あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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ジョゼ・ジョヴァンニ:JOSE GIOVANNI★「男」について語る

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2001年の映画『父よ』が遺作となってしまったジョゼ・ジョヴァンニが90年代に語っていた語録より。監督のこの男の美学は残された作品たちの中で、最後まで貫かれている。

「男」とは、なによりも先ず”自らの旗印のために戦いぬく”者です。たとえ戦う相手が数において勝っていようとも、富において圧する力をもっていようとも、彼は戦いぬき、そして、戦いぬく限り、誰も彼を坐くことはできない。彼を殺すことはできても、滅ぼすことはできない。女が彼を捨てても「男」は存在し続ける。鎖につながれても、奴隷にはならない。それが「男」です。「男」とはそれ自身でひとつの独立した存在でなければならないのです。
by ジョゼ・ジョヴァンニ

私はこの様なお言葉に胸を打たれる。カッコイイ!と。

でも、優男や女々しいと云われそうな弱い男性の映画も心打たれるものはある。悪女も根性悪の悪女は素敵ではない。美少女だって外見だけでは飽きてしまう...でも、それぞれ人間。私は女性なので「男」という美学やロマンをイメージでしか得ることができないのだけれど、無性の頃の少年と同様に人生の悲喜交々を皺に刻み、白髪に色の変わってしまった髪、哀愁のようなものをさり気なく感じさせるような年齢以降の男性や老人の姿も好き。多分に私は人間好きなのだと想う。

★ジョゼ・ジョヴァンニ(Jose Giovanni:1923年6月22日~2004年4月24日)は、フランスのコルシカ島出身の作家であり映画監督(脚本や出演も)。第二次世界大戦中にはフランスのレジスタンス運動に参加、戦後にはギャングに加わり投獄。出所後は小説、脚本、映画監督などとして晩年まで活躍された。日本映画『海へ See You』の原案者でもあり、主演の高倉健とも親交があったという。

●主な作品●
小説
穴(1958年)
おとしまえをつけろ(1958年)
映画『ギャング』(1966年)『マルセイユの決着(おとしまえ)』(2007年)の原作。
墓場なき野郎ども(1958年)
ひとり狼(1958年)
映画『勝負(かた)をつけろ』(1961年)『ラ・スクムーン』(1972年)の原作。
気ちがいピエロ(1959年)
生き残った者の掟(1960年)
オー!(1964年)
ル・ジタン 犯罪者たち(1975年)

監督
生き残った者の掟(1966年)
ベラクルスの男(1967年)
最後のアドレス(1969年)
ラ・スクムーン(1972年)
暗黒街のふたり(1973年)
ル・ジタン(1975年)
ブーメランのように(1976年)
掘った奪った逃げた(1979年)
冒険野郎(1983年)
狼たちの報酬(1986年)
父よ(2001年)
マルセイユの決着(おとしまえ)(2007年)

原作・脚本
札束(ゼニ)がすべて(1959年)
墓場なき野郎ども (1960年)
皆殺しのシンフォニー (1963年) 
黄金に賭ける男 (1966年)
ギャング(1966年)
冒険者たち(1967年)
シシリアン(1969年)
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『冒険者たち』のアラン・ドロンとジョアンナ・シムカスとリノ・ヴァンチュラ♪

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by claranomori | 2007-01-18 19:56 | キネマの夢・シネマ万華鏡