あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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『赤と青のブルース』 監督:マルセル・ムーシー 主演:マリー・ラフォレ & ジャック・イジュラン 1960年

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★想い出の映画は数多いので、更新頻度を上げてゆかなければ...と思いつつも、まったりペースで、今日はマルセル・ムーシー監督の『赤と青のブルース』という1960年の映画を。この映画を初めて観たのは偶然テレビ放送でのこと。私もこの映画の主人公たちと同じ位の歳の頃だったので随分年月が経ちました。10代後半から20代前半頃の私は、このような生まれる前の古い映画のリバイバル上映を新作よりも優先して映画館に観に行っていました。この『赤と青のブルース』は、母が好んで観ていた映画番組での放送で、一緒に何となく。すると、あの『太陽がいっぱい』のマルジュではないですか!!ところが、観ているうちに、“あれ?この人は・・・”となり、ジャック・イジュランであると分かり、もうたいそう感動してしまったものです。映画のお話はほとんど覚えていなくて、兎に角、マリー・ラフォレとジャック・イジュランの動く若いお姿ばかり追っていたという状態。イジュランは先に音楽で知り、高校生の頃から好きで聴いていたのですが、その時は映画出演もされているなどとはまだ知らない頃の事。また、マリー・ラフォレの作品は映画は『太陽がいっぱい』しか知らない頃で、レコードもベスト盤を持っている程度でした。マリー・ラフォレは60年代から70年代頃は次第に女優業よりも音楽活動に重点を置いていたので、アルバムやヒット曲もこの時期には多数あります。歳月が流れ私のレコード棚のジャック・イジュラン、マリー・ラフォレ共にかなり増えました。なので、またそれらの素敵な音楽作品のこと等もと想っています。

『太陽がいっぱい』で映画デビューのマリー・ラフォレの第二作目となるもので、あのマルジュよりも髪型はショートで劇中、タイトル曲の『赤と青のブルース』と『タンブルウィード』の2曲を歌っています。イジュランとの『赤と青のブルース』を歌う姿がやはり強烈に焼きついています。原題は『サン・トロペ・ブルース』で、イジュラン扮するジャン・ポールが経営することになるクラブの店名でもあります。マリー・ラフォレを観る映画とも云えるコミカルな青春ロマンス作品ですが、イジュランの身のこなしはやはりただ者ではないと再確認できます。音感、リズム感の良さが動きによく表れています。けれど、ジャック・イジュランとしてスターになるのは1980年代に入るまで待たねばならなかったのですが。

劇中、ちょこっとクロード・シャブロル監督が登場されます。ヌーヴェル・ヴァーグ繋がりの友情出演という感じでしょうか。この『赤と青のブルース』の監督であるマルセル・ムーシーは、フランソワ・トリュフォー監督の1959年名作『大人は判ってくれない』を共同脚本していたお方。ステファーヌ・オードランも出演されています。おそらくこの当時、クロード・シャブロル監督の奥様であったと想います。『タンブルウィード』の作詞はジャック・プレヴェールで、邦題は「風まかせ」という曲です。南仏で過ごす若者たちのヴァカンス、アンリ・クロラとアンドレ・オディールによる楽曲たちもこの時代の空気を伝えるジャズ・ナンバーで素敵です♪
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赤と青のブルース/SAINT-TROPEZ BLEUS
1960年・フランス映画
監督・脚本:マルセル・ムーシー
製作:ジュール・ボルコン
撮影:ピエール・ロム
音楽:アンリ・クロラ、アンドレ・オディール
主題歌:マリー・ラフォレ 『赤と青のブルース』
出演:マリー・ラフォレ、ジャック・イジュラン、ピエール・ミカエル、
ファウスト・トッツィ、モニーク・ジュス、
ステファーヌ・オードラン、クロード・シャブロル

【あらすじ】 両親も避暑に出かけてしまい一人パリのアパートに残って試験勉強をしているアンヌ・マリー(マリー・ラフォレ)のところに、ジャン・ポール(ジャック・イジュラン)がドライヴのさそいにやって来た。勉強にもぼつぼつ飽きていたアンヌ・マリーは喜んで南仏サン・トロペへのドライヴに出発する。避暑客でにぎわうサン・トロペでアンヌ・マリーはジャン・ポールの紹介で愉快なグループと親しくなった。若い彼等とアンヌ・マリーはダンスにヨットにと楽しい時を過すのだった。ある夜、ジャン・ポールの発案で屋外パーティがひらかれた。モダンジャズとアルコールの興奮に、若い男女は次々に海に飛び込んでいった。アンヌ・マリーの大胆なビキニ姿の写真が土地の新聞のスキャンダル・ページをかざったのはその翌朝のことである。グループの一員になっていたジャック(ピエール・ミシェル)という青年にひかれてデイトを楽しんでいたアンヌ・マリーは、両親からの長距離電話でそのことを知った。おどろいた彼女はパリに連れて帰ってもらおうとジャン・ポールの姿をさがす。やっと近所の洞穴に壁画の制作にうち込むジャン・ポールを見つけた彼女に、ジャン・ポールの言葉はつめたかった。ジャックへの嫉妬が彼をそうさせたのだ。壁画の女はまがうことなきアンヌ・マリーであった。あきらめたアンヌ・マリーはパリまでの車を仲間に頼む。美しいアンヌ・マリーの頼みは二つ返事だ。だが彼女の心は晴れなかった。その時かけつけたジャン・ポールの唇から彼女に対する愛の言葉がささやかれた。今はジャン・ポールを愛していると知ったアンヌ・マリーは彼の胸にとび込んだのだった。 (参照:goo映画より)
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by Claranomori | 2011-12-28 11:07 | キネマの夢・シネマ万華鏡