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あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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『悲しみよこんにちは』の少女セシル 著:フランソワーズ・サガン

b0106921_5115199.jpg悲しみよ 
さようなら
悲しみよ
こんにちは
・・・・・・・
欲情をそそる
肉体同士の愛
愛のつよさ
からだのない怪物のように
誘惑がわきあがる
希望に裏切られた顔
悲しみ 美しい顔よ


朝吹登水子:訳 新潮社「悲しみよこんにちは」


「初めから私は大人だったのだろうか。それとも、いまだに子供のままなのだろうか・・・・・大人の年齢になった今でも。」と、サガンは当時を回顧して語ったという。

18歳でこの小説を出版。プルーストの小説から取られたペンネームを持つ天才少女作家誕生。そして、次々と作品は売れ映画化されたものも多い。小説を彷彿させるかのような20歳年上のギ・シェレールとの結婚。サガン22歳。(その後、再婚している。)急速な人生は時にチクチクと刺されるかの様に危険な空気が漂う。サガンはアルコールや音楽を愛したけれど、人生の途中からルーレット(ギャンブル)をも愛した。加速される、歯車が狂い始める。彼女のお顔が人生を物語る。実年齢よりずっと年老いたあの様相は!?と思うけれど、凡人ではないお方ならではの生き様をかっこよく思う。その進み過ぎる老化は、神経衰弱や睡眠薬などの影響も大きかった様だ。小説の中のセシル、サガン、セバーグ...運命の出会い。
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by claranomori | 2006-07-12 01:10 | 本の中の少女たち・少年たち