あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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私的少女音楽 ★ フランソワーズ・アルディ:FRANCOISE HARDY / 私は知らない:LA QUESTION (1971年)

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 大好きなフランソワーズ・アルディの『私の詩集』より。下の映像にはピエロがふたり。私はお人形が好きですが、棺に入る折に一緒に居てほしい子は一人だけと決めている、今のところ。その子とはもう20年以上一緒に暮らしている。ちょっと大きいけれど成長しないで少女のまま。いつも静かに私に話しかける。音にならない声。私は愛おしくて声を出して話しかける。時に「ありがとう」と抱きしめる。凄く悲しい時、不安な時、怖い時...私の危機を幾度もその小さな少女は助けてくれた。幼い頃からお人形で遊ぶことが大好きだった私は、自分の心の中の言葉をお人形に託してお話してもらっていた気がする。あまり仲間外れはしなかったけれど、格別お気に入りのお人形には特別のお部屋を作ったりしたものです。

 この「私は知らない」は以前綴った「私の騎士」と同様に作曲はトゥーカ。でもこちらはアルディの作詞。やはり詩はアルディご本人のものの方がより好き。邦題は「私は知らない」で「Je ne sais pas」と始まり曲中幾度か出てくる。原題は「La question」。アルディの世界が好きなのは私の感情がすんなり入ってゆけるから。気負いなどなく。そして、問いかける、自分自身に。私が私に「なぜ?」と問う。答えが見つからないままのことばかり。それでも私は「なぜ?」と疑問をずっと抱えて生きている。それは性分だろう。子供の頃から両親に「どうして~」と尋ねてばかりいた。私の親友のような甥が似てしまったのか、小さな頃から私に「どうして~なの?」と質問攻めに合う事もしばしば。とても答えるのに躊躇したり考えたり、新鮮な感動を得たものです。

 自分の心を探ることで見えるものもある。永遠に分からないものもあるだろう。それでも「なぜ?」と問い続ける気がするのです。なぜ生きているのか?と問うと、大事なものが浮かんでくる。その時々で想いも違うけれど。このアルディの「私は知らない」の中に「あなた」も沢山出てきます。あなたと書いたのですが「tu」なので親しい間柄の人。その「あなた」の中にもう一人のアルディがいるようにも思えたりします。レコード世代なのでCDよりレコードの方が多いのですが、私のレコード棚で一等多いのはフランソワーズ・アルディなのです、ボウイではなく。「好き」の感情にも色々あるけれど、歌声がメロディーと共に、そして歌詞を想い、そこから私自身への問いへと繋がる。そんな音楽は私にとってはフランソワーズ・アルディが最高峰のようなのです。

フランソワーズ・アルディ / 私は知らない
FRANCOISE HARDY / LA QUESTION
作詞:フランソワーズ・アルディ 作曲:トゥーカ 1971年

私は知らない
あなたがどんなひとなのか
私は知らない
あなたの希望が何なのか
私はいつでもあなたを
知りたがり
あなたの無口が また
私の沈黙をおびやかす

私にはわからない
なぜここにとどまるのか
この海で 
私は溺れかけているのに
私にはわからない
なぜここにとどまるのか
この風で 
私は息がつまりそうなのに

あなたは血
私の傷口の
あなたは火
私のやけどの
あなたは問い
答えの無い
叫びは声にならず
私は沈黙する




★此処、「クララの森・少女愛惜」は私の心の支柱のような、そんな事をつらつらと綴っています。音楽のことは、大好きな映画や文学、絵画について想いを綴る折よりも、何か抑圧のようなものを感じたりして躊躇しがちでした。別に音楽ブログ的に開設したり。でも、もうずっと大好きな音楽の核なるものは変わらない。自分のブログなのだから、自分の言葉で拙くてもその時の想いを綴れば良いかな...と。なので、此方でも、音楽のこと、大好きな曲のこと、もう長くずっと好きであり続けているアーティストのことなどを、これからは気楽にその時々の想いを記しておこうと想います。不規則な更新ですのに、更新を待ってくださる方が居て下さる事に感謝しています。お気軽にコメントなどください。また、知らないことだらけなので、色々と情報交換させて頂きたいです。皆様、いつもありがとうございます!
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by claranomori | 2013-10-29 10:12 | 私的少女音楽★愛しき歌姫