あまりにも私的な少女幻想、あるいは束の間の光の雫。少女少年・映画・音楽・文学・絵画・神話・妖精たちとの美しきロマンの旅路♪


by chouchou
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ジャン・ロシュフォールが語る、ジョニー・アリデイとの『列車に乗った男』での共演について。

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★先ず、私はパトリス・ルコント監督作品がとても好きなので、かなり贔屓目いっぱいでいつも新作を楽しく鑑賞している。そして、ルコント作品(今のところ6作品に出演)に欠かせないお方、ジャン・ロシュフォール!年老いてゆくことは年輪を刻むことだと思っているので、このようなお方の存在は正しく美しいと思えてならない。とても自然。私も年を重ねる中、このジャン・ロシュフォールという不思議な魅力に溢れた名優さまが好きになってゆく。この作品ではなんと!ジョニー・アリデイと共演♪もう観る前から渋いに決まっていると。このアリデイ、実は結構映画にも出ておられ、刑事役とか好きだったりする。アリデイは今の日本だとお若い方には(こういう言い方をするお年になった自分にドキリとする)ピンと来ないお名前かも?ところが、フランスではずっと、ずっと大スター!であり続けている。カリスマ的な存在のお方。フランスの音楽もとても好きなのでアリデイも聴くのだけれど、初期の作品よりも90年代以降の方が好きな曲が多い。それも地味なバラード調の曲たちにグッとくる。ジャン・ロシュフォールとジョニー・アリデイの初共演。それだけで泣けてくるような気分は何だろう...。お二人の年齢差は一回り以上。共に枯れた渋い男の芳香を醸し出していて素敵。白髪が素敵だと思えるような方々っていいなぁ...。

これまで、彼とは一度か二度、握手をしたことがあるだけです。ジョニーは彼の歌を通して、私達の時代を見事に物語っています。彼と一緒に仕事をして、あることに気づきました。ショウビジネスの裏側にあるものは、隠された絶望、脆さ、儚さ、驚くまでの偽りのなさです。そういう意味では、ジョニーは完璧に彼自身でした。他の何者でもありません。
by ジャン・ロシュフォール

俯く姿の悲哀さに美しさを感じさせるジョニー・アリデイ。60年代のロック仲間でもあったジャック・デュトロンも役者として多数の映画に出演されている。私はデュトロンの音楽の方をアリディよりも多く聴いてきたのだけれど、このジャン・ロシュフォールのお言葉を知り、よりアリデイに興味を持つようになれたこと。このルコント作品が私に棚で眠っているレコードたちを思い出させて下さったようにも思う。こうして、私は映画と音楽の絆の深さを痛感出来、幸せに思う☆

列車に乗った男:L' HOMME DU TRAIN
2002年・フランス映画
監督:パトリス・ルコント 製作:フィリップ・カルカソンヌ 脚本:クロード・クロッツ 撮影:ジャン=マリー・ドルージュ 音楽:パスカル・エステーヴ
出演:ジャン・ロシュフォール、ジョニー・アリデイ、ジャン=フランソワ・ステヴナン、チャーリー・ネルソン、パスカル・パルマンティエ、イザベル・プティ=ジャック、エディット・スコブ

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by claranomori | 2007-03-10 20:30 | キネマの夢・シネマ万華鏡