あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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『墓場の少女』 或いは 『墓場の孤児』 (1824年) 画:ウージェーヌ・ドラクロワ:EUGENE DELACROIX

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★ウージェーヌ・ドラクロワ(Eugene Delacroix:1798年4月26日~1863年8月13日)はフランスのシャラントン・サン・モーリス生まれの19世紀フランス・ロマン派を代表する画家。この『墓場の少女』或いは『墓場の孤児』と題された作品は1824年のもの。絵画鑑賞は10代からずっと好きな趣味のひとつなのですが、この絵はドラクロワの名画の中でもとりわけ印象強く今も脳裏に焼き付いている作品です。『墓場の孤児』として最初知りましたが『墓場の少女』という題の方が有名なのでしょうか。この少女の見つめる先に何があるのか。この強い視線。ドラクロワ自身も7歳の折に父親を、また16歳の折に母親を失っていること、この25歳頃のドラクロワは如何なる心境でこの少女を描いたのだろう。うら若き女性を墓場で見かけ、その寂しげな哀感をイメージして描かれたという。堅実な写実はドラクロワの基盤ながら、この少女の仰ぐ空への眼差しは寂しさを伴いながらも情念のような強さをも感じる。

われわれが描くべきものは事物それ自身ではなく、その事物のごときものである。
眼のためでなく心のために作り出すのである。

このようにドラクロワは語っている。優美な古典派も好きですが、やはり文学、政治、音楽、絵画という各表現の場でのロマン派たちの挑む姿、その心を感じることが好きなので、このドラクロワの言葉の意味は重要に想えます。


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by claranomori | 2012-03-06 11:49 | 絵画の中の少女・女性