あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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オトゥール・ドゥ・リュシー(AUTOUR DE LUCIE)★ヴァレリー・ルリヨのボーカルが可憐なフレンチネオアコ

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★この曲は、オトゥール・ドゥ・リュシー(AUTOUR DE LUCIE)のデビュー・アルバム『美しき逃亡(L'ECHAPPEE BELLE)』の1曲目『完全な和音(L'ACCORD PARFAIT)』。ヴァレリー・ルリヨ、オリヴィエ・デュラン、ファブリス・ドュモンの3人による良質メロディーとしっかりとしたソングライティング。そして可憐なヴォーカル&アコースティック・ギターを担当するヴァレリー・ルリヨのさり気ないウィスパー・ヴォイスと翳り。ヴァレリー嬢のフェイヴァリット・アーティストにトレイシー・ソーン、スザンヌ・ヴェガ、ホープ・サンドヴァルを挙げ、唯一フランスのアーティストはフランソワーズ・アルディだと書かれていた。私も大好きなお方ばかり!またギタリストのオリヴィエはペイル・ファウンテンズ、スミス、フェルトという英国アコースティック・バンドを挙げていた。そんな薀蓄は後に知ったのだけれど、このアルバム(作品)にはとっても強い想い入れがある。

1994年。当店のオープンした年で、最初は中古盤のみだったけれど新作も入荷し始めた。実は、このアルバムがCDでは初めての複数枚数を仕入れたものだったのである。周りには大型店もあるし、他のお店もあるなかで、やはり「好きな作品を一枚でも多くお好きなお方に届けたい」というような気持ちがあった。その為には、どうしても自分で「大好きだ!」と想えるものでないといけない。フランス盤(この頃はインディーズ時代)でまだ雑誌等に掲載される前に聴けることは唯一の特権のようなものかな。このオトゥール・ドゥ・リュシーは新人バンドで情報も無かったのだけれど、オーダーリストの中に、「Produit par Michael Head」とだけ小さく載っていた。あのペイル・ファウンテンズやシャックのマイケル・ヘッドがフランスのバンドのプロデュース!!と、もうそれだけで早く届かないかなって待ちわびていた。急な階段を上がって来てくださるお客様の目に付き易いようにと、入り口のすぐの処に5枚程だったのだけれど「大すいせん盤!」と手描きの見苦しいコメントと一緒に置いていた。その一枚を買ってくださったお方は今も当店のお客様で居てくださっている。16年近く前のことながら、あの時の感動はこのアルバムを聴く度に蘇る。あの場所、あの雰囲気、そしてあの刻の私...何故か涙が溢れるな。

オトゥール・ドゥ・リュシー(AUTOUR DE LUCIE)は次第にアブストラクトなサウンドへと移行してゆくのだけれど、それらも心地良い。ヴァレリー・ルリヨのヴォーカルさえあれば私はずっと聴き続けてゆくのだろう。この曲ではないけれど、アルバム中の『ISLAND(アイランド)』という曲の作曲とプロデュース、さらにギターでマイケル・ヘッド&ジョン・ヘッド兄弟で参加されている。この新しいバンドが尊敬しているマイケル・ヘッドであるのだけれど、好感が持てるのは自分を出し過ぎないでいてマイケル・ヘッドの存在感は充分に漂っているという辺りに、なんというのかグッと来るのである。私はどうもそんなタイプの人間が好きらしい♪


★アルバムの中でも一際ポップな曲です(動画ではございません)♪


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by claranomori | 2010-02-27 11:56 | 私的少女音楽★愛しき歌姫