ばれてきて、またどこかへ行くのか。それは謎のまま・・・。

★やっと関西上映となり、でも期間が短そうなのでドキドキしながら観てきた。劇場で観る映画の内容はあまり予備知識無しが好き。なので、少しのシーンの映像とキャッチコピーなどを知っていただけ。でも、それだけで充分過ぎるものだと直感していた。そして、声を出しそうに(出したかも?)なる位感激だった。冒頭からもう”きゃぁ~♪(ニヤニヤ)”していたのを知っている。お隣には知らない落ち着いた感じの大人の女性が静かに鑑賞されていた。なので、少し気を遣いながらも心の中は幸福感に満ち溢れていくのだった。ラストは極まったのか、綻ぶ自分の顔、溢れだしそうな涙。これが私の好きな世界の一つであるのだろう...と今思う。昨日「音楽と映画の宝石箱」に勢いでメモ書きしておいた。支離滅裂ながらその時の気持ちを綴っておこうと思ったので。私は少年映画もとても好き。少年も少女も束の間の時。なので儚く美しい。子供の脚(足)って個人差はあれど、その時だけのもの。少女漫画の世界だと特にそれらの繊細な描写がされていると思う。『エコール』も、この謎の学校の一年間を少女たちを中心に幻想的に繊細で優しい眼差しで描いている。

b0106921_20321765.jpgフランスのロリータ映画巨匠となるであろう、この最強のカップル(ルシール・アザリロヴィック監督とギャスパー・ノエ監督)の作品は日本公開ものは必ず観ていると気づく。世代的にも近いので親近感を覚えるのだろうか。でも、女性なのでルシール・アザリロヴィック監督のファンタジックな感性の方がより好きだけれど。先に東京で観た映画友達は酷評だった。彼女の意見を聞くのもとても好き。私が手放しに喜んでいるものをグサリと突き刺すのだ。嘗てはショボンとしたものだけれど、今は彼女の意見は新鮮で面白い。そして、何故?私は大好きで彼女は気分が悪くなるのか?と考える。すると、またそこから色々と考えることが出来る。広がり深まる。少年も少女もある時がくれば体や声が変わってしまう。そして、大人になる準備を体と頭でしながら外の世界で葛藤しながらも生きていく。でも、私は心が追いつかない、拒絶する気持ちが強かった(これはかなり意識的にしていた。絶対に嫌!と)。今も自分では不安定・・・なので、こうして綴っているのだろう。兎に角、素晴らしい作品が観れたこと。それだけで幸せ。蘊蓄より心が喜んでいる、この気分が幸福で仕方がない。DVD発売が待ち遠しい★
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*上はブランコから落ちて倒れた少女ビアンカちゃん。ルシール・アザリロヴィック監督のお得意のショット☆ビアンカちゃんの長く美しい脚♪
*下は1つ学年が上がり赤リボンからオレンジ色になり、新入生イリスちゃんに意地悪するセルマちゃん。役柄は別としてとても可愛い~♪
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by claranomori | 2006-12-08 20:15 | 銀幕の少女たち・少女映画