『輪舞』 マックス・オフュルス監督版 と ロジェ・ヴァディム監督版 原作:アルトゥル・シュニッツラー
2012年 03月 17日
タイトルの『輪舞』あるいは『ラ・ロンド』のように恋愛劇を対話風に描き、最初の娼婦と兵隊から最後の士官と娼婦と連鎖しながら10人の男女が結局は一回りするというもの。マックス・オフュルス監督版ではお話を繋ぐ狂言回し役をアントン・ウォルブルックが演じておりますが、ロジェ・ヴァディム版にはこの役はありません。その点でもやはり狂言回し役の存在するマックス・オフュルス版の方が好きだと想えます。アルトゥル・シュニッツラーのこの戯曲は当時公演中止になっています。不道徳だということだったのでしょう。時代が移り変わり男女の恋愛模様も随分様変わり。シュニッツラーも戯曲中でやや皮肉を込めながらも軽妙にお話を進めてゆくようです。どうです、このダニエル・ダリューのお美しさ☆
狂言回し:アントン・ウォルブルック
娼婦:シモーヌ・シニョレ
兵隊:セルジュ・レジアニ
小間使い:シモーヌ・シモン
若主人:ダニエル・ジェラン
人妻:ダニエル・ダリュー
夫:フェルナン・グラヴェ
売り子:オデット・ジョアイユー
詩人:ジャン=ルイ・バロー
女優:イザ・ミランダ
士官:ジェラール・フィリップ
1950年・フランス映画
監督:マックス・オフュルス
原作:アルトゥール・シュニッツラー 『輪舞』
脚本:マックス・オフュルス、ジャック・ナタンソン
撮影:クリスチャン・マトラ 音楽:オスカー・ストラウス
出演:ダニエラ・ジェラン、シモーヌ・シニョレ、ダニエル・ダリュー、アントン・ウォルブルック、セルジュ・レジアニ、ジャン=ルイ・バロー、イザ・ミランダ、ジェラール・フィリップ、シモーヌ・シモン、オデット・ジョワイユ
娼婦:マリー・デュボワ
兵隊:クロード・ジロー
小間使い:アンナ・カリーナ
若主人:ジャン=クロード・ブリアリ
人妻:ジェーン・フォンダ
夫:モーリス・ロネ
売り子:カトリーヌ・スパーク
詩人:ベルナール・ノエル
女優:フランシーヌ・ベルジュ
士官:ジャン・ソレル
1964年・フランス映画
監督:ロジェ・ヴァディム
原作:アルトゥール・シュニッツラー 『輪舞』
脚本:ジャン・アヌイ
撮影:アンリ・ドカエ 音楽:ミシェル・マーニュ
出演:マリー・デュボワ、ジェーン・フォンダ、ジャン=クロード・ブリアリ、アンナ・カリーナ、モーリス・ロネ、クロード・ジロー、カトリーヌ・スパーク、ベルナール・ノエル、フランシーヌ・ベルジェ、ジャン・ソレル、ヴァレリー・ラグランジェ、マリナ・ヴラディ
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